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初の1人旅で推しと部屋が被ったんですが...こんな最高なダブルブッキングってありますか?

皆さん初めまして

僕の名前は賀喜〇〇といいます。

今僕はちょっとお高めな旅館に来ています

初の1人旅を満喫しております。

えっ?なぜ1人旅をしてるかって?

・・・

僕の大好きなアイドルグループのライブが当たらなかったからです!!

自分を慰める為の旅行ですね。

でもこれからめちゃくちゃなことが起きますよ

お楽しみに...


〇〇:はぁ、やっと旅館に着いた〜

〇〇:意外とここら辺穴場スポットなのかな?

〇〇:まあいいや、チェックインしちゃお!

〇〇は受付に行きチェックインを済ませた後、旅館の仲居さんの案内で部屋に案内された

仲居:賀喜様の部屋はこちらでございます。

〇〇:うわぁ✨️すごい景色のいいとこだ

そこには綺麗な風景が広がっていた

仲居:ありがとうございます

スタッフ:では、18時頃また夕食を届けに参ります。

〇〇:分かりました

仲居:あ、あと大浴場は23時までなのでそれまでにお入りください。

〇〇:ご丁寧にどうも

仲居:いえ、では失礼します

バタン(襖が閉まる音)

〇〇:さっ!一人旅堪能するぞ〜!

〇〇:それにしてもライブチケット全公演応募したんだから1日ぐらい当たってくれてもいいじゃん

〇〇:・・・さくちゃん見たかったなぁ

すると...

ガチャ...

襖の奥のドアが開く音がした

〇〇:あれ、なにか言い忘れかな

スっ(襖が開く音)

〇〇:何か言い忘れたことありました?・・・・えっ?............ええぇぇ〜〜

そこには、〇〇の最推しの遠藤さくらの姿があった

さくら:えっ?あっ...すいません部屋間違えました

〇〇:あっ......はい(放心状態)

そして、さくらは部屋から出ていった

〇〇:なんか変な夢見てるのかな僕

そこから数分後...

ガチャ...

またドアが開いた

次は仲居さんとさくらが一緒に入ってきた

〇〇:さ、さくちゃん!?(やっぱり夢じゃない)

仲居:すいません、こちらの手違いで二重で予約が入ってしまっていました。

仲居:大変申し訳ございません

〇〇:あ、謝らないでください

〇〇:僕違う部屋でも大丈夫なのでさくちゃ....んっんん、遠藤さんにこの部屋お譲りします。

仲居:その事なんですが...

〇〇:満室!?(穴場スポットとか言ってすいません😭)

仲居:はい...

〇〇:そうなんですか...(さすがに大人気アイドルと一緒の部屋で過ごすはやばいよね...)

〇〇:そしたら、返金対応が可能なら自分で他の宿探すので大丈夫ですよ

仲居:ほんとですか?助かります、では返金対応という形で...

さくら:ダメです、私が他の宿探します

〇〇:さくちゃん大丈夫だよ、あっやばっ...

さくら:やっぱり!どっかで見た事あると思ったんです。〇〇さんじゃないですか!

〇〇:認知してくれてるの嬉しいな...って違う違う、さくちゃんはこの部屋使いな

さくら:嫌です!私が違う宿行きます!

〇〇:えぇ〜、どうしようかな...

さくら:も、もしですよ...〇〇さんが嫌じゃなかったら一緒にどうですか...///

〇〇:えっ?

〇〇は耳を疑った

〇〇:(えっ、今さくちゃん一緒にって言った?!)

さくら:やっぱ、嫌ですよね...

〇〇:喜んで!!(あっ、つい本音が...)

さくら:よかったぁ〜、仲居さん2人でこの部屋使ってもいいですよね?

仲居:お二人がそれでよろしければ、なんなら今回の宿泊料こちらの手違いもあったので無料とさせて頂きます。

〇〇:本当ですか?!

さくら:やりましたね、〇〇さん

〇〇:ですね

そして話はまとまり2人で1部屋という形で過ごす事になった

仲居:では失礼します。

そこから少しの沈黙が続いた...

さくら:〇、〇〇さんは今日なんでここにきたんですか?

〇〇:自分を慰める為にですかね...

さくら:なんかあったんですか?

〇〇:実は今回のライブ全公演応募したのに1つも当たらなくて...

さくら:そうだったんですね...

〇〇:でも神様は居るみたいですね(笑)

さくら:えっ?

〇〇:だって、こうやって推しのさくちゃんと一緒にお話出来るなんてミーグリの時しか出来ないからさ

さくら:確かになんか新鮮ですね(笑)

〇〇:さくちゃんはどうしてここに?

