親戚の子の命の恩人になったらめちゃくちゃ好かれたんですけど!?
〇〇:はあ...
??:どうしたため息なんてついて
〇〇:最近癒しが無いんですよね〜
??:彼女とか作ったらどうだ?
〇〇:簡単に作れたらこんなため息ついてないですよ
先輩:そりゃそうか(笑)
〇〇:先輩はいいよな〜、可愛い奥さんとお子さんが居て
先輩:そりゃあ、もう38ですからね
〇〇:俺も、もう24ですよ
先輩:まだ若いじゃん
〇〇:まあ先輩に比べたら若いですけど...
先輩:喧嘩売ってるよね(笑)
〇〇:売ってないですよ(笑)
〇〇:先輩それにしても、この市民プール本当に誰もこないですよね(笑)
先輩:俺も、もう10年以上働いてるけどこの光景は変わらない(笑)
〇〇:その割には給与はそれなりに貰えますよね?
先輩:まあ市が経営してるプールだからな
〇〇:じゃあ、俺上がりますね!
先輩:なんだ、今日半休か?
〇〇:そうなんです、今日親戚がなんか知らないっすけど家に来るみたいで...
先輩:そうか、じゃあお疲れ様
〇〇:お疲れ様です
〇〇は家に着いた...
〇〇:でも急に小川のおっちゃんどうしたんだろ?
ピンポーン...
〇〇:おっ!噂をすればだな...
ガチャ...
??:おっ!久しぶりだな〇〇!
〇〇:正月は毎年帰ってるんだから、久しぶりじゃないでしょおっちゃん
伯父:それもそうか(笑)
〇〇:で今日は急にどうしたの?
伯父:今日は釣りしに来たんだよ
〇〇:え、その為だけに来たの?
伯父:それもあるが、ほら恥ずかしがってないで挨拶しなさい
??:こんにちは...
〇〇:彩ちゃん!?
伯父:彩も〇〇の所に行きたいって言ってたんだよ
彩:行ってみたいって言ったの!ほとんどはお父さんが理由でしょ!
伯父:まあそうなんだけどな(笑)
〇〇:本当に親父にそっくりだわ(笑)
伯父:兄弟だからな(笑)
〇〇:立ち話も何だから中入って
伯父:おう、悪いな
彩:お邪魔しまーす
〇〇:そこらへん適当に座ってよ
伯父:おう、それにしてもこの部屋だいぶ広いな
〇〇:まあね、彩ちゃんはソファー座りな
彩:ありがとうございます
〇〇:でおっちゃん釣りのポイントとか抑えたの?
伯父:それが全くなんじゃよ
〇〇:しょうがないな、俺の隠れ釣りスポット連れてってやるよ
伯父:さすが〇〇だな、よし行こう
〇〇:彩ちゃんも行く?
彩:一応行きます
そうして〇〇は伯父を隠れ釣りスポットに連れてきた
伯父:ここか
〇〇:そうだよ、ってか今日は泊まってくの?
伯父:一応そのつもりだ
彩:すいません、図々しくて
〇〇:別に今に始まったことじゃないからね(笑)
伯父:〇〇ちょっと釣り場案内してくれ
〇〇:いいよ
伯父:彩も行くか?
彩:一応行く…
〇〇は一通り案内して回った
伯父:よし!じゃあ始めるとするかな
〇〇:一応ライフジャケット着といた方がいいよ
伯父:おう、彩も釣りするか?
彩:しない、〇〇兄と帰る
伯父:そうか、恥ずかしがるなよ〜
彩:恥ずかしくないもん///…
〇〇:可愛いな彩ちゃんは
彩:えっ///…
〇〇:今日は風強いから気をつけてねおっちゃん
伯父:おう
次の瞬間だった
彩:きゃあ!
バッシャーン
彩は強風に煽られて海に落ちてしまった
〇〇:彩ちゃん!
彩:助けて…お父さん!
伯父:おう、今助けに行く
バッシャーン
伯父:〇〇!
〇〇:任せて!
〇〇は彩の元に泳いでいく
〇〇:大丈夫か彩ちゃん!もう俺が来たから大丈夫だよ!
彩:〇〇兄(泣)
〇〇は彩ちゃんを無事浜辺まで運んだ
伯父:大丈夫か、彩!
彩:〇〇兄のおかげで何とか...
伯父:〇〇助かった本当にありがとう!
