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監督から役者まで"マルチ女優"辻凪子さんって何者!?vol1

活弁映画大特集も終わりが近づいてきました…最後を飾るのは辻凪子さんです!

ついつい取材が盛り上がってしまい、3記事にわたってたっぷり辻凪子さんを特集していきます。

監督から女優までマルチにこなす辻凪子さん、今回のイベント「ジャムの月世界活弁旅行」では活動弁士もやられています。

↓現在予約受付中です。(11月14日15時50分~、元町映画館にて)         


さらに先日、私(ほの)と(まっぴぃ)で辻さんに取材をさせていただきました。学生時代から今に至るまで、根ほり葉ほり聞いてまいりました。

ちなみにその際頑張って撮影したカウントダウン動画が、元町映画館のtwitterに上がっているので、ぜひ笑っていただけると嬉しいです。正直穴があったら入りたい。

この記事では、取材も交えながら、幅広く活躍する辻凪子さんの魅力に迫っていきます。vol1では、学生時代Youtubeチャンネル辻凪子についてご紹介します!

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学生時代

大学在学中、『ゆれてますけど』『しあわせのオカメウンコ』という作品で監督・主演を務めています。

ほの:『ゆれてますけど』で、なぜ貧乏ゆすりを映像にしようと思ったんですか。

辻さん:2回生のゼミで作ったんですけど、当時の先生が青山真治さんと北小路さんという映画評論家の方で、そのゼミの課題が仕草で映画を作るでした。

何にしようか考えていたときに、ちょうど電車乗ってたら前にめちゃくちゃ貧乏ゆすりの激しいおっさんがいて、どんな貧乏ゆすりしてんねんみたいな。それで私は止めたくなったんですよ。それがきっかけで、貧乏ゆすりにしました。

ほの:周りの反応はどんな感じでしたか。

辻さん:企画が通って、監督をすることになったんですけど主演を自分でするとは思ってなくて。青山真治さんにやりやって言われて、初めて(主演を)やりました。学表ではめちゃくちゃ評判よかったですね。

その映画が、なんか知らんけどロンドンのクリスタルパレス映画祭に行ったんですよ。ロンドンで、300人くらい入る教会みたいなところで見てもらって、うわあああみたいな。字幕も英語でつけて、でも動きで話が進んでいくんで大爆笑でした。気持ちよかったですね。

その後にNHKで放送してもらえそうやったんですけど、その時地震が起きて、放送してもらえなかったです。不謹慎やって。お蔵入りになっちゃいました。

ほの:貧乏ゆすりで全部揺らしてますもんね。

辻さん:そうですね。ブラジルまで揺らしてもうた(笑)それが監督、主演をした始まりでしたね。

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Youtubeチャンネル劇場辻凪子

辻さんのYoutubeチャンネル劇場辻凪子をご存知でしょうか。辻さんのオリジナルキャラクターであるジャムのショートムービー『I AM JAM』や辻さんが1人で7役も演じた『すき焼きばあばのダンシングタイム』などがアップロードされています。地味に笑えます。

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ほの:劇場辻凪子の『すき焼きばあばのダンシングタイム』見て、まず何でこの時期にすき焼きって思ったんですけど…。

辻さん:コロナ中に大林宣彦監督の作品をずっと見てて。大林さんすき焼きめっちゃ出してくるでしょ。

『青春デンデケデケデケ』は理科室で男の子がすき焼きを食べてるし、結構すき焼きを食事に出してくるんですよ。大林さんが好きで、キネマの玉手箱がすごすぎてほんまに圧巻やった。それをイメージして、すき焼きを選びました。リスペクト。

ほの:タンスの中にいるのも辻さんですよね。

辻さん:そうです。あれも『さびしんぼう』のオマージュです。



学生時代、Youtubeチャンネル辻凪子について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?        

「ジャムの月世界活弁旅行」現在予約受付中です。(11月14日15時50分~、元町映画館にて)  ぜひお越しください!                   


さらに『I AM JAMピザの惑星危機一髪』のクラウドファンディングも行っております。3000円から応援できますのでよろしくお願いします!


〜作品紹介〜

『ゆれてますけど』
辻凪子 監督/主演

<あらすじ>
大学生のゆり子とその家族は変わった習性を持っている。貧乏ゆすりのように足がずっと揺れているのだ。ある日、男子が授業中に揺れを止めようと、ゆり子の膝を押さえるのだが、その瞬間ゆり子はその男子に恋をしてしまう。ゆり子は男子にメモを渡し、公園のベンチで彼を待つのだが…(vimeo詳細ページより引用)


『しあわせのオカメウンコ』
辻凪子、村上由規乃 共同監督/主演

<あらすじ>
幼い頃からずっと一緒にいるキリコと点子とオカメインコ。ある日オカメインコが逃げ出してしまう。探し歩くふたりだが、ふたりは自分達にとってのしあわせを失っていく。それぞれの現実を生きている人々。誰かにとっての現実は誰かにとっての現実ではない。私にとっての宝物は誰かにとっての塵。道端のケーキは溶けていく。当たり前に形を変えていく現実。ひとつひとつの一見脈略のないバラバラな現実たちが持っているひとつのこと。(vimeo詳細ページより引用)


<Youtubeチャンネル辻凪子>

『すき焼きばあばのダンシングタイム』
辻凪子 監督/主演


執筆協力:まっぴぃ(映画チア部神戸本部)

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