【Movensys Dialogues #02】営業Mgr×チーフアーキテクト対談~会社をリードする二人にモベンシスの現在とこれからを聞いてみた~
Movensys Dialogues#03
対談を通じて、色々な角度からモベンシスを深掘り。
第三弾のテーマは、「営業部Mgr×チーフアーキテクト対談」です!
今回はモベンシスのソフトウエア開発のトップを担うPeterと、技術営業部のマネージャーを務めるHeroの対談をお届けします。技術、営業の観点からモベンシスの現在や、これからについて語っていただきました。
Peter、Heroってどんな人?
ではまず初めに、自己紹介をお願いします。
Hero:
では私から自己紹介させていただきます!新潟県出身で、モベンシスには2023年9月に入社しました。
現在は、技術営業部のマネージャーとして、日本市場拡大のため、普段は顧客訪問や、代理店との対応や、新規開拓や、新規問い合わせの対応などを担当しています。前職では、画像処理のライブラリなどを売っていました。ソフトウエア、FAという点では、モベンシスと共通点がありますね。
趣味はキャンプで、休みの日は家族と一緒にキャンプに行っています。あと、最近猫(ラピちゃん)を飼い始めました!
Peter:
中国の一番南にある、広西の出身です。中国天津大学で修士号まで取って、日本に来たのは2009年です。静岡大学に入学し、情報科学分野で博士号を取得しました。モベンシスには2013年に入社をしました。
故郷の中国に戻り、現在はモベンシスのチーフアーキテクトとして、『WMX』のエンジン側の開発を主に担当しています。Ethercatなどの通信側や、新しいアーキテクチャの開発などです。中国のクライアントの技術サポートも担当しています。
現在は休みの日は、娘と家でゲームで遊んだり、家族と公園でピクニックをしたりしています。
モベンシス入社の決め手は、〇〇!
入社の経緯を教えてください。
Hero:
モベンシスには、社員からの紹介で入社をしました。前職では、日本でかなりビジネスが成熟していたので、仕事に少しマンネリを感じていたタイミングでした。
Peter:
そうだったんですね。モベンシスに入社しようと思った理由は何だったんですか?
Hero:
実際に話を聞いてみて、「夢が大きい会社だな」と思いましたね。世の中に競合という競合が見当たらないし、これから自分たちで市場を作っていくというところに面白みを感じました。ハードウエアベースのモーションコントロールから、ソフトウエアベースにという、業界の常識を覆すようなことをやっている会社で、それができたら絶対に面白い、チャレンジしてみたいと思って入社を決めましたね。
Peterは入社して長いですよね。入社して何年目になりますか?
Peter:
インターン期間を含めると12年になります。入社したときは、浜松にオフィスがあって、私を含めて5名くらいしか従業員がいませんでした。
Hero:
え!そんなに少なかったんですか!?
Peterはインターンからの入社ですよね。どうして入社しようと思ったんですか?
Peter:
そうです。静岡大学の大学院に通っていた時に、大学の掲示板でインターンの募集を見て応募しました。その後インターンシップとしてしばらく働いて、そのままモベンシスに入社しました。入社を決めた理由は、Heroの理由と似ていますが、モベンシスのやろうとしていることが「面白そう!」と思ったからですね。まだまだ従業員数も少なく、不安に感じる部分もありましたが、梁さん(創業者)を信じて入社を決めました!
Hero:
モベンシスには優秀な技術者が沢山いて、そんな優秀な人たちと仕事ができるのが面白く、それも魅力のひとつだと思っています。
お客様ファーストの姿勢を忘れない
お二人が仕事をする上で大事にしていることは教えてください。
Peter:
わたしが開発において大事にしていることは、拡張できるものを作るということです。つまり、普通はお客様から要望が来たら、ただその通りに実装するのではなく、もっと先のことをお客様の立場に立って考えて開発をするようにしています。今後のお客様からこういった要求が来るだろうなとか、こういった機能が必要になるかもしれないということまで考えて、いざその要求が来た時にすぐに応えられるように、先を見据えた開発を心がけています。
Hero:
なるほど。お客様に言われてから開発をするのではなく、先に準備をしておくんですね。
Peter:
Heroの営業のこだわりも聞かせてください。
Hero:
私も似ているかもしれませんが、お客様から言われたことをそのままやるのではなく、もっといいやり方あれば提案をしますし、逆にお客様から提案があれば受け入れますし、常にお客様の立場に立って、より良い提案をすることを大事にしています。
仕事のモチベーションの保ち方を教えてください。
Hero:
休む時は休む!ですかね。完全に頭をオフにする時間も作るようにしています。家族とゆっくりして、リフレッシュする時間を作っていますね。
Peter:
Heroは先日沖縄旅行に行かれていましたね!
私は、モチベーションを保つために、常に新しいことにチャレンジをするようにしています。何か新しい勉強をしたり、いまの製品に何か新しい技術が使えないか考えたり、そうすることでマンネリ化せずに業務に取り組めていると思います。
Hero:
エンジニアの考え方は、全然違いますね、、自分が恥ずかしくなってきました、、(笑)
業界の発展のためにモベンシスができることって、、?
これからの製造業の発展のために、モベンシスが貢献できることは何でしょうか?
