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今週の選挙(2024 12.8投票)
今週は2か所で3件の選挙のみ。 4件が無投票でした。
暮れも押し迫り、段々穏やかになってきました。
冬は選挙の数が少なくなるものですが、チェックは怠らずに行きましょう。 たまに “ドカン!” という案件が紛れ込んできますので。
選挙ウォッチをするルーティンのひとつに、当記事が役立ってくれれば幸いです。
◎北海道・苫小牧市長選挙
前の市長が出張先で倒れて以来の体調不良で辞職したコトに伴う選挙で、元市議と元市職員の一騎打ちで次の座を争います。
前職の後継指名を受けたのは5期17年市議を務めた人で、自公の苫小牧支部と新党大地が推薦しています。 と、いうワケでコレで決まりのように見えるのですが、元市職員に対し立憲と社民が推薦を出していて出陣式には立憲の逢坂道連代表も駆けつけるなど、結構チカラが入っています。
「市政継承」を掲げ前職の結婚相手もマイクを握るなど、ウェットな雰囲気づくりが出来上がっているようなので後継候補が有利なのでしょうが、前職は5期18年の長期政権だったため、市政の停滞を嫌う市民が多ければ結果は覆るかもしれません。 さて、どうなるでしょうか。
◎京都府・宇治市長選挙
2期目を目指す現職に団体役員の60代男性と元会社員の40代男性、2人の新人が挑む選挙です。
候補者の肩書きに「団体役員」と書いていれば大体「共産党の地区委員長」なもので、この選挙も例に漏れずで共産が推薦を出しています。
もう一人の新人は組織を持たず個人で選挙運動をしている人。 というワケで現職には自公に立憲&国民民主が推薦を出す「与野党相乗り」候補です。 この状況で、察していただければ、と。
しかし京都府は特殊な構図で、立憲が泉前代表や福山参院議員など大物議員がいるけど選挙では自民と相乗りしがち。 共産も元々強い地域で、トドメは「コードネーム:(誠)」こと前原誠司氏が流れ流れて維新の共同代表になっちゃったというカオスっぷり。 立憲が対立構図を作りだせば市民に明確な選択肢を示せるハズなのですが、返す返すもアッサリ自民に相乗りしちゃうのがなぁ・・・
◎京都府・宇治市議会議員補欠選挙(定数1/2人)
議員が亡くなられたコトに伴う選挙で、元市議で元府議の人と共産公認の人による一騎打ちで争います。
亡くなられた議員は維新公認の方でしてが、その補選に維新は候補を出さないという。 党勢が落ちたせいだとも言えますし、吉村新代表が「全国政党化」を諦めた影響なのかもしれません。
維新が動かないというコトで、自民系の元職が出てきました。 昨年の府議選で維新新人に弾き出されて落選。 今回返り咲きを狙います。 一方の共産もこの選挙区で議席を持っているので非自民票がまとまれば接戦になるかもしれません。 やはりここでもカギを握るのは「立憲」ってコトになるでしょうが、既に市長選で相乗りしているからなぁ・・・
以上です
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます
「今週の選挙」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど
◎
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