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【カナダ移住】IELTS とCELPIP、どちらを受験すべき?
●はじめに
カナダへの移住申請時に、ほとんどの人は英語のレベルをはかるためのテストを受けなければなりません。
テストはCELPIPとIELTSの二種類から選択可能で、どちらを受験すべきか悩む人は多いと思います。
私自身もとても迷ったので、同じ状況にいる方の役に立てばと思い、調べた情報をまとめてみました。
●IELTSとCELPIPの違い
◎IELTS
・世界標準の英語テスト(だけどイギリス英語がメイン)
・イギリスやオーストラリアの移民申請時にも利用可能
◎CELPIP
・カナダ移民用に作られたテストなので全てカナダ英語
・カナダ英語はアメリカ英語に近いため、アメリカ英語で教育を受けている日本人には比較的親しみやすい
・現在日本国内では受験できない
●どちらが簡単?科目ごとに比べてみました
○リーディング→CELPIPのほうが少し簡単!だけど、難易度に大きな差はない。
○リスニング→CELPIPのほうが簡単!IELTSのリスニングは国際色豊かなので、イギリスやオーストラリアのアクセントが苦手な人にはちょっと難しい。
○ライティング→CELPIPのほうが断然簡単!CELPIPはIELTSに比べ少しライティングの採点が甘めで、スペルチェック機能もついているので凡ミスを防ぎやすい。
○スピーキング→IELTSのほうが比較的簡単!対面式か録音式かが大きな違い。CELPIPは問題のくせが強く、普通の会話とは異なる録音式なので難しく感じる。
●IELTSのメリット・デメリット
○メリット
・日本国内で受験可能
・歴史が長く、教材や情報が多いので対策しやすい
・スピーキングが試験官との対面式
×デメリット
・リスニングが国際色豊かで難しい(イギリス、NZ、オーストラリア、北米等のミックス)
・ライティングでスペルを正確に書く必要がある(スペルチェック機能がない)
・リーディングとリスニングが記述式のため書き間違いなどの凡ミスをする可能性あり
●CELPIPのメリット・デメリット
○メリット
・すべて北米英語
・リーディングとリスニングが選択式(記述式より凡ミスが生じにくい)
・カナダ関連のトピックが多く出題されるため、カナダ在住の人にはちょっと有利
・IELTSより費用が少し安い
×デメリット
・日本国内で受験できない
・スピーキング問題の癖が強い
・スピーキングが録音形式・録音時間の制限がある(マイクに向かって一人で話すスタイル)
・教材がIELTSより断然少ない
・比較的新しいテストなので情報量が少なく対策が立てづらい
・それぞれのペースでテストを進めるので、まわりの音が気になる
●結論・・・人によって選ぶべきテストが違う!
個人的には、高いスコア(CLB7以上)を目指しているならIELTS、CLB4~5あたりを目指しているならCELPIPを受験するのが良いと感じました。
苦手な科目によってどちらのテストを選ぶか決めるのもアリだと思います。
日本人だとリーディング&リスニングが得意でライティング&スピーキングが苦手!という方が多いのではないかと思います。(わたしのまわりでも、最終的にはスピーキングのスコアだけ伸び悩む人が多かったです。)
問題との相性やフィーリングもあるので、それぞれの過去問やサンプルテストをやってみるのがオススメです。
どちらを選ぶか悩んだら、下のまとめを参考にしていただけたら幸いです。
◎こんな人にはIELTSがおすすめ
・日本在住
・スピーキングは録音より人と対面で話すほうが気楽
・高いスコア(CLB7以上)を目指している
※CELPIPのスピーキングではなぜかCLB6で伸び悩む人が多く、それ以上のレベルを目指しているなら対策本や情報の多いIELTSのほうが点数を伸ばしやすい
◎こんな人にはCELPIPがおすすめ
・カナダ在住
・ブリティッシュ英語やオージー英語のリスニングが苦手
・スピーキングで試験官と話すのは緊張する(マイクに向かって一人で話すほうが気楽)
・ライティングが苦手(CELPIPはスペルチェック機能があるので簡単)
・CLB4~5あたりを目指している(全体的にCELPIPのほうがとっつきやすい)