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inagakijunya
人生は祭りだ?!~南米駐在記~vol.8
前回までのあらすじ
出発までずいぶんひっぱった
割にひとたび飛んだら、
びょーん!
ロサンゼルス!
![](https://assets.st-note.com/img/1644840690342-GbNQvzpUZk.png?width=1200)
びょーん!
マイアミ!
![](https://assets.st-note.com/img/1644840714874-0PS3EZH7ku.png?width=1200)
びよーん!
ボゴタ!
![](https://assets.st-note.com/img/1644840747014-q559cYpNbE.png?width=1200)
と快調に空の旅は過ぎ、
あっさり最終目的地に
到着してしまった。
しかし、ここまでの順調な旅が
一転する出来事が待ち受けていようとは
思いもしなかったのだった、、、
![](https://assets.st-note.com/img/1644840270650-WnoXySGTzh.png?width=1200)
ついに降り立った。
飛行機から降りた瞬間、
異国の匂いがした。
![](https://assets.st-note.com/img/1644840431980-g665U5WGv0.jpg?width=1200)
そこは、
「サンティアーゴ・デ・カリ市」
人口約200万人、
コロンビア第3の中堅都市だ。
若干湿った空気、
夜の生暖かい風が
頬に気持ちいい。
約3日間の長旅もやっと
終わりを告げようとしていた。
無事に到着した安ど感と、
未知の場所への不安。
1人ドキドキしながら
タラップを降り、
建物の中へと進む。
滑走路に配置されている
やたらキツイオレンジ色の
誘導灯がまぶしい。
すでに日は落ち、
すっかり辺りは暗くなっていた。
無事に荷物と再会。
南米諸国では預け荷物が
行方不明になることも
よくあると脅かされていたから
ほっと一安心。
拍子抜けするくらい順調。
と思っていた矢先、
1人のお尻のおっきな
黒人職員がなにやら私に話しかけてくる。
「#$#%&%)&$?!」
勢いよくまくし立ててくるが、
言っていることがよく分からない。
はて、困った。
辺りを見渡しても、
東洋人は私一人。
不安でキョロキョロ、
挙動不審な上に、
でっかいスーツケース。
怪しまれないわけがない。
あれよあれよという間に
わらわらと空港職員がよってくる。
もはや恐怖。
矢継ぎ早に質問攻めにあう。
しどろもどろの私に
しびれを切らし、
ついにスーツケースを
開けだした。
何しとんねん!
怒りたくても
伝える手段がない。
なされるがままだ。
続く
追記
最近、空港がリニューアルして、
近代的になったらしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1644841121244-DaEQNMLgHu.jpg?width=1200)
なんだか、小ぎれいに
なるのもさみしいなあ。