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今年はバンクシーを観て年明けだあ!!
2022年㊗️皆さんあけましておめでとうございます!!🎉
昨年は私たちのブログを読んでくださりありがとうございました。
今年も平和で貧困や差別のない、人権が尊重される社会をめざして活動していきます。
皆さんよろしくお願いします。
皆さんの一年が幸せになりますように。
新年最初のブログで紹介したいことは、バンクシーです。
バンクシーは、絵描きさんです。
近年知名度が急上昇している匿名のストリートグラフィックアーティストです。
イギリスのブリストル近郊生まれ。90年代から街角にゲリラ的にグラフィックを描き始め、その後ロンドンに拠点を移しましたが、今では世界中の街角、壁に絵を描いています。
バンクシーは決して素性を明かさず作品は街頭に無料で公開しています。
彼の作品は主張が明確です。
反戦、反資本主義。反消費社会。反権威主義など現代社会を風刺したものが多いです。
バンクシーの活動は「アーティヴィズム」と呼ばれています。
アーティヴィズムとは、アートの手法や表現を「アクティヴィズム」(社会運動)に取り入れたものです。
具体的には、反戦、反ファシズム、反グローバリズム、反レイシズムのほか、エコロジー、反消費社会、フェミニズム、LGBTQ、気候変動など、ありとあらゆるイシューとムーブメントに浸透しています。
バンクシー自身、「アートの目的は人びとに議論をうながし、社会の問題を明らかにすることだ。西洋の民主主義社会では、匿名で何かに立ち向かい、平和や正義や自由みたいにほかには誰も信じていないことを求めて声を上げるのにはとんでもなく根性がいる。」と述べています。
ストリートアートは、体制に顧みられることがあまりに少ない民衆からの抗議活動なのです。
ここで、一昨年にバンクシー展に行ったときに観た絵をシェアしたいと思います!(写真撮影、シェアはフリーでした。)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68937232/picture_pc_45e8e9ad8a94fd3ec9d02f18514e89ea.png?width=1200)
バンクシーの代表作。
もともとロンドンのウォータールー橋の階段に描かれ、その後ロンドン各地にこのモチーフは描かれましたが、現存するものはありません。
ただこのモチーフは作家本人により限定プリントとして定期的に制作されています。
風に髪とスカートをなびかせた少女がハート型の風船に手を伸ばしています。風船を飛ばそうとしているのか、それともつかもうとしているのか・・・
その横に「There is always hope」(常に希望はある)と書かれていることもあります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68937371/picture_pc_d0d44fe7f707fac89d7fdc0485d596ec.png?width=1200)
2020年4月。コロナが猛威を振るう中、第一回目のロックダウン中にオンラインで発表された作品。
ストリートアーティストなのにストリートにでられない、というフラストレーションが吐露されています。
バスルームで大暴れするネズミの集団。ネズミはバンクシーが好んで描くキャラクターです。
そしてその壁画の写真に添えられたのは「自宅で仕事をすると妻が嫌がる。」という自虐的な一言でした。
執筆者、ゆこりん