【レポート #23】愛知県・西尾市議会議員選挙レポート(2021 6.20)
家から4時間以上かかる西尾市。 W選挙なら(レポート2本出せるので)赤字にはならないだろうと思って取材に行ったものの、メインはもちろん市長選でした。 取材の成果は先日の「西尾市長選挙レポート」にて発表しましたが、リリース後に市議選の記事を書き始めると、市議選取材が少なくて後悔するコトに・・・
書いてみて気づきました。 このW選挙、市議選の方が圧倒的に面白いです! 「コンパニオン議員」vs「中村チルドレン」の全面戦争となった今回の市議選、候補者を多数紹介していますのでお高くなってしまったのは申し訳ないのですが、是非とも読んでいただきたいレポートです。
(西尾駅)
※「概要」については西尾市長選挙レポートで御確認下さい(無料で読めます)。
かつて西尾駅前には「西尾劇場」という戦後の昭和の匂いが残る映画館が有りました。
中に入ると(映画館としての営業は終了していたため)駄菓子が並ぶ中、壁には昭和の名優たちのポスターが並び、
ヤクザ映画を観て興奮した “本職” の方が興奮してイスを壊した跡がそのまま残っていたりして「昭和」という時代を存分に感じることが出来る施設でした。
屋根に穴が開くなどして老朽化が激しいため2014年に取り壊しになってしまいましたが、劇場建設時にはここを中心にして区画整理事業が計画されるなど建物内外ともに歴史的な価値が有るものだと感じていたので、取り壊しの報を聞いた時には残念でたまりませんでした。 神社仏閣や洋館など、戦前の歴史が知れる施設は遺して行く流れが出来たりしますが、西尾劇場のような「昭和」や「戦後」の歴史を知ることが出来る施設が取り壊されていく傾向にあり、歴史を語るうえでその時代が飛ばされるような気がして、気がかりです。
以上、前回の佐久島に続く、私と西尾市の想い出を御紹介しました。 話を選挙に戻しましょう。
◆立候補者(定数30/40人)
現職26名に対し新人が14名も立候補し30議席を争う選挙戦。 結果如何によっては議会の景色がガラリと変わる可能性が有りそうです。
さて、候補者名の末尾に(コ)とか(中)とか書いていますが、これが今回の市議選の争点となっています。 そちらをしっかり紹介していきましょう。
◆コロナ禍の中でコンパニオンを呼んで宴会した市議 ⇒(コ)
昨年12月、市議会最大会派(自民党系)の「市民クラブ」所属市議17名のうち14名が12月議会閉会後の “反省会” と称した「宴会」をやらかしています。 参加市議が経営する旅館で行われた宴会には、なんとコンパニオン3名を呼んでお酌をさせたそうです。 市議の謝罪会見によると市議経営の旅館を会場に選んだのは、
という理由で、コンパニオンを呼んだのは、
と、何と「感染防止対策」のために呼んだとぬかしております。 そんなコト言われてもコンパニオンが各議員に近づきお酌して回ったのなら同じことだし何よりコンパニオンが新型コロナに感染する心配はしないのか? という話でして。 しかもこの宴会の名目は「反省会」なので、昨年の定例議会終了後の3月、6月、9月にも同様に「反省会」という名の宴会を開いており、その全てにコンパニオンを呼んだとのコトです。 西尾市長選レポートでも書いたスギ薬局が会長夫妻のワクチン優先接種を要求した件が全国的に話題になりましたが実はこの件が市議選に大きな影を落としているようです。
それでは宴会に参加して今回の市議選に(何食わぬ顔で)立候補してきた13名の候補を御紹介いたします。 こーいうおいしい話題は丁寧に拾い上げていかなければなりません(笑)
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