妄想彼女:思い出せない彼女①「ルイ」
【はじめに】
「ルイ」が夢に現れる。
目が覚めた後に忘れないようにスマホに残す。
誰だろう?
重なり合う誰かのために、妄想を加えてここに記します。
【その名は「ルイ」】
俺は専門学校を出て就職5年目の社会人だ。
先週病院から退院したばかりだが、体調不良で入退院を繰り返す自分に疲れていた。
そんな時、ルイと初めて会ったのは3日前のこと。
ルイは同い年というが、小柄でちょっとロリっぽいとういうか、かわいい感じだ。
いまだに高校の制服を着ていても違和感がない。
透き通った肌が10代と間違えさせる。
・・・
「○○でしょ!。やっと見つけた!!。」
ルイは高校の制服を着ていた。
知っている高校の制服だ。
高校生が何の用だ?。しかも名前を呼び捨てとは・・・。
「ねぇー。本当にまた全部忘れちゃったの?。」
「また誰かにいやな思いさせられたの?。」
なんだ?俺を知っているのか?
それとも新たな客引きか?
【記憶がなくなるらしい?】
ルイは色々話してくれた。
1カ月くらい前まで付き合っていたらしい。
正確には「何人かいる中の一人がルイ」らしいが・・・?。
どうゆうことだ?。訳が分からない。
彼女は欲しいが、付き合った記憶はない。
やっぱり新たな商法かな?
ルイはすごく丁寧に気を使いながら話している。
とにかく俺に「いやな思いをさせてならない」という。
「いやな思い」をするとどうなるのか?
付き合っている女性に言われると自己防衛のためか、関係を持っている女性との記憶がなくなってしまうらしい。
ルイも1年前に「いやな思いを」をさせてしまったとのこと。
本当かな?
【そもそもどういうこと?】
どうやら俺が触れるとそれだけで、女性は✕ってしまうらしい。
何回も。失神しながら何回も。体験したら忘れられないという。
なので、皆、俺を強制させずに自然に触ってもらえるように奮起しているようだ。
そして、ルイは俺の目撃情報を聞いて、制服を着て探しに出たと言う。
ルイの制服姿は俺の一番のお気に入りだったそうだ。
確かに短めのスカートと開いたYシャツにはドキドキする。
ルイは無理やり俺に触らせようとして、記憶を飛ばしてしまったそうだ。
今回も他の女性に「いやな思い」をされたから入院していたのではないかという。
俺はうわさを聞いた何人かの女性から誘われていたそうだ。
それを止めるとお互いが記憶から消えてしまうので、数人との関係は暗黙の了解になっている。
ちょっと本当だとしたらすごいな。
【ルイの誘い】
ある意味で、記憶がリセットされた俺の取り合いが始まる。
ルイが一番に探してくれた。ルイに誘う権利がある。
ルイの部屋で続きを聞いた。知らない自分がいるなんて不思議だ。
こんなかわいいルイを✕せていたと思うと興奮してしまう。
✕したルイを見ることになるのか、想像がつかない。
見てみたい・・・。
ルイに思いが伝わってしまったようだ。すり寄ってきた。
暖かい。手に触れてみる。
ルイは手を握り返して摩ってくる。
手を摩り返すと数秒で激しく✕っている。
腕、肘、上腕、肩、首、耳と手で摩る。
そのたびに✕って体を震わせる。ルイが更に求めてくる。
キスした瞬間に失神してしまった。
そのままキスを繰り返すと失神したまま繰り返し✕っている。
最後までしてしまった。ルイは何回失神して何回✕ったのか?
すごい回数だきっと。もうルイは動けない。
そういうことなんだ。
忘れてしまうなんて、ひどい奴だな俺って。
【記憶をたどり直す】
まずはルイとの関係を思い出したことになる。
ルイからの誘いは断れないな。あんな姿を見ちゃったら・・・。
これからどんな記憶をたどり直すのかな?。
期待と不安を交差させながら、仕事に励むことにした。
つづく