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「ワタシが私を見つけるまで」鑑賞記録

今日は就活の面接終わりで、なんか全部出しきれてパーッとなりたい気分だったのでこの映画を!!

「ワタシが私を見つけるまで」

主人公のアリスは彼氏がいない時がなかった(ラブコメにありがちな話!)から独りの時間を求めて、恋人のジョシュと距離を置くためにNYへ。職場で知り合ったパーティ大好き人間のロビン(独身)や病院で産婦人科医として働くアリスの姉(独身)、バーテンダーの遊び人トム(独身)などなど、とにかく独身で人生を謳歌している人が沢山出てくる。しかし、アリスはそんな人たちの中でも独身生活をイマイチ楽しめていなかった。本当の自分や、やりたいことを見つけるために、自立しようと奮闘する。


映画としての後味はさっぱりで、ラストに関しても、ラブコメによくある納得いかない無理やりな終わり方とは違って良かったかなと思います。

でも個人的には「百万円と苦虫女」の終わり方の方が好きだなあ。一見全然違う映画ですが、”自分と向き合う”というテーマが共通してるかなと思います。

アリスはジョシュとの別れやロビンとの出会いを通して、真に人とつながるということ、自分のために生きるということに気付き始める。そういう意味では、人は他の人と出会い、別れていくことで自分の存在を見つめることができるということなのかなと思います。相手が求める”自分”は本当の”自分”とイコールでつながるのだろうか。そういう疑問、周りが求める”自分”とと私が思う”自分”との間に違和感が生まれるからこそ、私は”自分”というものを認識できる。だからこそ、人と深く関わることはとても大事なことだと私は思います。

ここからネタバレです。

ただ、この映画のラストではあくまで独りで生きていこうとするアリスの姿が描かれていました。個人的にあんまりグッとこなかったのはこの姿に現実味を感じられなかったからなのかな。

多分きっとこの後にもアリスはまた色んな人間と出会い、関わっていくと思います。その中でまた新しい自分と出会い、そしてまた新しい考え方に出会う。人は独りでは成長していけない。

けなしたいわけじゃなくて、このラストのシーンがもっとグッとくるものになってたらまた違った後味だったんだろうなあって思うんですよね。自分があんまりラブコメ好きじゃないのは、余韻が薄いことが多くてラストシーンをあんまりちゃんと思い出せないことが多いからかもなあ。でも、それが良さでもあるので!ただ、ここまでしっかりアリスの自立への道筋を描くのであればゴールは安易に示さなくてもいいというか、世の中に生きてる人の大半がゴールなんで見えないわけで… 

なんかここまで来ると、映画をなぜみるのか?という話になりそうなので、キリがないですね。

とにかく、前向きにはなれるかなと!ラブコメらしさ満載です!

最後適当になっちゃった…


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