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会社クビになった次はシェアハウスの管理人?!#1

初出勤当日の日

○:はぁ〜、緊張する〜

〇〇はものすごく緊張していた

聡:なんじゃ、緊張してるのかい?

○:当たり前じゃないですか、初めて会う人と住むなんて

聡:安心しな、まだ入居者はゼロじゃよ

○:そうなんですか?じゃあこのでかい家に俺1人ですか?

聡:そうじゃよ

○:ウッフッフ

聡:喜ぶのはいいけど、家事は大変じゃよ

○:あっ、そうでした💦
では早速ご指導のほどよろしくお願いします

聡:わしの指導は厳しいぞー

○:はい!がんばります!

だが不安とは裏腹に家事は完璧だった

聡:うそじゃろ

○:ダメでしたか?

聡:逆じゃよ、なぜそこまでできる?

○:うちの父親の育て方ですかね?

聡:育て方?

○:はい、うちは「とにかく何事にも真剣に」がうちの教訓でした、家事、勉強、スポーツ
恋愛、まあ恋愛なんてしてこなかったですけどねハハッ

聡:そうだったのかい、いい父親を持ったね

○:まあ厳しい父親だったけど愛情はすっごい感じましたね

聡:そうじゃろそうじゃろ

○:話がズレましたね、次はどこを掃除すればいいですか?

聡:もうないわい

○:え?まだ3.4時間ぐらいしかやってないですよ?

聡:アンタは1日の掃除量を3.4時間で終わらせてしまったんよ

○:ほんとですか?!

聡:アンタは控えめに言ってチョベリグッだ

○:アハハ(ちょっと古いな)

聡:だから今日はお休みじゃ
でな明日からなんだがわしの孫娘が
このシェアハウスに入居することになったん
じゃよ、だから面倒をよろしくな
ちなみにうちの孫娘に手出したら懲戒解雇
じゃからな

○:こ、怖いこと言わないでくださいよ
ち、ちなみにお孫さんのご年齢は?

聡:16じゃよ

○:えーー、そ、そんなの社会からも追放されちゃいますよ、それにこんな30のおっさんは
いてもいなくても変わんないと思いますよ。

聡:それはどうかな?
まあそういうことだから頼むぞ

○:わかりました

〇〇は考えていた

○:え?16歳の女の子と部屋が違うとはいえど
1つ屋根の下で暮らすのか?
考えてもしょうがないかぁー、すやすや

翌朝

○:はぁー、やばい緊張してきたぞ
落ち着け落ち着け

ピンポーン

○:来た!
はーい、今開けまーす

○:おはようございます、正源司さん

聡:おはようさん、じゃあ紹介するわ

聡子の後ろから女の子が出てきた

聡:この子が私のかわいいかわいい孫娘の
陽子じゃ

陽:は、はじめまして

○:は、はじめまして

陽:しょ、正源司陽子と言います。
これからよろしくお願いします

○:ひ、日向〇〇です
こちらこそよろしくお願いします

聡:なんだいアンタら
今から一緒に暮らすって言うのに

陽:緊張するんだもん

○:そうですよ、初対面の人にガンガンいける人なんて滅多にいないですよ

聡:そういうもんなのかね?

○:そういうもんです

聡:まあいいや、じゃわし帰るからな

○:え?

陽:おばあちゃんそんなの聞いてないよ〜

聡:そりゃ言ってないもん

陽:じゃあ私の荷物はどうするの?

聡:お昼ごろ業者の人が持ってくるから
だから〇〇手伝ってあげてくれな
じゃあのー

陽:ちょっとー、もうーおばあちゃんたら
ごめんなさいねうちのおばあちゃんが

○:いえいえ、気さくな方でとても助かってます

陽:それならいいんですけど

○:じゃあお部屋の方にいきましょうか

陽:そうですね

〇〇達は家の中に入った

陽:お邪魔しまーす

○:もう言わなくていいんですよ
自分の家なんでフフッ

陽:もう!笑わないでください

○:失礼しました
ところで正源司さんはどこの部屋にしますか?

陽:その前に年上の人に敬語使われてるの
なんか嫌なのでタメ語にしてくださいあと
呼び方は陽子でお願いします!

○:できるかなぁ、陽子!

陽:はい!

○:なんかやっぱり違うなー

陽:違くないです

○:陽子ちゃんじゃダメ?

陽:しょうがないですね特別ですよ〜

○:よかったー、ところで部屋はどうしますか?

陽:ムッ😡

○:部屋はどうする💦

陽:どうしましょう、ちなみに〇〇さんの
部屋はどこなんですか?

○:俺は2階の1番奥です

陽:奥です??😡

○:奥だよ💦

陽:じゃあ私その手前にします

○:いいの?部屋見ずに決めて

陽:いいんです

○:そっか

すると、外から声が聞こえる

すいませーん

○:あっ、業者の方が来たみたいだ
よし!陽子ちゃん頑張るか!

陽:はい!

〇〇達は業者の手伝いもあり
2時間程度で荷物を運び終わった

○:ありがとうございました

業:またのご利用お待ちしております。

○:よーし、ひと段落ついたし陽子ちゃんに
手料理振る舞うか

○:あれ?陽子ちゃんどこ行った?
部屋で物を整理してんのかな?

○:陽子ちゃんって、寝ちゃってる

〇〇は陽子にタオルケットを掛け夕飯の準備に取り掛かる

陽:いい匂いがするー

トントントントン ジュージュー

陽:いい音、おばあちゃんが作ってんのかな
おばあちゃん何作ってんの?って〇〇さん

○:起こしちゃったか、ごめんね
まあもうできるから座ってて

陽:え?〇〇さんって料理できるんですか?

○:料理だけじゃないよー、家事全般笑
口に合うかわかんないけど日向家特製オムライスどうぞ召し上がれ

陽:いただきまーす
うっ...

○:ごめん口に合わなかった?

陽子は首を横に振った

陽:うまい!!!おばあちゃんのオムライスより美味しい!

○:それはよかった
ところで陽子ちゃん学校はこっから近いの?

陽:歩いて10分ぐらいですかね

○:そうなんだ

陽:それより明日のレッスンの方が心配ですよ

○:なんのレッスン?

陽:え?アイドルですよ

○:へぇーアイドルか、ってえぇー!?

○:よ、陽子ちゃんアイドルやってんの?

陽:はい!!

○:マジかよ

to be continued…。

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