さくら:ツアー前のゆったり旅行です。

〇〇:そうなんだ

さくら:それにしても〇〇さんって

〇〇:ストップ

さくら:え?

〇〇:さっきからさくちゃんさん付けしてるけど僕たち同い年だよ

さくら:えっ?そうだっけ?

〇〇:うん(笑)

さくら:じゃあタメにするね!

〇〇:うん

さくら:話の続きだけど〇〇って加入当初からさくのこと応援してくれてるよね?

〇〇:まあ一目惚れみたいな感じだったからね

さくら:一目惚れだったんだ〜

〇〇:やめてよ恥ずかしいから(笑)

さくら:でもさく知ってるからね😠

〇〇:えっ💦何が💦

さくら:この前のミーグリ、さくのところ来る前に和ちゃんのとこ行ってたでしょ😠

〇〇:バレてる(なんでバレてるの!?)

さくら:もう、さくに魅力ない?

〇〇:そんなことないよ!

さくら:じゃあもう浮気しない?

〇〇:はい!

さくら:じゃあ許す!

〇〇:良かった〜

〇〇:ってか僕、他のさくちゃんファンに殺されない?

さくら:それはなんとも言えない💦

〇〇:やばい〜!

さくら:だからこのことは2人だけの内緒ね

〇〇:はい!

そして〇〇達は大浴場で湯船に浸かり、その後美味しい懐石料理を食べ、夢のような時間を過ごした

さくら:懐石料理美味しかったね〜

〇〇:だね!

さくら:じゃあそろそろ寝る?

〇〇:そうしよっか

そして2人は少し距離を開けて敷いてある布団にそれぞれ入り眠る準備をしていた。

〇〇:じゃあさくちゃんおやすみ

さくら:おやすみ

〇〇:(ってか寝れるわけないよね〜)

〇〇:(もうドキドキ止まりません)

さくら:〇〇、もう寝た?

〇〇:まだ寝てないよ

さくら:良かった、いきなりなんだけどさ明日一緒にこの辺回らない?///...

〇〇:さくちゃんと僕が?!

さくら:うん、ダメ?

〇〇:さくちゃんが良ければ是非

さくら:やったぁ、じゃあおやすみ!

〇〇:おやすみ

〇〇:(あっ、なんか眠れそう)

翌朝...

〇〇:んっ...もう朝か

〇〇:さくちゃんはまだ寝てると

〇〇:てか僕がさくちゃんとここら辺を散策!?

〇〇:無理だ、さくちゃん...ごめん!

〇〇は身支度とチェックアウトを素早く済ませ、さくらに黙って自分の家に帰ることを決意した

帰り道...

〇〇:さくちゃん怒ってるだろうなぁ〜

〇〇:でも、僕は昨日の思い出を家宝にすることは決まった(笑)

〇〇:あっ!急いで出てきたから腕時計忘れちゃった

〇〇:まあいっか腕時計ぐらい

そして翌日

〇〇:3連休は最高にいいなぁ

すると

ピンポーン

??:お届けものでーす。

〇〇:はーい(僕なんか頼んでたっけ?)

ガチャ

〇〇:ご苦労さまです...ってさくちゃん!?

さくら:なんで...

〇〇:え?

さくら:なんで黙って帰ったの?

〇〇:ごめん、さくちゃん

さくら:謝らないで、さくが聞きたいのは理由!

〇〇:想像出来なかったんだ、さくちゃんの隣を歩く僕が...僕はさくちゃんに見合って無さすぎる...

さくら:見合ってる!!

〇〇:え?

さくら:さくは〇〇だから一緒に旅館に泊まれたの!さく他の人だったら絶対無理だった!

〇〇:さくちゃん...

さくら:次は一緒に散策行くからね!

バタン

さくらはその言葉と1つのダンボールを置いていった

〇〇:次なんかないよ...んっ?なんだろうこのダンボール

〇〇は中が気になりダンボールを開けた

〇〇:あっ、これ

そこには〇〇が旅館に忘れた腕時計が入っていた

〇〇:ありがとうさくちゃん

ダンボールの中にはまだ何かが入っていた

〇〇:何だこの紙切れ...えっ?

そこには、さくらから「友達になりたいからこれからもこの関係続けよ」の文字と連絡先が書いてあった

〇〇:さくちゃんそれはずるいよ〜

〇〇はさくちゃんをもっともーっと好きになるのであった

余談ですが、今は大親友と呼べるぐらいに仲良くなったとか何とか...

fin...

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