【Movensys Today#04】三菱電機 漆間CEOとモベンシス会長の梁がモベンシス韓国オフィスで今後の協力策を協議しました
Movensys Today#04
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モベンシスは、2023年に三菱電機グループと協業契約を締結して以降、技術交流とビジネスにおけるシナジー向上のために、協力体制を築いてきました。
アジア全域での協力体制を強める
2024年10月10日、三菱電機グループの漆間CEOがモベンシス韓国オフィスを訪問し、モベンシス会長 梁と長時間にわたり、今後の協力体制について議論を行いました。また、モベンシスの最新技術デモを披露し、ソフトウエアベースのモーション制御を中心とした将来的な技術拡張の利点と強みを示しました。
モベンシスと三菱電機は、今後、日本、韓国だけでなく、アジア全域で技術開発およびビジネスにおける協力体制を更に強めていく予定です。
当日発表したデモの紹介
当日披露した技術デモは、4つのセクションに分かれていました。
１つずつデモの詳細をご紹介します！
①AMR（自律走行ロボット）統合ソリューション「Skylla Nova」
「Skylla Nova」のデモは当日最も注目を集めたデモです。Novaは、世界で初めての1つのソフトウエアで自律走行ロボットおよび車輪のリアルタイム制御を行うソリューションです。特に、6軸多関節ロボットを搭載するMOMA（モバイルマニピュレータ）に適用され、軽量（200kg）でコンパクト（600x720mm）、高い機動性（衝突回避、1.2m幅内でのUターンなど）を実現しました。現在、半導体製造後工程の無人化を目指して、様々なフィールドテストが行われています。
②異種ロボットとサーボ間の高精度同期制御
1つのWMXソフトウエアを使用して異種ロボットとサーボ間の高精度同期制御を実現したものです。一般的な6軸ロボットの専用のハードウエアコントローラを使わず、WMXのみでそれ以上の高精度同期制御を実現したのが大きな差別化ポイントです。
③世界最速の31.25μsの通信周期で2軸同期制御
TSNネットワークを通じて世界で最も早い31.25μsの通信周期での2軸同期制御を実現したものです。これはWMXの圧倒的なソフトマスタ性能を示しており、今後さらに精巧かつ細やかな制御が必要とされる、超精密モーション制御分野をリードしてくコア技術になると評価されています。
④生成AI×WMX 自然言語で実際のロボットや装置を制御
生成AIとWMXを組み合わせて、自然言語で実際のロボットと装置を制御できる、最も理想的なノーコードソリューションを実現しました。機械語を知らない人でも、自然言語入力だけで機器制御が可能となる革新的なアプローチです。
モベンシスは今後、WMXの本質であるモーション制御の更なる安定性の強化、そして性能向上に向けて、研究開発を続けていくと同時に、LLM（大規模言語モデル）などさまざまな最新技術との融合を絶えず推進していく予定です！
今回の協議を終えて
三菱電機 漆間CEO：
「非常に刺激的でした。弊社も同様の技術融合を進めていますが、モベンシスはハードウエアの限られた性能と接続性を超えて、ソフトウエアで簡単に技術を融合させたという点が印象に残りました。」
モベンシス会長 梁：
「モベンシスのアイデンティティは、技術革新を続けることにあり、そのために三菱電機をはじめ、様々な技術および市場のリーディング企業と、より一層協力していきます。」
モベンシスはこれまで、革新的な技術を駆使してオートメーション業界をリードしてきました。今後も異端かつ独創的な技術で革新を続けるモベンシスにご期待ください！