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映画『君がいる、いた、そんな時。』、迫田公介監督ロングインタビュー!
こんにちは。映画チア部大阪支部の(ちぴろ)です!今回は2020年初夏に劇場公開が始まり、1年間経ってもなお上映館が増え続け全国32館で公開、そして勢いは止まることなく、2022年3月18日~22日に開催される「28thキネコ国際映画祭」と、3月25日~31日に開催される「第35回 高崎映画祭」でも上映が決まっている映画『君がいる、いた、そんな時。』の迫田公介監督にインタビューしました。
見た人に寄り添ってくれるようなとても優しい映画で、3人のことを思い出すと今でも胸が熱くなります。3月にある東京と群馬の映画祭に足を運べる方が羨ましい!多くの人に知ってもらいたい作品です!
監督自ら全国各地の劇場に足を運び、様々な宣伝活動をして広がった映画についての思いや、人との出会いについてなどたくさんの話をお伺いしました。(聞き手: ちぴろ)
チア部:宝塚シネ・ピピアやシネ・ヌーヴォでの上映も満席が続いていますよね。
監督:おかげさまで。大阪は二度目の公開です。2020年7月にテアトル梅田さんで公開して、1年ぶりにシネ・ヌーヴォさんで2度目の公開をしました。
2020年7月は緊急事態宣言があけたばかりで、この映画は東京封切りが2020年6月でした。4月と5月に初めての緊急事態宣言が出た後だったのでメディアにあまり取り上げてもらえなくて。知らない映画って見てもらえないじゃないですか。だから東京はかなり厳しいスタートを切りました。その流れでテアトル梅田さんでも公開したのですが、テアトル梅田さんの緊急事態宣言があけて映画館が再開して初めての満席がこの映画だったんです。
でも、その何日か後に梅田でクラスターがでたみたいで2週目はお客さんが少なくなっちゃいました。
すいません。なんか舞台挨拶っぽくなっちゃいました。
チア部:いえ、そうだったんですね!
監督:ちょっと5分だけ。2020年6月に公開した時点でそんな形だったので、なんで僕の映画だけがそんな風に、たくさん頑張ってきたのにって絶望に陥ってたんですけど、地方公開をやっていき、おかげさまで全国32館まで拡大して公開することができました。1つの映画館はその地方へは逆に行かない方がいいだろうということで行かなかったのですが、それ以外の映画館には舞台挨拶だけではなく、前乗りをして僕がチラシを配ったり、ポスターを貼らせてくださいとお店を回ったりしました。そうすると、色んな方に出会いました。劇場さんもそうですけど、皆苦しんでて。皆しんどい思いをしているんです。なんで僕だけがって思ってたのが、皆しんどいんだなって思っていくわけです。で、この映画ってご覧いただけましたか。
チア部:はい!もちろんです。
監督:この映画って明るそうに見える人も、皆何かしら苦しさやしんどさを抱えていて、それを知っていくことによって人のために頑張ろうって思ったときに自分が強くなれたっていう話で。そんな映画を撮ったくせに、初めて公開した時になんで自分だけが、この映画だけがって絶望に陥ってたのが、地方に行って皆しんどいんだって知って、じゃあ僕に何ができるんだろうって考えたときに、映画館さんと一緒に興行をやっていくってことだ!と思って。そして、一緒に頑張ってきました。だから1年経って、先週(2021年9月時点)宝塚のシネ・ピピアさんでも満席で。公開して一年経った映画が実は地方でたくさんお客さんが来てくださってるんですよ。それは何故かというと多分、劇場さんと一緒にしんどさを共有して映画を見てもらうために動いた結果だろうと思って。そしてお客さんも映画を見て、皆現実のままならなさを抱えながらひとりひとり暮らしていってるってことを感じてくださった。この映画で岸本、香山、祥子の3人が抱える悩みって何も解決しないまま終わるんですよ。それでも生きていこうっていう話がなんか今の状況とリンクしたっていう話をたくさんのお客さんからしていただいた。
