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今週の選挙(2022 11.13投票)

 このシリーズは「毎週水曜日に出す」と決めているのですが、ちょっとでも心身の調子が悪いと記事が書けなくなってしまう私。 未熟者ですゴメンナサイ。

 ・・・と、いいわけしたトコで、早速始めます。 私がセレクトした10本の選挙を御紹介!


◎岩手県・滝沢市長選

 2期目を目指す現職は県庁出身。 と聞くと自公系の候補に見えますが、そこは “小沢王国” の岩手県。 政界デビューは民主党公認の参院議員でした。 2期務めて退き、その2年後に滝沢市長選に当選したという流れです。
 そうなると対する元県議の武田候補は当然、自公がガッツリ推す候補。 応援には鈴木俊一財務大臣や広瀬めぐみ参院議員が入り必勝態勢。 一応両者とも「無所属」となってはいますが中身は超組織選挙です。
 来年の知事選を占う意味でも大注目の選挙です。

◎岩手県・滝沢市議補選(定数1/3名)

 ただ個人的に注目しているのは、この補選。 候補者の中に「前回の選挙で当選した “元職” 」という矛盾した経歴の候補がいるのですが、その方、

 2020年にパチンコ店内で落ちていた他人のICカードを拾って打っちゃって逮捕され、「みずからの反省と責任を明確にするために」(市議会議事録より)辞職。 それから3年近く経ち、そのために空いた議席を取り戻すために今回立候補しているのです。 果たしてその候補がどれほどの票を獲得するのか(もしくは、どれほどに票が獲れないのか)が気になっているのです。


◎新潟県・小千谷市長選

 2期務めた現職が引退し、その後任を争う選挙です。
 現市長の後任指名を受けた1名と、その体制を変えたい2名の争いですが、選挙公報の完成度を見る限り、勝負は見えているような気もします。 一騎打ちの構図だったら未だ分かりませんが・・・ 是非とも皆様、選挙ドットコムのリンク先から選挙公報が見られるので御確認下さい。 私が言わんとしているコトが御理解いただけるかと存じます。


◎三重県・明和町長選

 2期目を目指す現職に、前回に続いて立候補した新人の一騎打ちですが、新人さんは前回5人(!)立候補した市長選で、5位だった方なので、、、

◎三重県・明和町議選(定数14/15名)

 今回2本ある、「“定数プラス1” で “公明、共産1名ずつ立候補” の選挙」のひとつ。
 共通している見どころは、共産候補が前回から票がどれだけ上下するのか。 昨今の流れを見ると減る可能性は高く、どれだけ減ってしまうのかがチェック項目です(もちろん増えたら素晴らしいコトですが)。 コチラの共産候補の前回は「866票の6位」 それがどう変化するでしょうか。


◎兵庫県・太子町長選

 コチラも大注目の選挙! 市長と議会の激しい対立が続いている中、

 町の教育長が女性教育委員にセクハラし辞職したコトを受けて議会が市長を猛攻撃。 遂には不信任決議案を可決成立させ、それを受けて町長が出直し選挙に打って出た形です。 新人には町議14名中11名がついているという中、町長が町民の支持を受け返り咲けるかどうか!
 ・・・とはいえ、首長と議会は行政の両輪なのですから、気に入らない点が有っても協力してほしいものです。 だって、割を食うのは市民なのですから。

◎兵庫県・太子町議補選(定数1/2名)

 コチラは過去の町議選で1戦1敗の候補と3戦3敗の候補による一騎打ち。 来年4月には本選が有るので、そこに向けて “顔を売る” 要素が強いのでしょうが、どちらが連敗記録を更新するのか、気になります。


◎広島県・竹原市議選(定数14/15名)

 コチラも明和町議選と同じ構図です。 コチラの共産党候補の前回は「656票の13位」でした。 落選が1名だけならサスガに大丈夫だろう、とは思いますが、、、


◎熊本県・熊本市長選

 県庁所在地で政令指定都市の市長選なのですから大注目! のつもりで候補者を見てみると・・・

 3期目を目指す現職に対するは、つい最近まで共産党所属だった候補と、市内を自転車でポスターを貼ってまわる候補という構図なので、もう、言わずもがな、という形です。


◎宮崎県・高鍋町議選(定数14/18名)

 コチラも公明、共産から1名ずつ立候補なのですが、落選が4名とやや多い選挙です。
 共産候補の前回は「733票の5位」。 当落ラインは300票弱だと見られるので大丈夫だとは思いますが、果たしてどうなりますやら。


以上になります。 候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。


※「新宿区長選」「館山市長選」「さくら市議選」については、選挙ウォッチャーちだい さんのレポートで御確認下さい。





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