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人生の棚卸④ ~20代で得た人生の礎~


高校時代に友人が出来たことで大学生活に期待を膨らませるも、コミュニティに自ら入る行動力がなく、その他もろもろの事情もあり退学。この時に思ったのが、「自分の人生がうまくいかないのは、コミュニケーションがうまくないから」である。今思うと安直ではあるが、サービス業でアルバイトをしたらコミュニケーションスキルが身につくのではないかと思い、以降20代の大半はサービス業(販売職)に従事する。

コミュニケーションスキル向上についてはさておき・・・💦 今改めて思うと、この年代が一番 自分らしく 生きていたなと思う。そして今、この頃の自分に戻りつつあるなと感じることもあり、振り返りも兼ねて書いてみようと思う。


クリエイティブ..?素材を活かす..?

ゼロから作り出すというよりは、既にあるものをアレンジして試行錯誤しながら成果を上げていくことが得意だったなぁ。メディア系のお店で働いていたとき、既に売上減少になりつつあるCD売場担当を任された。世の中でもう売れなくなりつつあるって理由で適当に扱われるのがなんか悔しくて、売場のレイアウト変更、メンテナンスの効率化、ほかにはないオリジナル企画の売場を作る・・・など、かなり苦戦したけど、最終的に毎月売上目標達成することが出来たし、仕事をするにあたり、決まったやり方を現状維持するのではなく、トライ&エラーしながら質の向上をしていくことが好きなこともわかった。

育成とリーダーシップ

CD担当のときに、個性的で感受性がとても豊かな女性と一緒に仕事をした。格式ばった感じではないが、一応部下である。当初彼女はお店での評価があまり良くなかった。そりゃそうだろう。あんな個性的な人物を決まったレールに乗せていてはもったいないと思ったので、彼女の個性を売場で表現してもらうようにした。自分は完全裏方というか、彼女が仕事しやすくするにはどうしたらいいかを常に考えていたように思う。この経験をきっかけに、自分の中のリーダー像はそれまでのLeaderではなく、サポート型もありかなと思うようになったし、「埋もれている才能みたいなのを引き出した結果、成果に繋がった」という式が完成したようにも思う。幼少期に人の顔色を伺うために身につけたであろう人間観察スキルがいい意味で活かされていたのではないか。あと、人や物事の表面ではなく本質を知りたいと思うこと、それによる人の心や環境(成果)の変化を感じとることにより、自分はすごく満足することも、この時の経験での気付き。

理想の上司像

タイトルにしてみたけど、これっていうものはないかもしれない💦 ただ、権力という剣を間違った使い方をしている人を見ると、なんか違うだろうと思って進言しちゃうところはあった。業務改善案も積極的にしていたので、現状維持・安定型の上司にはとことん嫌われ、俺が責任を取る型の上司とは馬があった。

でも、最近になって思う。変化に消極的な人・・・という表現もどうかと思うけど、現状維持・安定型の人にとって、その仕事のやり方や在り方=自分の存在理由なのかもしれない、と。そりゃそうだろう。過去のことはわからないけど、確立させるまでに苦労したんだろうと思うと、やみくもに変えてしまうっていうのはいけないことなのかと思い悩んだ時期もあったけど、なんでも効率的・合理的にすることが良しではないけど、その結果、新たな時間が生まれるので、その時間をさらに有効に使って今より良くしたいと思う自分とは根本的に合わないんだろうな。


自分が楽しめる状況や環境、それにポリシーみたいなものが、この20代で発見できていたことになる。まさにタイトルどおり、人生の礎とも言える。


が、しかし・・・とはいえ、周りからちゃんとした職に就きなさいみたいなことを言われてもいたので、「ちゃんとした仕事」を求めて転職をすることになる。ちゃんとした仕事ってなんやねんって感じだが、子供の頃の「嫌われない人・良い人」とは?の発展形で「理想の社会人像」を追い求めるといった感じになるのかな。


その後の30代は転職を繰り返すこととなり、またせっかく20代でみつけた「自分」を蔑ろにしてしまう人生を送ることになる。・・・とはいえ、この30代があるからこそ、今があるし、自分をより見つめなおす機会に恵まれたので、必然であったと思う。



to be continued...

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