選挙結果振り返り(2025 2.23投票)
今回振り返る選挙は、3件。
少ないですが、どうも私には優秀な首長が落選してしまったように見えます。 が、調べてみれば落選した理由も見えてきて、、、 皆様にはこのような首長はどう映るのか、お伺いしたくなる選挙が有ります。 宜しければ。
◎岐阜県・各務原市議会議員選挙(定数24/29人)
現職16人、元職1人、新人12人が立候補し、党派別では、公明が3人、共産が2人、自民が1人立てた、女性候補5人の選挙は、現職1人、新人4人が落選。 政党候補や女性候補は全員当選しました。
自民党公認が前回の5人から今回1人に激減。 前回公認されたのに今回は無所属で出馬している候補が複数いましたが、それらは全員当選しています。
共産は70代の現職2人が引退し40代の新人2人で議席維持を狙い、2人とも当選。前回が17位と19位だったのに対し今回は17位と20位。 伸びてはいないが落としてもいないので良いカタチで世代交代できたのではないでしょうか。
◎熊本県・南阿蘇村長選挙
3期目を目指す現職に、元村議が挑む一騎打ちは、元村議が初当選しました。
前回に続いての村長選で悲願の当選を果たした元村議。 2期務めた村議はいずれもトップ当選でした。 地盤の強さに加え前回落選後の4年間、村内をくまなく回って準備を進めたのでしょう。 そして「木原稔元防衛相秘書」で、その人脈も生かしたのだと思われます。
一方の敗れた現職。 2005年から3回連続で村長選に落選しながら2017年に4度目の挑戦で悲願の当選を果たした、経歴だけ見ると “選挙大好きおじさん” に思えますが、当選後は8年間、朝の1時間を役所1階にいて誰でも話に行けるようにしているという面白い取り組みをしており、この10年間で全国に744ある「消滅可能性自治体」から全国に65しかない「自立持続可能性自治体」になるなど成果を出していた方。
実績ある人なので、もう一期ぐらいやってくれても良かったかなぁと個人的には思いますが、調べてみると議決ナシの随意契約で教職員用パソコンを多数購入したり、村内の温泉施設を民間業者に売却したら2か月後に業者から「運営が難しい」と言われるなどをやらかしており、議会から不信任を突きつけられる(少数否決)など、折り合いが良くなかった様子。
“議会とケンカしている首長” といえば現在公選法違反の疑いがかかっている前安芸高田市長が浮かびますが、ヤツと違って確実に実績を残している一方で議会と上手くやれない首長は厳しいという考え方もアリ、難しいトコロ。 皆様はどう思われるでしょうか。
いずれにせよ、南阿蘇村は移住先としても人気で現在400人ほどが「移住待ち」をしているようなので、来てみたら村が一変してた、なんてコトにならなければイイのですが・・・
◎熊本県・南阿蘇村議会議員選挙(定数12/16人)
現職10人、元職1人、新人5人が立候補した、女性候補2人の選挙は、現職2人、元職1人、新人1人が落選。 女性候補は1人当選しました。
全員無所属のため特に情報は有りませんが落選した4人中3人が70代で、当選した新人4人が30代1人、50代3人となっており、世代交代が進んだようです。
以上です
当選された皆様の御活躍をお祈り申し上げます
「選挙結果振り返り」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど
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