コロナ禍の中で公開をして1年経って未だに満席が続いているっていうのは、こうした映画と現実の繋がりなのかなあと思います。
でも、やっぱり特に地方があまりイベントができないので、すごく気持ちが沈んじゃっているんですよね。僕は今広島に住んでいて舞台挨拶とかなんとか行ける状態なんで、僕が舞台挨拶に行くと久々のイベント、舞台挨拶ということですごくその地方が盛り上がるんです。それが、この映画の役目になっているような気がしています。僕がこの映画で、このやり方で地方を明るくしようとかそんな大それたことは思っていないし、コロナも怖いんですが、「この映画を見せていく」という僕の人生の中の大切なことがようやくできていると感じています。この映画はいつ見ていただいてもいいと思ったのですが、今、皆充分頑張っているよ、しんどいけど僕たち頑張って生きてそれだけで偉いよっていうことが詰まっているこの映画を必要としている人が多いなら、できるだけ多くの人に知っていただきたいと思って今回映画チア部さんにも急遽取材をお願いしたんです。とにかく多くの人に知ってもらいたくって。
チア部:ありがとうございます。数日前から前乗りをしてチラシを配ったり舞台挨拶をしたりというのはコロナが流行る前から考えていたのですか。
監督:2020年6月公開で、すでにコロナが流行っていたので最初から前乗りはしていました。8月か9月に別府ブルバード劇場の人がツイッターで、コロナで最も倒産確率が高い街っていうのが発表されて悔しいっていうのを見て僕も悔しくなっちゃって、それでなんとかできないかなと思って、前乗りはしてたんですけど、かなり前の日から前乗りするようになりました(笑)。そこから、土曜日初日だったらその週の月曜日か火曜日にはその地方に入ってます。大阪も明日舞台挨拶が終わったら帰るんですけど、1泊したら次、福井に行きます。その次は石川。福井と石川は近いので家に帰らずそのまま行きます。山形の次に北海道へ行った際も家に帰らずそのまま行きっぱなし。だから、どの劇場も公開日を被らせないようにしていました。
チア部:必ず公開日に監督が劇場に行けるようにしているんですね。
監督:そうです。とにかくこの映画を多くの人に知ってもらいたいという思いがあります。ありがたいことに明日(2021年9月)のシネ・ヌーヴォでの上映も満席で地方での上映も満席が続いているんですけど、コロナの影響で全国的な知名度は全然なくて。だからいつも、お客さんが全く映画を知らない状態で始まって、僕が各地で宣伝して、お客さんが見てくれてというのが続いて1年上映できています。正直、この映画知らなかったですよね?
チア部:はい。シネ・ヌーヴォの支配人から聞いて知りました。
監督:こんな事あまりないらしいんですけど、劇場さんが他の劇場さんにこの映画を推薦してくれたりもするんですよ。宝塚のシネ・ピピアさんもシネ・ヌーヴォさんもそうやって他の劇場さんが推薦してくれて上映することができました。
チア部:この映画は呉でオールロケをしたそうですがその理由を教えてください。
監督:僕、呉出身なんですよ。僕は東京で映画学校に通っていたのですが、そのときに撮った短編映画が割と評価されました。そこで長編を撮ろうと思ったときに母校の小学校の校舎を思い出しました。校舎がちょっと変わっていたんです。放送室が出っ張っていて街中に放送が聞こえるような校舎で。それをモチーフにまず書いたのですが、撮影のときに周りに建物が建っちゃったので円形校舎にロケ地は変えました。その校舎をモチーフに書いたっていうのがまず一つの理由です。
