
今週の選挙(2025 1.26投票)
さぁさぁ! 今週は選挙が(無投票になったものも含め)37件も有ります!
ここから10本セレクトするのに悩みましたが、やはり今年もチェックしなければならない政党が有るのでそこを優先しました。 皆様注目の選挙が外れているかもしれませんが、どうか御了承いただきたく。
それと、私の能力では「10本」が限界なので、その点もどうかどうか御理解いただきたく存じます・・・
【取材済】
まずは現地取材した選挙を2本、御紹介。
◆岐阜県知事選挙
5期務めた現職が引退を表明。 次の座を自民・公明・立憲・国民民主が推薦する元官僚と、共産が推薦する産業カウンセラーの新人2人で争います。
前回も立候補し2位入った江崎候補に与野党が相乗りし、相手は共産推薦の新人となると情勢は決まったようなもの。 焦点は共産候補がどこまで獲れるか、何なら「供託金を取り戻せるか」だと見えています。
しかし、何度も言いますが、
前回の知事選レポート(1/31まで無料公開中)でも書いた通り、江崎候補はサイコパスです。 彼に票を投じるのは当然自由ですし、更に今回は一騎打ちで選択肢が少ないので消極的な選択で彼に一票入れる人もいると思いますが、是非とも⇧のレポートを読んでいただき、彼がどんな奴かを知っていただいた上で御判断いただきたく存じます。
◆埼玉県・川越市長選挙
4期務めた現職が出馬せず、次の座を元裁判官、元市議の男性2人、元県議の4人で争う選挙です。
元県議に自民県連・立憲・国民民主が推薦を出していますが、自民は市議会の自民系2会派がそれぞれ元市議の2人へ、川越市選出の県議が元裁判官を応援し、「自民4分裂」というとんでもない状況になっています。
候補4人中3人が40代前半というフレッシュな選挙。 誰が勝ってもおかしくない構図ですが、カギを握るのは前回「22.05%」という驚異の低投票率をどこまで上げられるかにかかっているのでしょう。
では、残りの選挙をば。
◎山形県・山形県議会議員補欠選挙 酒田市・飽海郡選挙区
立憲の県議が衆院選出馬のため辞職(→落選)したコトに伴う選挙で、立憲公認国民民主推薦の元酒田市職員と自民公認の元酒田市議の新人2人で争います。
この日、山形県知事選も同時に行われますが、
コチラは5選を目指す現職と県外の “立候補大好きおじさん” による一騎打ちなので触れるまでもありません。 それは民主系で地元選出の舟山康江衆院議員(国民民主党)と繋がりの強い現職に対し自民系が独自候補を立てられなかったという点から見ても明らかです。
しかしその分、自民系はこの選挙にチカラを入れているコトでしょう。 前述の通り元は立憲の議席。 民主色の強い知事に入れた方が県議補選でも同系列に入れるのか、それともバランスを取るために自民系に入れるかが分かれ目だと思いますが、最大の決め手は知事選が争点を欠くせいで間違いなく下がるであろう投票率になるのではないでしょうか。
◎三重県・亀山市長選挙
5期目を目指す現職に、音楽プロデューサーの新人が挑む一騎打ちです。
コチラも情勢は決まったようなものですが、この “音楽プロデューサー” の新人というのが「アレ」候補かもしれないため、私は気になって仕方がありません。
SNSを見ると現政府に批判的なスタンスで主張は明確。 個人演説会を各地区で行なっていて選挙運動もしっかりやっているよう、なのですが、市議をすっ飛ばしてイキナリ市長選に行く姿勢や、どうしてもミュージシャン気質が抜けない写真の写り方などなど、本当は現地で取材したかった候補です。
頑張って供託金を取り戻して、来年の市議選に出たら良い働きをするようにも見えますが・・・ とにかく、気になって仕方ないのです(汗)。
◎宮崎県・西都市長選挙
5期目を目指す現職に、元職、元参院議員、元県議が挑む選挙です。
現職は2017年に一度落選。 そこで一期務めたのが元職で、2021年のダイレクトリマッチで元職は敗れ現職が返り咲き。 二人の対決は県議時代の1999年から数えて4戦目で通算戦績はの2勝2敗のタイ。 今回が “決着戦” です。