Hero:
時代の流れとして、カーボンニュートラルに取り組む企業様が多いかと思いますが、モベンシスの製品を導入すると、これまで必要だった基板などのハードウェアが不要になりますし、省エネも実現できるので、カーボンニュートラルにも繋がるものだと考えています。
Peter:
たしかにそうですね。新規のお客様から相談を受ける際は、どういった課題からお問い合わせいただくことが多いですか?
Hero:
色々なご相談をいただくことが多いですが、1つは、現行のハードウエアベースでは性能の限界があるため、パソコンの高性能CPUを使用したソフトウエアベースを検討をしたい、より拡張性を持たせたいというものです。
2つ目は、省スペース、省配線を目的としてご相談いただくケースですね。色々なコントローラが入っている電装盤というものを小さくするためにハードウエアをなくしたいというものです。
あとは、リスク回避ですね。コロナ禍に物流の問題が起こって、特に基板系が手に入らなくなったんです。FA機器のボードは特殊なチップを使っているので、そういった部品が手に入りにくくなった際のリスク回避として、ハードウエアからソフトウエアに移行したいと考えているお客様もいらっしゃいます。
Peter:
業界全体としても、ハードウエアベースからソフトウエアベースのモーション制御が徐々にスタンダードになりつつありますよね。モベンシスの技術で、製造業の発展に貢献していきたいですね。
現在のモベンシスの課題、今後の力を入れていきたいことは何ですか?
Hero:
モベンシスは技術主導でやってきた会社で、そこは今後も技術主体で進めていくべきだと考えています。その一方で、営業も非常に大事だと考えています。韓国では徐々に知名度が上がってきていますが、日本では未だにモベンシスを知らないお客様も多いです。ですので、日本での認知度を上げることは営業が担う重要な役割だと考えています。
開発部の方で考えている課題はどういったところですか?
Peter:
これまで色々な開発をしてきましたが、お客様視点で考えるとまだまだ使い勝手がいいとは言えない部分もあります。その辺の改善をまずはやっていきたいと考えています。これからはよりユーザー体験を大事にして開発に取り組んでいきたいと思っています。
現在のお客様は半導体製造装置メーカがメインとなっていますが、今後営業活動を広げていきたい分野はありますか?
Hero:
直近ですと、AMRの分野に力を入れていきたいと考えています。現在、モベンシスでは、米国と日本の開発チームが協力して、AMR用のソフトウエア開発に取り組んでいます。ロジスティクス分野の企業様をはじめとする、様々な分野の企業様にモベンシスの技術を今後広めていく予定です。いまAMRは世界的にホットな分野なので、物流だけでなく、あらゆる業界に将来的には広まっていくと考えています。
モベンシスの開発しているソフトウエアの強みは、人を避けて動いたり、人の動きを予測して動いたりできる【ひと協働型】という点です。例えば、最近聞いた話だと、将来的にはスーパーマーケットで人間と一緒に商品の補充、品出しなどを行うことも可能だそうです。
半導体業界だけでなく、今後の色々な分野でモベンシスのソフトウエアが導入されていくように、営業としても頑張っていきたいですね。
Peter:
創業者の梁さんから聞いた話だと、モベンシスのソフトウエア『WMX』は当初は半導体製造装置メーカ向けに開発したものではなかったそうですね。最初に採用してくださった企業がたまたま半導体製造装置メーカだったそうです。なので、今後は半導体分野に限らず、色々な業界、分野でモベンシスの技術が使われていくように開発部としても頑張っていきたいと思っています。
Hero:
まとめると営業としての直近の目標は、まず国内大手の企業様での導入事例をさらに増やすこと、もう一つは先程話したAMRなどの新規ビジネスを広げていくことです。
開発部の今後のビジョンはいかがですか?
Peter:
私たちのメインの製品はWindowsアプリケーションであるWMX3ですね。
複数のモーターやIO機器を制御して機械を動作させるモーションコントローラです。
開発部としての長期的なミッションは、プラットフォームを作ることです。
現在のWMX3は、EtherCAT,CC-Link IE TSN,MECHATROLINK-4,RTEXでの通信に対応していますが、これらの違いを意識しないでアプリケーション開発出来る様になっています。例えば、使用するモーターメーカーやフィールドバスを変更しても、開発したアプリケーションには影響が出ません。
豊富なAPIで多彩なモーションコントロールが実現可能です。
つまり、プラットフォーム上でユーザーがアプリケーションを簡単に作れる様にする事です。
また、これからの短期的な目標で言うと、WMXのLinuxバージョンの開発を進めていきたいと考えています。
ユーザーがアプリケーションを作成する際の選択肢をフィールドバスだけでなく、OSも選べるソリューションを提供する事だと考えています。
Hero:
そうすると、お客様にも提供しやすくなりますね!
〇〇な人に入社してほしい!
どんな人に入社してほしいですか?
Hero:
自分の軸、こだわりがある人がいいと思いますね。モベンシスはまだ成長過程にあるので、自分で考えて行動できることが大事です。ですので、裁量を持って働きたい方には合うと思います!
Peter:
エンジニアの方は、成長し続けたい人に入社してほしいです。このままでいいという思考の人ではなく、自ら成長を追い求めていく人が合うと思いますね。モベンシスの経営理念にもある通り、「絶え間なき技術革新」を続けていってくれる方がいいですね。
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