それと、僕1回うつになってしまったのですが、短編映画を撮って次に長編を撮ろうと思って放送室モチーフに1回書いたんですけど、最初の期間うまくいかなかったんです。それでパニック障害起こしてうつ病になっちゃって。すこしうつ病が癒えたときに麻丘めぐみさんが出演している『父の愛人』という中編の自主映画を撮りました。それが劇場公開してデビューしちゃったんです。それで長編撮らないとなと思ったときに、あの時上手くいかなかった脚本を撮りたいっていう気持ちになりました。その脚本は舞台を呉にしていたので、じゃあ呉で撮ろうとなりました。ただ、ずっと呉が好きであれば、東京じゃなくてずっと呉に住んでたはずなのにっていうのがあるわけです。それでどうやって呉で撮影していくか模索していました。「大切な人がいる所、大切なことがある所がその人の居場所」と言われることがありますが、僕自身もそう思っていて、この映画を撮れるのであれば呉の人に協力してもらわないといけない、そうなっていく関係ができたときに呉のことを好きになれるのかなっていう自分なりの作ることと映画で描かれていることをドッキングするようになりました。呉に戻って、現在43歳なので周りは結婚しているし友達もほぼいない状況で、一から人と出会って資金集めをするのですが、それで良い映画が撮れるとすればその人たちと絆ができていくっていうコンセプトがあったんです。
よく広島や呉の良いところはという質問をされるのですが、それでいつも僕は大切な人がいるところって言います。だから僕はようやく、映画を通して呉が居場所になりました。そして今、色々な地方に行って宣伝をして、人と出会って、僕の居場所も増えていってます。
チア部:主人公・岸本役のマサマヨール忠さんと香山役の坂本いろはさんはオーディションで抜擢されたそうですが、演技未経験の方を演出する上で意識されたことはありますか。
監督:僕、お芝居できないので役者さんにお芝居をつけられなくて。だからいつも、「どうやる?」て聞くんです。特に主役の2人は、演技未経験なのでシーンカットごとに「君はどう思った?」ってことを聞いて本人たちが言葉にして説明できるまで待ちました。そういう風に本人たちが理解して演じていくことを大切にしていました。自分ならどうするかっていうのを自分で考えてそれに僕がオッケーをしていくやり方なので彼らはびっくりしていました。
このやり方は、彼らが本当に思ったことを行動に移していくのを撮っていくだけなので、理解してもらうことが重要でした。それがこの映画のお芝居の生っぽさにつながっていると思います。ぬるっと生ぬるい感じ。
この映画はフィクションの物語なんですけど、ドキュメンタリーの映画監督からすごく褒められるんです。生っぽさをだすための演出を意識していたので褒められてとても嬉しかったです。
チア部:私は特に主役2人の表情に心掴まれたのですが、その表情は監督の指示ではなく、2人自身からでてきたものだったのですね。
監督:そうですね。子どもだけじゃなくて、実は全員そうなんですよ。例えば祥子役の小島藤子さんには、この映画の祥子っていう人物の脚本では描かれていない背景を書いてきてって言って、僕はそれを見て「そうなんですね」って言ったんです。役者と監督がディスカッションして、これはこうじゃなくてというのではなく、彼女自身がその人物について決めて演じて僕がそれを撮っていくことになるので、とてもびっくりされていました。つまり、自分で決めちゃったから僕に芝居のことを聞けないんですよ。楽したいわけじゃないですけど。(笑)
どの映画も大変なんですけど、僕なりにこの映画を撮るのは時間がかかってすごく大変でした。そんな中、何がモチベーションになったかというと、最後3人どんな表情するんだろうっていうことでした。最後の3人のあの表情は、僕何にも演出してないんですよ。
チア部:えー!