そんな毎度おなじみな構図を打破するために立ち上がったのが、元参院議員。 ですが、この方はかつて女性プロゴルファーの父としてメディアに多く露出していた、いわゆる “さくらパパ” です。
しかし参院議員になったのは2007年と18年も前。 当時上り調子だった民主党の比例代表候補の “タレント候補枠” で当選したものでした。 そこから月日は流れ、女性プロゴルファーは結婚し、それに伴い自身の露出も減っていき、市長選に出馬しても全国レベルの話題にはならないほどになってしまいました。
今回も自身のPR動画として “話題になるなら犯罪者でも話を聞く“ でお馴染み「街録ch」に出演した動画を紹介し、選挙公報も元国会議員と思えないような出来栄え・・・ 結局、そんなもんでしょう。
そこに割って入って来たのが県議を2期務めた男性。 この人が長年続く市長選の光景を変えてくれたら面白いのですが・・・ さて、どうなるでしょうか。
◎沖縄県・沖縄市長選挙
前の市長が亡くなり、元県議の2人で次の座を争う選挙です。
前職は市長を3期10年務めた人で、自民系市長をまとめていた人物。 父親も過去に3期12年沖縄市長を務めており、沖縄市ではいわゆる「名門」なのでしょう。 更に、

沖縄での建設を待ち望んでいた大型屋内施設「沖縄アリーナ」を市内に建て、バスケットボールのワールドカップの沖縄開催が実現。 更にライブ会場としても、サザンや小田和正、あいみょんなどのこれまでなかなか来てくれなかった大物ミュージシャンがライブに来てくれるようになりました。
そんな人の “弔い選挙” です。 よほどのコトが無い限り、前職の意思を継ぐと立候補した自民系候補が有利です。 何故そんな選挙に、いわゆるオール沖縄勢は県議を辞めさせてまで候補を立てたのか・・・
確かにこの先、定数2の県議補選が行われるので、もし負けても返り咲くコトは可能でしょうが、先週の宮古島市長選でよもやの敗戦を喫した、いわゆるオール沖縄勢にとって最も必要なのは「勝つこと」よりも「負けない」こと。 例えどんな選挙でも「負け」が付くコトは避けなければなりません。
それなのに、明らかに相手有利の選挙に、この先に国会議員や知事選の道も有ったかもしれない有望な人物を、わざわざ「黒星」がつく可能性が高い場に出してしまうのか・・・ いわゆるオール沖縄の目先しか見えない選挙戦略には呆れるばかりです。
こんな状況を打破して、いわゆるオール沖縄候補が勝ったら大快挙といってイイですし、上記の見立てが外れたら私は頭丸めても良いですが、既に私はスキンヘッドですし、どう考えても私には、そうだとしか見えないのです・・・
ここからは、昨年に続いてやるコトにした、参政党チェックです。
【今週の参政党】

(クリックやタップで拡大してご覧ください)
(抜けている選挙が有ればコメント等で教えて下さい)
党はゴタゴタしまくっているように見えて衆院選で議席を獲るし地方選で勝ち越しているしで、何だかんだ有りながら勢力を伸ばしているので今年もチェックを続け、戦績を表にまとめていきます。
さてさて、今年一発目となる今週は、一気に3選挙で候補を立ててきました。
▼大阪府・茨木市議会議員選挙(定数28/39人)
まず最初に申し上げなければなりませんが、この選挙に「丸吉」という名の候補が出ていますが、この人は “反社会的カルト集団” で現在「サッサと逮捕しろ!」の声が全国から挙がっている、立花孝志率いる「N国」の一味です。 絶対に投票しないで下さい。 他に選択肢はイッパイ有りますから。
そいつ以外だと、現職21人、新人17人が立候補しており、参政党から33歳の男性新人候補が立候補しています。
学校の教師から参政党という(悪い意味で)エリートコースを歩んでいる候補。 昨年の衆院選で大阪9区から出て以来の出馬です。 神谷宗幣独裁者代表は選挙戦初日に応援に入っていますが、初日の応援よりは最終日の応援が効果的なのは明らか。 それでも初日に入ったのは固いからか、諦めか・・・
