【ぴあフィルムフェスティバルin京都×映画チア部】 タイの大注目監督!「ナワポン・タムロンラタナリット監督特集」
皆さま、明けましておめでとうございます!
本年も映画チア部をどうぞよろしくお願いいたします!
さて、2022年がやってきたばかりですが、早速大きな映画イベントが開催されます!
毎年、チア部も関わらせていただいているインディペンデント映画の祭典「ぴあフィルムフェスティバル」が今年は京都で開催されます!!
4年ぶりとなる関西での開催、とっても嬉しいですね。
今回はどんな作品に出会えるのか楽しみです。
開催に向けて映画チア部のnoteでは、2回に分けて厳選した一部の作品を紹介していきます!
まずは、今回の目玉企画の一つである「ナワポン・タムロンラタナリット監督特集
~タイからの新しい風~」の作品たちから。
ナワポン・タムロンラタナリット監督は、大阪アジアン映画祭でグランプリを獲得した『ハッピー・オールド・イヤー』で知られる、今、大注目のタイの監督です。
今回、そんな監督の特集上映があります!
配信でも、劇場でも、もう観ることのできないであろう激レア作品ばかり!!
前置きが長くなりましたが、厳選した4作品をチア部員のレビューと合わせてご紹介していきます!
『36のシーン』
綺麗な風景を見るとすぐ携帯で撮影する行為が、虚しく感じました。
はっきりと思い出せない好きな人の顔は、写真として記録に残さなかったからか、大切な瞬間として記憶に残さなかったからか。
アナログとデジタル、過去と未来、変わりゆくものをどう受け止めるか考えさせられます。日常の一部ながらも、ノスタルジックな映像と心地よい音楽で最高のエモが誕生しています。
36のうち、私の好きなシーンは11「ベオさんの店のきのこカレーは美味」です。
(神戸本部・ほの)
『ダイ・トゥモロー』
過去ナワポン監督作品に出演してきた役者達による演技シーンと一般の人のインタビューシーンとが織り交ぜられたオムニバス形式の作品。
派手さも過度な演出もなく、ただ淡々と切り取られた何気ない日常の風景が美しいからこそ、唐突に差し込まれる黒い画面と文章、画面左上で増えていく数にショックを受ける。
死はいつも突然やってくる。
人間はいつ死ぬか分からない、明日死ぬかもしれないんだから、この当たり前のような奇跡の日々を、大切にしなければならない。
ありきたりかもしれないけれど、本当にそう思った。
(大阪支部・なつめ)
『ハッピーオールドフィルムズ1』
この三作は、ほんとうに正しいことって自分の中にあるように思えるけど、それは本当に正しいのかを考えさせられる作品でした。
誰かのことを思って行動をすることが正しいのか、自分のために行動するべきなのか。多分正解はないと思いますが、永遠に悩みそうです。
(神戸本部・かず)
『BNK48:Girls Don't Cry』
楽曲やライブ映像など、”アイドル”の姿を極力排し、メンバー個々にフォーカス。ナワポン監督はアイドルの過酷さと熱狂を背負わせるのではなく、カメラと対話を通して彼女達と向き合った。
彼女達も監督に応え、非常にざっくばらんに話してみせるのが印象的。
アイドル・運営・ファンによる共犯的な虚構性はもちろん、メンバー自身から発するドラマと監督の誠実さがより濃く浮かび上がる、他にないアイドルドキュメンタリー映画。
(大阪支部・タマ)
今回は、ナワポン監督特集のうち4作品を紹介しましたが、京都会場では、他にも『マリー・イズ・ハッピー』『あの店長』『フリーランス』など、まだまだ注目のナワポン監督作品がたくさん上映されます!
もう二度と観られないかもしれない激レアな作品ばかりですので、ぜひお気に入りの作品を見つけてくださいね!
なお、会場での当日券販売はないそうですので、ご注意ください。
事前にチケットぴあ、またはセブン-イレブンで、チケットをお買い求めください。
(上映日の開始時間まで購入可能)
第43回ぴあフィルムフェスティバル in 京都の公式HPはこちら↓