大阪市廃止構想(大阪都構想)に反対します
もうこれは単純な話で、
「なんでせっかく手にした政令指定都市を返上しないとイケないの?」ってコトに尽きるのですよ。
ここで2010年に政令指定都市になった神奈川県相模原市の資料を引用しますれば、
大阪市は1,000を超える事務権限を大阪府から移譲されていて、大阪市の判断で高度で専門的な保健福祉サービスの提供が出来ているハズで、国との直接のやり取りにおいて発言力・情報発信力が増しているハズなのです。
大阪市は児童相談所や精神保健福祉センターの設置、療育手帳や精神障碍者保健福祉手帳の発行を市独自に認定・交付が出来ています。
小中学校教職員の任免も市独自に進められて、都市計画や道路も市が一元的に管理するコトが出来ています。
何より各種財源が大阪府から移譲されていて財政基盤が充実しているのが、大阪市なのですよ。 加えて、
大阪市は横浜市に次ぐ日本第二位の規模を誇る政令指定都市です。
そんな、「地方自治体の究極の憧れ」である政令指定都市という地位をわざわざ返上し、市を通り越して区に「二階級格下げ」されるのは、もったいなくないですか? という単純な話ですよ。
もしかしたら「大阪府は財政が赤字の中、大阪市だけ黒字なのは申し訳ない」なんて思ってる人、いますか? もしいるようでしたら声を大にして言います。
申し訳ないなんて、思わないでイイんです!!
貴方は大阪府民である前に政令指定都市・大阪市という「選ばれし地の民」なのですから! 何も恥じるコトは有りません。 ドヤ顔で大阪市に住めばイイのですよ。
もしかして「大阪市の行政サービスが悪いから都構想に賛成」なんて思ってる人、いますか? もしいるようでしたら良く聞いて下さい、
それ、大阪都構想とは無関係ですよ!
大阪市の行政サービスが悪いのは「大阪市が政令指定都市なのに怠けてるから」です。 良く都構想賛成派は「図書館が府と市で二つ有るのは無駄遣い」なんて言いますが、むしろ逆です! 例えば上記の図を見ると大阪市は岡山市の4倍の人がいるワケですから岡山市の4倍の図書館が有ってもおかしくないのです。 行政サービスの向上は大阪市に求めるべきで、大阪市は それに応えるだけの権限と財力が有ります! ケツを叩くべきは大阪市です。
以上、私の意見を書かせていただきました。
私も兄が大阪に住んでいるので他人事では無いのですよね。 あと12時間後には結果が出ているのでしょうが、果たして・・・