デブは転生しても生きづらい#5
私も冒険に連れてってくんない?この言葉から〇〇の本格的な冒険が始まった。
〇:冒険は危険がつきものだよ?それでもか?
飛:うん!〇〇にお礼がしたいし、だからと言って今すぐお礼できるものもないし、〇〇のことを命に変えても守りたい!
○ :バーカ、お前に守られるような体つきしてねーよ、デブなめんじゃねぇ笑
○ :わかった、お前を仲間にする!
飛:やった〜!
○:しかし条件がある。それは俺がお前を絶対に守り、この村に送り届ける!
飛:わかった、ありがと!
○:照れるな、なんか
飛:うっさい//バカ!!
〇〇達は町でゆっくりした後、旅立つことにした。
旅立つ当日
さ:飛鳥おねーちゃんだけずるい!〇〇さんのこと独り占めする気でしょ!
飛:そ、そんなことあるわけないでしょ!
○:そうだよ、さくら、飛鳥がこんなデブに興味があるわけないでしょ笑
さ:そっかじゃあさくらが〇〇さんのお嫁さんになる!
○:そうか、嬉しいこと言ってくれるね、さくらは!
飛:さ、さ、さくらそんなことおねーちゃんが許すわけないでしょ!
さ:うるさい!
○:まあまあ喧嘩するなって
○:じゃあエルフの長、飛鳥を預かっていきます。必ずこの町に再び送り届けます!
長:お願いします。そして今回は本当にありがとうございました!
○ :いえいえこちらこそお世話になりました。あ!そうだテイムしたモンスターよ今我に力を貸せ、行け、スライム!
長:スライム?
○:はい!スライムを100体ほど置いとくので
町の復興や番人などに役立てください。
1体だけだとあれですが、大量にいれば怖いもんなしです。
長:何から何まで本当にありがとうございます。飛鳥元気でな、さくらのことは私たちに任せなさい
飛:はい!さくらのことよろしくお願いします。
こうして○○と飛鳥は旅に出た
飛鳥には気になることがあった
飛:ねぇ○○
○:なんだ飛鳥
飛:村を襲った勇者が言ってたんだけど、なんか魔物と人間の間で戦争が起きるらしいんだよね
○:へ〜、それって魔物が悪さをするから人間
が退治するっていうことじゃないの?
飛:バカ、デブ!
○:え?いきなり罵倒されたんだけど
飛:この世界の事何も知らないからでしょ!!
○:すいません
飛:てか、そもそも魔物と人間の間には共存の誓いがあるの、それなのになぜ私たちのように魔物の村を襲ってるんだろう?
○:人間の領土と魔物の領土の割合ってどれぐらいなの?
飛:魔物は人間の10倍の数いるから魔物が7で
人間が3ってところかな
○:人間は食べ物とかはどうしてるんだ?
飛:大体商人を通して魔物からもらってるはずだけど
○:なるほどね、そういうことか!
飛:どういうことなの?
○:知りたいか〜
○○は飛鳥に思い切りほっぺたをつねられた
○:いたたっ、話します、話しますから離してください😭
飛:わかったらよろしい
○:はぁ、つまりは人間側がこの世界を人間の物にしようとしてるってこと
飛:え?でも勝てっこないよだって数は魔物の方が多いんだよ
○:ごっほん!ここで飛鳥くんに問題です!
僕は誰でしょう?
飛:デブっ!!
○:ディスるのはや!違うでしょ?
飛:一応勇者?
○:正解!ってか一応じゃなくて普通に勇者だから
飛:で?それと何が関係あるの?
○:つまり勇者達を呼びだして最強な戦力を作ったってわけ
飛:あっ、そういうことか!
○:気づくの遅っ!!
飛:それ、ひどい!
○:そっか飛鳥達も一応魔物側だもんね
飛:さくら達大丈夫かな?
○:大丈夫!スライム先輩たちがいるから
そこらへんの傭兵よりかは強いっしょ!
一方その頃スリム王国では....
兵:申し上げます!!!
王:何事だ!!
兵:私たちが向かっていたエルフの村の襲撃
失敗に終わりました。
王:何!勇者はどうした!!
兵:それが、これをご覧ください
兵士は○○に言われた通り勇者1の首を見せた
王:ひぃっ生首だ、そんなに強い魔物がいたのか?
兵:いえ、勇者です
王:お前は何を言っているのだ?エルフの村には勇者1人しか向かわせてないぞ
兵:王は勇者召喚時に1人王国から追放した勇者を覚えておりますか?
王:あー、覚えてるともあのデブだろ
まさかそのデブがこれをやったと笑わせるな
兵:いえ、全て事実です。あの勇者は魔物を召喚していました、しかも森の主であるあのキングベアーを召喚していました。
王:何?!あのキングベアーをか!!
くそっ腐ってもあいつは勇者ってことか
兵:....王よ、あとその勇者から伝言があります。
王:なんだ!
兵:「あんまり調子に乗るなよ」とのことです。
王:デブの分際でぇぇー!!!
兵士や勇者の皆に伝えろ、魔物の村の襲撃を続けつつデブを見つけ次第....
兵:見つけ次第?
王:殺せぇーーー!!
○○はこれからどうなることやら....
to be continued…。