その他、大阪維新が7人(改選前4議席)、国民民主とれいわが新人1人出しているほか、共産が改選前3議席に対し現職2人、新人1人を立てて議席&会派維持を目指しますが、落選者が11人いる厳しい選挙で3人当選なるか。 コチラも注目です。
▼大阪府・倉敷市議会議員選挙(定数43/52人)
現職38人、新人14人が立候補しており、参政党は40歳の現職男性が立候補しています。
2021年の参院選でブレイクした参政党なので、そろそろ「現職」の候補が出てきてもおかしくないですが、この人は昨年の補選で当選した人です。
この補選が「11.84%」という超ド級の低投票率になった結果、一定の信者 支持者がいる参政党候補がトップ当選してしまったという驚愕のものでした。 さて、本選でも当選なるか。
コチラにも神谷独裁者代表は初日に応援入りしています。 今年から初日に入る方針に変えたのでしょうか・・・? ただ、火曜日に吉川衆院議員(九州ブロック比例)が応援に入ったようです。
その他では共産が現職4候補を擁立。 当選者に対して落選者は少ないですが、だからといって全く安心できないのが現在の共産党。 現状の党勢で4議席獲得は “快挙” といってもイイですが、果たして。
▼福岡県・北九州市議会議員選挙 八幡西区選挙区(定数15/24人)
政令指定都市である北九州市は選挙区が7つに分かれて行われる選挙で、各党が公認候補を出しているのでコレだけでも記事ひとつ書けるほどのボリュームが有るのですが、それをやっているとキリがないので焦点を参政党に絞らせて下さい。
この選挙区は、現職13人、新人11人が立候補し、参政党からは60歳女性候補が立候補しています。
今週の3選挙の中では、コチラの候補が最も期待、薄なのか、吉川衆院議員は入っているものの神谷独裁者代表は未だ入っておらず、この先に入る予定も(今のところ)出ていません。 公明はもちろん、自民や立憲、維新も公認候補を擁立している中で勝ち抜くコトは出来るでしょうか。
そしてコチラの共産は現職2人が出馬。 そのうち1人は33歳という若さで今後を担うであろう貴重な人材です。 議席を守ってほしいところですが、当選率約6割の狭き門を勝ち抜けるでしょうか。

(クリックやタップで拡大してご覧ください)
そして、(表はつけませんが)コチラのチェックもやっていきます⇩。
【今週の幸福実現党】
この党は、母体となる宗教団体のトップが亡くなって以降も政治活動を続けている理由は分かりませんが、チェックはしていこうと思っています。
同党所属の地方議員は、増えているので。
▼静岡県・菊川市議会議員選挙(定数17/19人)
現職10人、新人9人が立候補し、幸福実現党からは32歳女性の現職が2期目を目指します。
中央政界では影も形も見なくなった幸福実現党ですが、地方議員は現在55名。 参政党のように内ゲバで離党したりとかはあまり無いので地味ながら着実に数を増やしています。
こちらの候補は4年前に28歳で立候補し、「幸福実現党公認」という看板を遥かに凌駕するルックスで、何と2位で当選した人(※この党は選挙中、党名を極力隠すので注意が必要)です。 SNSを見ると議会終了の度に報告をしている様子からは、ちゃんと活動しているように見えます。
まぁこの党の議員は変な活動をしてるとか怠けているとか言った悪評はあまり聞かないのが実際のトコでして。 選挙地に居住している信者から候補を選ぶコトも多いので議会や地域に馴染みやすいのでしょう。
さて「2期目を目指す現職」というのは首長選だと鉄板の強さを持ちますが、議員だと逆に「鬼門」となります。 それは1期目の活動をシビアに評価されるから。 この方は今回、どう評価されるでしょうか。
以上です
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます
(※「反社会的カルト集団」関係の候補を除く)
「今週の選挙」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど
いいなと思ったら応援しよう!
