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今日の一曲 #109 三遊亭円楽 / 一文笛

 正確には「今日の一席」となるでしょうか。

 今日、9月30日は六代目・三遊亭円楽師匠の一周忌です。
 なので今日は、師匠の落語を。



 これは2021年、落語家を辞めたものの二番弟子として師弟関係が続いていた伊集院光さんが30年ぶりに高座に復帰する際に開かれた「三遊亭円楽・伊集院光 二人会」で披露した一席。

 私は落語に関して詳しくないですが、「笑点」に二ツ目から出演して有名になった円楽師匠は、一方で師匠のインテリっぷりが鼻につくだとか情報量が多すぎて間が無いとか言われていたらしいですが、年齢を重ね様々な病気、特に肺がんを患ってからは往年の名調子で話せなくなりますが、その影響で逆に間が取れるようになったと円楽師匠は語っていたそうです。

 亡くなる一年半前の一席。 落語をあまり聞いたコトがない伊集院さんファンが多数詰めかける中、落語の表現をさりげなく説明したり、「マクラ」の部分に笑点メンバーの本名を入れ込んだりして落語ファンを喜ばせたり。

 そして「マクラ」から「演目」へ、自然に入っていく美しさと、「サゲ」の切れ味を堪能していただければ、と。



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