バ〇とハサミと“維新しぐさ”は使いよう?
11月15日に投開票が行われた北杜市長選挙で初当選を果たした上村英司新市長。(選挙レポートはコチラ→「北杜市長選挙レポート」)
昨日(11/30)に初登庁した際に話した内容が山梨日日新聞に載ったようです。 新聞は取っていない(webで見られるが、有料会員になるための資金が無い・・・)のですが同じく市長選に立候補していた池田恭務前市議のツイートに内容が書かれていました。
既にイロイロ動いているようですが、残念ながら、あの言葉が書かれていますね・・・ そう、それです。
「上村市長は給与を1年間3割減額する条例改正案を出す」
出ました。自らの給与を減額するという、“維新しぐさ”
これについては中野市長選挙レポートでも触れていますが、自らの身を切るコトが市民のためになるという、壮大な勘違いをされているようです。
もう一度書きますが、それをやるコトは目の前にケガで倒れて治療が必要な人に対して、自らの手を切って血を出して「俺も痛いから、おまえも頑張れー! 」と言ってるのと同じです。 イヤ、まず救助しろよ!という話で、ケガしてる人にしてみれば、何の役にも立たない話なのですよ。 真っ先に市民にアピールしたコトがそれならば、この先、市民は3割サービスが削減されるのを覚悟しなければイケないかもしれませんね・・・
ただ、北杜市の場合は必ずしも愚策ではないかもしれません。 レポートでも書いたようにこれまで北杜市民は国や県とのパイプで金を持ってきてくれるコトを市長に求める、ごっちゃん体質でした。 なので、そこから脱却し、意識を変えるためには、これぐらいの劇薬が必要なのかもしれません。 改革すべきは市政であると同時に(下手したらそれ以上に)北杜市民の方でもあるのだから。
でも、やっぱり、私としてはこの “維新しぐさ” はキライだなぁ・・・ 上村氏が未来永劫市長をやられるワケではないし、必ず別の人が市長になる日が来るワケじゃないですか。 その市長がもし「給与3割削減条例」の撤廃に動いたら、市民から総叩きに遭う可能性も有るじゃないですか? 本来貰える給与水準に戻すだけの話なのに・・・ 給与を3割削るより、自らの仕事(の成果)を3割増やすコトが、よっぽど市民に貢献できるハズなのになぁ・・・
やっぱり、上村市長は、引き続き注目しておいた方が良さそうです。