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妄想彼女:「エリ」というバイク乗りの理想の彼女

【はじめに】

エリ(仮名)は俺の理想の彼女の一人だ。
素直に一緒に居ることのできる唯一の人だ。

その気持ちに妄想をプラスしてここに記します。

・・・

【その名は「エリ」】

昼休み中の俺は迷っていた。

趣味と通勤のために中型バイクの免許を
取得したまでは良かったが。。。

あれこれ考えていたバイクは高価なもの
ばかりである。

「現実はキビシーな~」
「会社に乗っていくことも考えるとな~」

「へ~ ○○さんはバイクを探しているの?」
「あっあー □□さん!ビックリしたー」

「ご予算は?」
「10万円くらいだよー」

「250ccクラスではキビシイですねー」
「そうーだよね~ あれ? 詳しそうですけど。。。」

これがエリとのバイクライフの始まりであった。

・・・

【並行輸入車とは?】

「いいバイクがありますよっ! こっちのサイト!」
「あれ?ヤマハのバイクなのに安いな?」

「YBR125 青 12万年円 リアBOX付ですよ!」
「2006年式 125ccか~ でも聞いたことないな~」

「平行輸入車っていうバイクですよ~」
「詳しいねー なになに中国製? そーいうことか!」

「結構ありますよ~ このカテゴリーは!」
「それでも高年式車は高くなっちゃうなー」

「この△△店と☆☆店なら近くですよー 行ってみます?」
「あっ ありがとう。。。 あれ?。お願いします。。。」

なんだか? ちょっと強引に誘われちゃったかな?

・・・

【125cc原付二種とは?】


「△△店には結構ありますね― 125ccにしたらどうです?」
「でも、125ccって高速に乗れないでしょ?」

「まあ、乗れた方がいいですけどね」
「そうだよー 乗れほうがいいよー」

「そもそも125ccのメリットはですね〇✕△・・・」
「〇✕△・・・。 なるほど! それなら125ccも選択肢に入りそうだね!」

「ふふ。。。じゃー 原二クラブに入りましょーね!」
「原二クラブ? と言いますと?」

「早く契約をしてきなさいよー 後で教えてあげるね!」
「おっお~ 確かにあれならいいかと思ってるけど。。。」

・・・

【二人だけの原二クラブ】

結局俺は12万円のYBRを買うことにした。
販売台数が多く、オークションに部品が多数あるので安心だ。

やっとエリの今までの行動の意味がわっかた。
初心者バイク乗りを見つけていたようだ。しかも125ccの。。。

ゆっくりトコトコ走ってくれる仲間がいなかったらしい。
ベテランにはついていけませんよねー 確かに。。。

でも、免許を持っていたなんて知らなかった。
通勤でも使っているらしい。俺からすれば大先輩である。

「で、他のメンバーは誰なの?」
「今、発足したばかりですよ!」

「えっ?!」
「そうです!!」

・・・

【やっぱり海はサイコー!】

「今日はうれしいよ! 最近は海なんて行ってないよ!」
「それでは行きますよ!インカム(トランシーバー的なもの)はOK?」

「OKでーす。 おー。エリのYBRはちびSRみたいだね!」
「これはYB125SPですよっ! 親戚みたいなものですねー」

「へ~。シリーズなんだ! 確かに部品は見た目同じっぽいな~」
「なので! 一緒にオイル交換とかやりましょうね!」

「そうだね!一緒に作業すれば安心だね!」
海まで楽しい会話が続く。エリのペースに飲み込まれた感じだ。

まあ、それもいいかな?
「あー。見えてきましたよ。今日の海はブルーでサイコー!」

「50kmくらいは走ったかな? ガソリンは全然減らないね~」
「すごく燃費がいいですよー。50km/Lですよ!」

「えー! 1Lしか減ってないってこと!?」
「でしょー。なかなか使えます125cc~」

「到着! やっぱり海はサイコーだ!」
「ですよね~」

・・・

【エリって? そう言えば?】

最近エリとは買い物からプチツーまで毎週のようにバイクで出かける仲だ。
季節的に薄着になってくると、ちょっと意識してきた。

そう思うと意外と素直な自分でいられるし、
会話に無理がないことに気付く。

自然な感じでエリに惚れたな。きっと。初めての感覚だ。

エリはどうだろうか?
同じ思いだといいのだが。ちょっと怖くて聞けない。

「そう言えば。○○さんはこれからも暇ですかね?」
「ずーっと暇だよー。見ればわかるでしょ~」

「じゃあ ずっと私と一緒に居てくださいね!」
「いいよー。。。 って一緒に居ていいの?」

「一緒に居て自然な感じがとても好きですよ!」
「うれしいよ、ありがとう!」

・・・

【ずっとこのまま一緒に居たい!】


エリも俺も会った時から変わらない自然な付き合いが続いている。
バイクが二人の間を調整してくれている感じだ。

二人の関係は欲張ら過ぎずに着実に前に進んでいる。
自然に時が過ぎていくって理想だよね。きっと。

このままエリとのバイクライフを続けていくぞー!

おわり

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