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『僕とオトウト』鑑賞レビュー@京都みなみ会館

こんにちは!映画チア部京都支部のむらたです🐈

すっかり日も落ちるのが早くなって、寒くなってきましたね〜!私は冬が好きなので嬉しいです☺︎

11月10日(水)に京都みなみ会館で上映している、髙木佑透監督『僕とオトウト』を鑑賞してきました〜!

この作品は神戸・元町映画館を拠点とする映像制作集団「元町プロダクション」で制作され、京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻の修士課程で発達心理学と障害学を学ぶ髙木監督が重度の知的障害をもつ弟・壮真にカメラを向けたドキュメンタリー映画です。

弟の行動を監督やお母さんが撮った映像と、監督自身がカメラに向かって語る映像によって映画は構成されていきます。通常、物語映画では登場人物がカメラ目線で語ることは滅多に見られないので、こちらを見つめる監督のまなざしと心情の告白にドキッとしたと同時に、監督の勇気を受け取りました。

家族といっても自分とは違う人間であって、離れている時間ももちろんあるし完全に理解し合うことは難しいのかもしれない。でもそこで諦めてしまうのではなく、一つひとつを理解しようと会話をし、行動を見つめる姿に人間と人間が寄り添うことの大切さを感じました。

私にとってこの家族は当事者でも近い存在でもないのに、クスッと笑えたり、どうしたらいいだろうと一緒に考えたり、愛おくなったりする。この映画の中では終わりがあるけれど、この家族の人生と生活はこれからもずっと続いていく。私たちはこれからも関わることはないかもしれないけれど、映画を通して出会えたことで、この家族が1秒でも笑顔でいられる時間が続くことを願う気持ちが生まれる。
とても不思議なことだけれど、こんな瞬間があるからこそ私は映画を観るのかもしれないなあ、と思うことがあります。とても素直な映画でした。

とにかくよく食べる姿も印象的で、お昼の上映だったのでとてもお腹が空きました(笑)

今回私がこの作品を知ることになったのも、『僕とオトウト』上映委員会、副会長の荒木さんが学校に宣伝にこられたのがきっかけで、トークショーやSNSなどの宣伝活動をとても活発に活動されていますので、そちらもぜひご注目ください!⬇️⬇️

『僕とオトウト』公式ホームページ→https://boku-to-otouto.com

Twitter→@bokutootouto

私は普段あまりドキュメンタリー映画を鑑賞することがなかったのですが、この作品を知ることができて良かったです。ありがとうございました!

京都みなみ会館では明後日18日までの上映ですので、まだの方はぜひご覧ください!(10:20〜11:15の回)

そして、なんと嬉しいことに学生は800円で鑑賞できます!!上映時間も短いので授業前にでもぜひ♩

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