タピオカ序説
序文
皆さんこんにちは。
先日投稿した「タピオカレビュー~ドトールコーヒー~」はもうご覧になられただろうか。
今回はその続編として、タピオカについて総論的な観点から記事を書かせていただく。
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さて、本題に入ろう。
前作であるタピオカレビューはドトールコーヒーで飲むことのできるタピオカについて語ったものだが、私はもっと根本的な命題について筆を執らないといけないことに気づいた。
タピオカとは何なのか
である。
そもそも、このブログ記事を読んでくださっているオタク諸兄はタピオカについての知識が無い、もしくはそれに等しい状態ではないだろうか。
タピオカはJKのものであり、自分とは縁遠いものだ
JK : 女子高生のこと。現在は死語になりつつある。
と考える者も少なくは無いだろう。
そこで今回はタピオカについて知っていただくため、名称、構造の2観点から論じることとする。
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名称
近代タピオカ哲学を論じるにあたって、避けて通れないのが名称についての考察である。
2018年頃に起きたタピオカブーム以前を古代、以後を近代とするのが定説である。
本項では、タピオカの名称について3つの部位に分割して考察を進める。
タ
タピオカの名称において頭部、一番槍、切り込み隊長としての役割を果たす。
タ は主に軽快に地面を蹴るシーンで使用されるオノマトペでもあり、軽妙であるがしかし地に足が着き、落ち着いた語感を演出するのに一役買っていると考えられる。
ピ
近代タピオカ哲学を語る上で最も重要な役割を果たす部位。有識者をして「ピ無くしてタピオカ無し」とさえ言わしめるほどである。
そもそも、2018年代の10代~20代女性には「ピ」は非常に身近な存在であったとされる。
彼女らが彼氏のことを「彼ピ」「彼ピッピ」「好きピ」、果ては「ピ」などと呼ぶ様がTwitter等で頻繁に観察された。
2019年現在でも使用が継続されているかは調査中である。
そんな彼女らの間でタピオカが流行するのはもはや必然であったと言えるだろう。
オカ
蛇足。「タピ」だけでいいだろ。
構造
タピオカの構造は、大きく分けて2つあるとされる。ドリンク部とタピオカ部である。
更に細分化することにより氷部、ストロー部、ホイップ部、カップ部などについて論じることも可能だが、今回は割愛させていただこう。
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ドリンク
タピオカドリンクにおいて単位体積あたりの重量が最も重い部位であり、最もバリエーションに富んだ部位であるとされる。
本項では、日本におけるタピオカ市場で広く確認することのできる数種を取り上げる。
ミルクティー
近代タピオカにおけるメインストリームと言ってもよいだろう。どの店舗でも取り扱われていることが多い。ミルクティーは更にミルク部、紅茶部に細分化することが可能だが、どの茶葉を使用しているか等の詳細情報は公開されない場合が多い。
ココナッツミルク
古代タピオカにおける定番はココナッツミルクであった。日本人に馴染みの薄い「ココナッツミルク」「タピオカ」が組み合わさった結果、異国感の相乗効果により大衆の支持を得られなかったのだろうと考えられる。
反面「ミルクティー」は常飲している日本人も多く、「タピオカ」の異質さと上手くシナジーを形成したのだろう。
「ココナッツ」で被るナタデココ一派の謀略によって没落したとの説もある。
いちごミルク
タピオカ専門店で広く見ることができる。後述するタピオカ部によってタピオカドリンク全体の味が変化するため、各店舗の差が最も出やすいと考えられている。
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タピオカ部
タピオカドリンクのアイデンティティを形成するうえで最も重要な部位である。キャッサバの根茎から採取されたでんぷんを加熱して生成される。
タピオカ自体に味付けがされている場合と無い場合があり、黒糖味が最もポピュラーである。
食感によってタピオカ類、こんにゃく類の2種に大別され、タピオカ類は更に硬度により3種に細分される。
こんにゃく類
主にコンビニで販売されているタピオカがこれにあたる。こんにゃく粉が含まれており、さっくりした食感。山形県名物「玉こん」はこれと似た構造であることが知られている。
タピオカ類
タピオカ類は硬度によって高硬度、中硬度、ふにゃふにゃの3種に細分される。本項では主に岩手県盛岡市におけるタピオカ販売店を例として挙げることとする。
高硬度
比較的芯が強く歯ごたえに富んでおり、団子のような密度感が特徴。タピオカ自体の味付けが高濃度であることが多い。
岩手県盛岡市大通にある「Favorite spa cafe」のタピオカがこれにあたる。
中硬度
最も広く提供されているタピオカはこれにあたると考えられる。
高硬度と比べ芯が少なく、もっちりとした食感が特徴。味付けの濃度はほんのりであることが多く、ドリンクの味を阻害しないバランスに調整されていることが多い。
「ミスター・ドーナツ」で販売されているタピオカはこれにあたり、いちご等、味つけに黒糖以外のバリエーションがあることが知られている。
ふにゃふにゃ
文字通りふにゃふにゃの食感が特徴。グミとも餅ともつかない独特な食感だが、タピオカを求めている客にとって好みが分かれる。
主にディズニーランドで販売されているミッキータピオカドリンク(サワーホワイト)はこれにあたる。
タピオカ自体がミッキーの形をしており、カラフルな着色が綺麗なため、個人的におすすめである。
まとめ
いかがだっただろうか。
本記事ではタピオカについて名称、構造と2つの観点から論じてきたが、他にも、栄養価や食用以外の用途など様々な魅力に富んでいることが知られている。
しかしそれら全てを記述するには私の人生はあまりに短い。
深淵なるタピオカの真理への旅路は前途有望な読者諸君に託すとして、今回はこの辺りで筆を置かせていただこう。
それでは。
本記事で書かれている論文っぽい単語はほぼデタラメなので、真に受けないようにお願いします。