〇〇:伊達にプールの管理人やってませんから(笑)
伯父:さすが漁師の息子だよ
〇〇:関係ないと思うけど(笑)
〇〇:彩ちゃん寒いよね一回家帰ろっか
彩:うん
〇〇:じゃあおっちゃん彩ちゃん預かってくよ
祖父:何から何まで悪いな〇〇
〇〇:しっかり晩御飯釣ってね
祖父:あいよ
〇〇:じゃあ彩ちゃん行こっか
彩:うん!
〇〇:ん?(なんか彩ちゃん明るくなった?)
〇〇達は家に着いた
〇〇:彩ちゃん、シャワー浴びるよね
彩:うん、塩でベタベタ
〇〇:じゃあタオル置いとくね
彩:はーい!
彩:〇〇兄、上がったよ!
〇〇:じゃあ俺も入っちゃうわ
彩:うん
〇〇はお風呂から上がり彩にある提案した
〇〇:彩ちゃん買い物行かない?
彩:行きたい!
〇〇:じゃあ行こっか
彩:うん
〇〇達は近くの大きなショッピングモールに着いた
彩:すごーい
〇〇:田舎にこんなのないもんね
彩:そうなんだよね(笑)
〇〇:じゃあ彩ちゃんが見たいお店回ろっか
彩:いいの?
〇〇:いいよ
彩:やったー
そして〇〇たちはアクセサリー屋に入った
彩:うわ〜✨、綺麗〜✨
〇〇:でも、もう彩ちゃんが高校生か〜
彩:はやいよね〜
〇〇:彩ちゃん彼氏とか居るの?
彩:なっ///...
彩の顔は一瞬で真っ赤になった
彩:べ、別にいないけど///...
〇〇:そうなんだ、可愛いからすぐできそうなもんだけどね
彩:〇〇兄は...彼女いるの?///...
〇〇:俺?それがいないんだよ〜、彩ちゃんがもらってくれよ〜(笑)
彩:えっ///
〇〇:冗談、冗談...
彩:私でいいなら...いいよ?
〇〇:(え?天使みたいに可愛いな彩ちゃん)
〇〇:おじさんをからかわないの!
彩:私は本気なのにな…(ボソッ)
〇〇:なんか言った?
彩:何でもな〜い
〇〇:なんて言ったか教えてよ〜
彩:やだよ〜だ
〇〇:ひどいよー
彩:フフッ
〇〇:ってか彩ちゃんこのネックレス可愛くない?
彩:ほんとだ!げっ!たかっ!
〇〇:1万円か、高校生には高いな
彩:なんかはしゃいだらお腹空いてきちゃった
〇〇:せっかくだしどっかでご飯食べよっか
彩:もちろん…?
〇〇:奢りますよ、お姫様
彩:やった〜
〇〇達はフードコートにやってきた
〇〇:彩ちゃん何食べるの?
彩:あのトマトラーメン気になる!
〇〇:昔っからトマト大好きだもんね
彩:〇〇兄ってよく見てるよね
〇〇:なんか彩ちゃん見てたら癒されるんだよね
彩:えっ?〇〇兄ってロリコン?
〇〇:違うよ
彩:ジトーー
〇〇:そんな目で見ないでよ(笑)
彩:まあ、そんな〇〇兄が好きなんだけどね
〇〇:えっ?今好きって言った?
彩:気のせいじゃない?
〇〇:そっか!じゃあトマトラーメン食べますか!
彩:うん!
〇〇:ちょっとトイレ行ってくるね
彩:うん
15分後…
彩:遅いなぁ、〇〇兄
〇〇:彩ちゃんお待たせ!
彩:遅いよ!
〇〇:ごめんごめん
彩:じゃあ、いただきまーす!
〇〇:いただきまーす!
〇〇達はご飯を食べ終え、帰りの準備をし始めた
〇〇:彩ちゃん
彩:どうしたの?
〇〇:これっ
彩:えっ!さっきのネックレスじゃん!
〇〇:遅めの入学祝い
彩:いいの?私命まで助けてもらったのに!
〇〇:当たり前のことしただけじゃん
彩:もう我慢できない!〇〇兄大好き!!
彩は〇〇に抱きついた
〇〇:彩ちゃん///… みんな見てるよ///…
彩:関係ないも〜ん!!
〇〇:かわいすぎるー!
伯父:ハックシュン…〇〇達まだかなぁ
彩:あれ?なんか忘れてるような?
彩:まあいっか!
fin...