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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」人気の理由はドラックスの原作改変によるもの?

こんにちは、今回はタイトルにもある通り「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが大成功した理由」についてお話ししていきます。

事細かに書いていくとキリがないですが、私の中で一番大きい要素だと思っているのは「原作改変」による成功です。

原作改変とは、原作のキャラクターや設定、物語のあらすじ自体を変更して作品を作ることを指すのですが、これはガーディアンズシリーズでも行われています。

映画が大人気になったので意外と知らない方も多いのですが、実はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーというヒーローチームは、MARVELの原作の中ではマイナーな部類に入ります。

これを原作改変によってポップでコミカルにした事が功を奏して、MCUの大人気シリーズへとなりました!

原作から変更されている要素

一番わかりやすい部分で行くと、ドラックス・ザ・デストロイヤーが大きく変わっているかもしれません。

MCU版 ドラックス・ザ・デストロイヤー ©︎MARVEL

MCU版ドラックスと言えば、おバカな脳筋だけど情に篤くて不器用な優しさを持った、この映画のお笑い要素に一役買っているキャラクターですよね笑

ちなみに原作では元はアーサー・ダグラスという地球人。

サノスの戦艦を発見してしまった事で妻と娘を殺害されており、その時に本人も死亡。その後クロノスという神のような存在が創った肉体に魂を入れられて、ドラックス・ザ・デストロイヤーと名付けられています。


原作のドラックス ©︎MARVEL

登場初期の見た目はかなり違っており、その能力も大きく異なっていました。

両腕からエネルギー光線を放つ事ができたり、高速飛行が可能で、宇宙の惑星間を飛び回る事ができました。

ちなみに原作のドラックスにはサノスの探知能力というものがあり、広範囲にわたってサノスがどこにいるのかを知る事ができました。

MCU版でも妻と娘のために復讐を望む男として登場はしますが、復讐対象はロナンでしたよね。

原作ではサノスが最初からターゲットでした。

右葉曲折はありますが、ガーディアンズに加入する前に自らの手で復讐を果たしているのも、映画版との違いでしょうか。

余談ですが…

一度は死亡した彼は、サノス殺害の為に新たな身体を手に入れました。
そしてそれを手引きしたのがなんとサノスの父:メンターによる協力があっての事でした。

罪のない地球人を殺害したのを知ったサノスの父:メンターは、自分の惑星の神であり父のクロノスに頼み、クロノスが用意した肉体にアーサーの魂を融合させたのです。

つまり、サノスは父とおじいちゃんによって、対自分用の兵器を作り出されたようなものです。

その後、何度か死亡したのちに復活を繰り返し、当初の能力はほぼ全て失った状態が現在です。


死亡復活を繰り返した現在のドラックス ©︎MARVEL

この姿は映画のモデルともなっているので、皆さんも馴染みがあるのではないでしょうか?

今は強靭な肉体と怪力くらいですが、元々はキャプテン・マーベルに匹敵するほどの能力を持っていたのですね。

ですが、MCU版のアホだけど仲間想いの良い奴。みたいな設定があってこそ、あの映画が大ヒットしたと私は思っています。

コミカルかつド派手なアクションで、チグハグのチームがお互いの絆を深めながら銀河を守っていく。

カッコいいと悲しいと面白いが詰まったガーディアンズシリーズには、まだまだ知られざる原作改変の大成功例が沢山あります!

それはまた次の投稿でご紹介させていただきます!

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