選挙結果振り返り(2024 7.23&28投票)
維新、やってしまいましたな。 この結果は現在の維新の党勢を如実に表すものと言えるでしょう。 党の停滞・失速・退潮・没落がいよいよ本格的に大阪府内にまで及んできたようです。
では振り返り。 まずは23日投票の選挙から。
★7/23投票
◎山形県・小国町長選挙
3期目を目指す現職に元職が挑む一騎打ちは現職が3選を果たしました。
今回が2016年、2020年に続いて3度目の顔合わせ。 選挙の度に票が開いて今回は決定的な差になるかと思いきや、蓋を開けたら265票まで迫りました。 現職の批判票をまとめるコトができたのでしょう。
とはいえ落選は落選。 コレで3連敗、2012年に初当選して1期だけしかできなかった悔しさも分かりますが、4年後は70代に入るのでそろそろ潮時ではないでしょうか・・・
★7/28投票
◎埼玉県・富士見市長選挙
3期目を目指す自公推薦の現職と3期務めた市議を辞して挑む共産推薦の新人による一騎打ちは現職が三選を果たしました。
構図からして結果は明らかでしたが共産の新人が一定票を獲っています。 興味深いのは同じ構図が今回含め3回連続で続いていますが、共産候補の獲得票が殆ど変わらないコト。 その間に投票率は9ポイント下がっており、その分は現職が失った票だと見てよいでしょう。
こうやって比較できるのも、共産が落選覚悟で候補を出し続けているおかげです。 富士見市民は感謝した方がイイですよ。
◎大阪府・大阪府議会議員補欠選挙 河内長野市選挙区(定数1/2人)
今月7日の河内長野市長選に県議が出馬(無投票当選)したコトに伴い行われるもので、いずれも市議を辞して出馬する大阪維新の新人と無所属の新人による一騎打ちは、無所属新人が当選しました。
吉村知事の出身地なのに維新への風当たりが強い河内長野市。 昨年の県議選では自民との一騎打ちに敗れ、今年の市長選は候補者擁立すら出来ず、市議補選は元々維新の議席だったため順当に勝ちましたが、この府議補選も敗れ、市長も県議も獲れず市議を1人失うという、最悪な結果です。
いずれも元市議の2人は2022年の市議選で対決しており、その時は維新候補が9位、無所属候補が13位なので決して維新候補が弱いワケではないのですが、市長選に無投票当選した自民系市長との連携を訴えた相手に敗れた形です。 維新候補も頑張って府とのパイプを強調していましたが肝心の吉村知事が新型コロナにかかって応援演説に来れないという・・・
大阪万博のズンドコがバレ始めてから凋落傾向な維新。 スキャンダルや不祥事が発生した際の対応(処分、トカゲの尻尾切り)には定評の有る維新ですが、万博の件は話がデカくなりすぎているから仕方が無いとしても何故兵庫県知事を斬れないのか。 この結果を見ても擁護してもロクなコト無いのは明かなのにね・・・
◎広島県・三原市長選挙
2期目を目指す現職に市議を辞した人と市の教育長だった人の新人2人が挑む選挙は現職が2選を果たしました。
現職は2020年に、いわゆる「河井夫妻事件」で前職が辞職したコトに伴い行わる市長選で35歳で初当選。 という、サイコパス石丸氏と似たような人が再選しましたが、過半数越えの得票で新人2候補を圧倒したので、コチラの市長は市民から支持されているようです。
産廃最終処分場起因と思われる河川汚染が問題になっていますが、一審の「設置許可取り消し」を受け入れるか否か(県は控訴中)は有れど、早急に対策を取ってほしいものです。
◎広島県・三原市議会議員補欠選挙(定数1/3人)
市議選に立候補するために辞職した市議の議席を埋める選挙で、新人の男性2人と女性1人で争い、女性候補が当選しました。
30代女性候補に対し60代後半と70代後半の男性で、公報もまともに作っていたのは女性候補だけとなれば、至極順当な結果といえるでしょう。
(「選挙結果振り返り」テーマソング ギターパンダ / 選挙に行ったけど)
以上です
当選した皆様の御活躍をお祈り申し上げます