今日はいい夫婦(11月22日)の日❤️愛は自由だ!🌈💌

今日は11月22日。「いいふうふ(夫婦)の日」です💏
愛する人と結婚して、ともに幸せの人生を送る・・・というのはカップルの夢でしょう💫

しかし、あるカップルにとっては、その夢を実現することが犯罪である時代や場所があるのです。
今日はこの映画を紹介します。

映画紹介「ラビングー愛という名前の二人―」(米、英 2016年)


かつてアメリカには「異人種混交禁止法」という法律がありました。人種の異なる者同士は結婚できなかったのです。
異人種間に関しては、慣習のみならず法律で明確に禁止し、しかも違反者には処罰を科すとまで決めていたのはアメリカだけと言われています。
しかも戦後も続いていたのです。

この映画は、自らの愛を貫き通すために戦った夫婦の物語です。

あらすじ
1958年、レンガ職人のリチャード・ラビングは、妊娠をきっかけに幼なじみの恋人ミルドレッドにプロポーズをします💍
しかし、故郷のバージニア州では異人種間の結婚は法律で禁止されていました。
二人は異人種間の結婚が合法なワシントンD.Cで結婚し、故郷に帰って二人で暮らし始めます。
ところが、夜中に保安官がやってきて二人は逮捕され起訴されてしまいます。
裁判の結果は、懲役1年の実刑。25年間の州外退去を条件に執行猶予となります。
ワシントンD.Cに移住した夫妻は、1963年、キング牧師による公民権運動を知って、ケネディ司法長官に手紙を書きます。司法長官からアメリカ自由人権協会の弁護士が派遣され、二人はバージニア州を相手に裁判を戦うことになります。
以下は映画の結末。

そして、1967年6月12日、連邦最高裁は、異人種間の結婚を禁止する法律は憲法違反という判決をくだしました。
素朴で善良なごく普通の夫婦が歴史的判決を勝ち取ったのです。 



連邦最高裁の弁論を前に、弁護士がリチャードに、最高裁判事に言いたいことがあるかと尋ねます。
それに対して、リチャードは「俺は妻を愛している。」と伝えてくれと応えます。
ただ好きになった人が異人種だったというだけで犯罪にされる、そんな残酷さや理不尽さが伝わってきます。

今でも、アメリカのテレビ、映画を見ていると異人種カップルは少ないと感じます。
白人のパートナーは白人、黒人のパートナーは黒人であることが多いです。

つい50年前まで、アメリカはこれ以外にも、「公民法」で黒人の公民権を制限し、「ジム・クロウ法」によって、教育・公共輸送機関・住居などあらゆる場所で人種隔離が行われていました。
しかし、このような差別法がなくなっても、昨年のBLM運動でもわかるように、今でも根深い人種差別は続いています。

愛し合っているのに、結ばれることが認められないということは、今の時代にもどこの場所でも起きています。
そして異人種間だけではありません。

例えば、同性間の愛です。今でも同性愛が犯罪として処罰される国はたくさんあります。

日本も、犯罪にはなりませんが同性間の結婚はできません。
そんな日本社会は同性愛を認めていると言えるのでしょうか。


そもそも最近、同性間でも異人種間でもないとあるカップルが夫婦になると、結婚反対デモまで起こる現象までありましたよね。

当人以外は、愛し合い共に生きることを止める権利はないのです。

そのカップルは結婚後アメリカに行きました。私はまるで難民のようだなと思いました。

日本は愛すら自由とは言えないのです。
愛し合うことが自由な社会へとなってほしいです🕊



執筆者、ゆこりん、ハイサイ・オ・ジサン


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