監督:そんな表情するんだって思いながら撮ってました。僕は何にも演出していなくて3人からでてきたものです。この映画はすごく単純なストーリーなんですけど、実は色々仕掛けて、実験的な手法で撮りました。祥子がスーパーに行くシーンで、僕は祥子が自分は一体なにをしているのだろうって暗い表情になる気がしていたのですが、シーンを撮るときにその話をしたら、小島藤子が私はそれでも祥子は幸せな表情になると思いますって言ったんですよ。そのシーンで暗い表情をしてって言えばドラマ的になりますが、彼女はそれを超えてきました。その時にああ、映画が撮れたって思いました。僕の想像じゃなくなったんです。その時は本当に感動しました。
チア部:そうなんですね。
監督:香山役の坂本いろはがいるんですけど。
チア部:女の子が男の子役を演じているのですよね。
監督:それも、女の子に男の子役を演じさせようとは全く思っていなくて。だから、女の子が男の子役を演じましたっていうことを大きくは宣伝していないんです。別に隠してもないですけど。オーディションの時に男女で募集したらあの子が来て。すげえなって思ってすぐ決めました。僕いろんな事を気にして生きているんですけど、多様性ってあるじゃないですか。
チア部:はい。
監督:この映画ってすごく多様性だと思うんです。ハーフであることなんて関係ないぜということとか。坂本いろはは、女の子だけど男の子もできるなと思って選びました。それが自然な多様性なんじゃないかと思いました。
チア部:ラストシーンを再撮影したという記事を読んだのですが、その理由は何だったのですか。
監督:衣装を間違えちゃってたんですよ。でも逆にそれがとても良い結果になったんです。再撮影をしたのが半年後で期間が空いてしまいました。その間に、色々考えてやっぱり祥子の抱える悩みを完全に吹っ切ることはできないと思ったんです。だから、再撮影前の表情もよかったんですけど、悩みを抱えながらも生きていかなければいけないっていうそういう表情になるだろうなと考えが変わりました。でも、これを言うべきなのか迷って、それを言わずに撮ってみました。そしたら、勝手に芝居変えてたんですよ。再撮影の理由が芝居NGじゃなくて衣装NGなのでふつうは芝居を変えちゃいけないのに。しかも、それが僕が思ってた変えようだったんです。僕は何も言ってないのに。それがすごく嬉しかったのと同時に、再撮影前の表情をオッケーにしていた自分はまだまだだなあと思いました。それに、彼女のその変えた芝居を見て泣いちゃったんですよ。
チア部:私もそのシーンで泣きました。
監督:本当はそのシーンでは全くお客さんを泣かせようとは思っていなくて。クライマックスの放送が聞こえてくるシーンでもしかしたらお客さんが泣いてくれるかもしれないな、とは思っていたんですけど、この映画を見てくれた人たちってそのシーンでも泣いちゃうって言うんですよ。そのシーンもまさかのクライマックスになりました。この映画っていろんな奇跡が起こって面白いんですよね。
チア部:話を聞いていて鳥肌が立ちました。
監督:校長先生が大切な人なんだねって認めてあげるシーンも最後まで迷いました。主要人物3人だけが出会えばいいと思っていたんです。世界中が敵になってもいいと。でも、途中でそれはエゴなんじゃないかと迷い始めました。かっこよく作りたいっていうエゴなんじゃないかと思って。認めてくれる人もいるよなって気づいて最後の最後に校長先生が認めてくれるシーンをいれたんです。お客さんの中にはここで感動して涙がでたと言ってくる方もいます。僕はただお客さんに映画を見て、心を打ってもらいたい、感動していただきたい、人生の糧にしていただきたいと思っています。そういった意味で僕のエゴはすごく邪魔になるので、慎重に考えながら撮りました。
チア部:映画チア部は学生による学生のための映画宣伝隊ということで、監督の学生時代についてもお話を伺いたいと思います。監督は学生時代に、岸本や香山にとっての祥子さんのような心の拠り所となる人や、場所、趣味などはありましたか。
