今週の選挙(2023 1.29投票)
今週の選挙は、正直、地味です。
でも、だからこそ、丁寧に拾い上げて紹介する必要が有ると思うのです。
全国各地で行われている選挙、一緒に見ていきましょう。
◎北海道・知内町長選
現職と前町長の一騎打ち。 そうです、前回と全く同じ顔ぶれです。
前職は無投票で初当選し2選目も無投票当選でしたが、初の選挙戦となった前回の選挙で現職に323票差で敗れました。 前職は4年間浪人してじっくり準備してきたものと思われますが、“現職の2期目選挙” は基本的に現職有利に働きますし、前職は現職より7歳上の71歳という点も不利な点であるコトは否めません。
もしこれで現職が敗れたら、この4年間が町民に評価されないダメダメ町長だったといえると思いますが、どうなるのでしょうか。
◎北海道・知内町議補選(定数1/2名)
前回の町議選で次点落選した共産党公認候補が返り咲きを目指して立候補してきました。 次の知内町議選は来年の3月なので決して “顔見せ” ではない、ガチで狙ってくるものと思われますが「共産党」の肩書きを背負った候補が無所属との一騎打ちに勝てるのか、注目です。
◎新潟県・弥彦村長選
3期目を目指す現職と新人の一騎打ちです。 現職は当選すると4年後は81歳ですが、Twitterで積極的に発信し街宣スケジュールなども事前に発表しており取材するものとしてはそれだけで好感度アップですw 周辺自治体の首長の支持も集め組織力もバッチリです。
ただ一方で、二階俊博氏からの為書きを嬉々としてアピールしたり、委員会で全会一致した補正予算案に修正案を本会議でぶつけ可決するなどして一部村議グループとの対立が激化しており、どうやら “中傷ビラ” が飛び交うキナ臭い選挙戦になっているようです。 熱い選挙戦になりそうですが、現在 “10年に一度の寒波” が襲来中。 超短期決戦の戦いになりそうです。
◎岐阜県・池田町長選
6期目(！)を目指す現職に新人2人が挑む、12年ぶりの町長選です。
もし現職が6選すれば岐阜県内の首長当選記録に並ぶようなので、並々ならぬ意欲で臨むものと思われますが、74歳の現職に対し多選批判、高齢批判が向けられています。
対する新人は67歳の元県職員と、しっかりとしたHPを作って選挙戦に挑んでいる52歳の民間会社勤務の方です。 ともにしっかりとした方ならば現職批判票が割れて現職有利に働きますが、どうなるでしょうか。
◎愛知県・田原市議選(定数18/21名)
現職10人に対し新人11人が立候補していて、改選後は顔ぶれが大きく変わるのが確実な選挙です。 党派別では公明1、共産1、国民民主1、みんなの党愛知1、となっています。
国民民主の候補は29歳と若く、リンクから顔を見ていただければ「あー、“いかにも国民民主” の候補だなぁ」と感じていただけるコト請け合いです。 応援に大塚康平副代表や伊藤孝恵参院議員が入っており、そして次期衆院選に愛知から立候補予定の “岐阜を見捨てた人” 丹野みどり氏が運動を手伝っているようです。
そして「みんなの党愛知」という団体は、本当に元みんなの党の現職で、Facebookを見ると未だに渡辺喜美氏の情報をシェアしたりしており、そんな 団体が議席を維持できるか、注目しておきましょう。
◎三重県・紀宝町議選(定数11/12名)
“定数プラス1” の選挙で、現職10人、元職1人、新人1人という、非常に “穏やかな” 選挙の様です。
党派別では自民1名、共産1名。 見どころは3期目を目指す共産候補(75歳、最年長タイ)が当選できるか、というところでしょうか。
◎高知県・四万十町議選(定数16/17名)
2006年に2町1村が合併して誕生した四万十町。 その南隣には2005年に1市1村が合併して誕生した「四万十市」が有るという、よそから見ると何とも紛らわしいコトになっていますが、きっと互いに譲れないものがあったのでしょうね、きっと。
“定数プラス1” の選挙で現職11人、元職1人、新人1人が立候補しており、党派別では共産が2名立候補しており、2議席守れるか注目です。
一方、公明は現職1名が引退し後任を立てていません。 前回の町議選は5位で当選しており、確実な票読みでお馴染みの公明党が「当選の望み薄」と判断したとは思えません。 恐らく候補者が見つからなかったのでしょう。 共産党支持者の高齢化と現象は広く知られていますが、公明支持者の減少も申告のようです・・・
◎福岡県・大木町長選
二期目を目指す現職に新人3人が挑む、16年ぶりの選挙です。
現職は4年前に副町長から町長に無投票当選した人物で選挙は初めて。 一方町議を辞して立候補した(4月に町議選アリ)候補が2名いますがコチラも前回無投票だったため、選挙経験が有るのは1人のみです。
現職は65歳と決して高齢では無いですが、新人は50代1人、40代2人と、プロレス的にいうトコロの “世代抗争” も展開できそうであり、熱い選挙となりそうです。
◎熊本県・阿蘇市議選(定数18/20名)
現職15名、新人5名が立候補し、党派別では公明、共産が1名ずつ立てています。
顔ぶれを見てみますと、全員が50代以上。 人生経験を積んだ方々に議員を務めていただくのも大切ですが、40代以下の若い世代の奮起も期待したいところです。
以上になります。 候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。
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