監督:本は好きでしたね。人でいうと、小学校5~6年の時の担任の先生です。新任の先生ですごく頑張ってくれてました。その先生が僕たちの卒業記念に6年3組七不思議っていう映画を撮ってくれたんです。小学校の時はその先生の存在が大きかったですね。それと、映画学校で知り合った監督さんにはすごく影響は受けました。僕が映画を撮れたのは『地雷を踏んだらサヨウナラ』を撮った五十嵐匠監督のおかげです。学校を卒業した後に、監督について俳優を育てるコースの助手をしていました。五十嵐匠監督が僕がうつ病になったことを知ったときに電話をくださったのですが、電話にでることができなかったんですよ。でも、留守電に「話聞いたんだけど大丈夫?調子悪いんだって?」って残してくださって。電話にでられなかったんですけど、一年間、一か月に一回留守電にメッセージを残してくださりました。この人がいなかったら映画は撮れなかったと思います。
チア部:学生時代に見て影響を受けた映画を教えていただきたいです。
監督:古厩智之監督の『まぶだち』はすごい衝撃でしたね。
チア部:どういったところがですか。
監督:心が痛かったんですよ。フィクションなんですけど本当にあるようで。痛かったんですよねなんか(笑)。小説もすごく好きなのですが、映画館で面白い映画を見たときのどんっていう衝撃がすごくて、それで映画を撮ってみたいなって思うようになりました。それで、古厩さんが教えている映画学校に行ったら先生は古厩さんじゃなかったんです。(笑)
でも、古厩監督と後に会うことになります。僕が映画学校で初めて撮った『この窓、むこうがわ』っていう短編映画がいろんな映画祭で上映されました。『この窓、むこうがわ』の「この窓」は古厩監督の『この窓は君のもの』からとっています。古厩さんは審査員をされていたので、何回も会いましたね。古厩さんにチラシに載せる用にこの映画のコメントを100文字程度でお願いしたんですけど、1300字で返ってきたんです。しかも、一行目からネタバレしまくってて(笑)。でも、すごい良かったんでパンフレットにだけ載せてあります。辛口な監督なんですけど、すごくこの映画を褒めてくださりました。
それと、大谷健太郎監督の『avec mon mari アベック モン マリ』っていう映画が好きで。大谷さんが僕の専任の講師だったんです。大谷さんにもすごくお世話になりました。大谷さんってそもそも会話劇の天才だって言われていて、僕が初めに撮った短編も会話劇だったんです。それを映画学校で講評をいただく時にすごく褒めてくれました。その短編も最後に表情が笑顔になるんですけど、「どうやってこの表情撮ったの?」って一学生の短編なのに真剣に聞かれたんです。だから最初、僕も他の先生も冗談だと思って。でも、本気で聞かれたんです。それまで他の先生には画が地味だとか言われて雰囲気が悪かったんですけど、大谷監督のその言葉でがらっと風向きが変わって援助金をもらえました。援助金をもらったおかげで、『この窓、むこうがわ』が完成できて色々な映画祭で上映されたので、本当に恩人ですね。その時に、分かってくれる人もいるんだ、と思いました。五十嵐監督と古厩監督と大谷監督は、三大お世話になった監督ですね。監督たちとの出会いがなければ、監督を続けられていなかったなと思います。
チア部:最後に学生に向けてメッセージをお願いします。
監督:学生の時って、大人になったら型にはめられてとか、自由がなくなるとか思ってる人が多いと思うんですけど、はっきり言って社会人になったほうが面白いです。小中高生に向けてもいつも、大人になってからのほうが面白いということを言っています。大人になったら青春が終わるよねとか言う人もいますけど、そんなこと全くなくて。大人になった方が自由なんですよ。思ってもないことができていくし、自分で人間関係も選べていくし、なんでも自分で掴んでいけます。小中高生向けには、今上手くいっていなくて絶望していても大人になったら自由だからね、面白いことが起きる可能性があるからねっていうことを言うようにしています。
チア部:社会人や大人になることを前向きに言ってくださる方は少ないので嬉しいです。自由で楽しいのは今だけやで、みたいなことをよく言われるので。
監督:逆逆!(笑)社会人になることもワクワクして待っててほしいです。学生の時よりも色々なことを掴んでいけるから吟味して楽しんで~ってことを学生さんに伝えたいです。この映画もひとりぼっちだと思ってた子たちが大切な人と出会って居場所を自分で掴んでいくお話なので、映画を見てポジティブな気持ちになってくれたらいいなと本当に思います。