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【EPCポケカ選手権優勝】チームいっぽこのマタドガス

はじめに


こんにちは、岩手県立大学ポケモンサークル「いっぽこ」のもうしです。
先日行われたEPCポケカ選手権にて使用したマタドガスゼブライカについて説明をさせていただきたいと思います。

大会についての詳細、チーム全体の対戦については以下の記事をご覧ください。



参考にしたレシピ

本構築を作成するにあたり、yos(@yos_poke)さんの構築を参考にさせていただきました。この場でお礼申し上げます。


構築経緯

現環境のトップメタと言われるレシリザ、ルガゾロ、スぺネクに勝てるデッキは何か、と考えたときにマタドガスを思いついたので詰めてみました。


特徴・コンセプト

この構築の最大のコンセプトは、「デッキの軸で勝つ」ということです。
具体的に言うと、それはバラマキです。バラマキ→マジカルスワップというゲームの軸を極力ブレさせないようにデッキを構築しました。

まず最初に、テテフ以外のカウンターエネルギー起動のポケモンを全て不採用としました。バラマキ→スワップというゲームの流れは最後にカウンターエネルギーが発動していないと成功しないため、ピンポイントなタイミングでサイドを大量獲得するような動きはデッキコンセプトから外れていると考えたからです。

メタゲームの中にバラマキで勝てるデッキが多いと想定するならマタドガスを握るべきで、バラマキで勝てない相手を想定する場合マタドガスは握るべきではありません。カウンターエネルギー起動のポケモンで無理やり弱点を突きに行くプランは合理的ではないと思っています。

しかし、スワップで勝つことのみにゲームプランを絞った場合、何らかの拍子に自分のサイドが1枚になったとき勝つことができなくなってしまいます。そこで、ダブル無色エネルギーで最後のサイド1枚を取るプランも用意しました。ヨーギラス、メタモン(名ピカ)です。

後手になった場合、ドガースを見せずにわざとシママスタートをすると勝手に相手がパンプジン警戒でブン回してくれ、アブソルやジラーチを展開してくれることがあります。イージーウィンの可能性を信じてドガースを隠すプレイングも大事です。


採用カード解説


ポケモン編

マタドガス 4-4

ただただ強い。マタドガスはポケカの暴力である。


ゼブライカ 2-2

中盤以降に必須となる置きドロソ。このデッキはカウンターエネへの依存度がさほど高くないため、エネは大胆に捨ててもいいと思う。


メタモン◇ 1

とりあえず入れとけ枠。ちょくげきだんには注意。


メタモン(名探偵ピカチュウ) 1

最強のアタッカー。対ルガゾロではライオットビートやデスローグGXを、対レシリザではエナジードライブを撃てる。その他いろいろ使えるので常時頭の中に入れておくとよい。
ルガゾロ相手だとベトンやベトベターを即座に処理できる打点が出せるため、バリヤードのかいしゅうふうじが効きやすくなる。


ヨーギラス 1

ニコタマ汎用アタッカー。あらゆる場面で説明不要なくらい偉い。


ミュウ 1

進化デッキ相手に最初にダメージを乗せる役。おまけにタッグボルトGX、スカイレジェンドGXから守ってくれる。


アブソル 1

相手のバトル場に何がいてもやることがほぼ変わらなく、相手の足止めをすることが勝利に繋がりやすいことから採用。


カプ・テテフ 1

スワップの勝ち筋がメインのため採用。テテフが軸なのにサイド落ちのケアができてないことは重大な欠陥。グラジオを採用すべきだったと大会後に後悔。


マーシャドー 1

サポ権使った後にどうしても引きたいカードがある時、どうしても相手のハンドに干渉したいとき、はやがけで絶対に切りたくない札を山札に戻したいときなどに使用。序盤に使うことは少ない。


バリヤード 1

アセロラ封じ。Uターンボードの回収を封じることができるためパンプジンにも刺さる。今大会は引き分けが強いルールだったのでマヒ狙いねんりきが刺さるかもと期待してたが使わず。


グッズ編

ネストボール、ミステリートレジャー、ポケモン通信 4-3-2

参考元のyosさんのレシピの配分を丸パクリしました。強かった。


レスキュータンカ 2

ポケモンを再利用したい場面が多いため2枚は妥当だったと思う。


ポケモンキャッチャー 1

バラマキをメイン戦術としているため相手のポケモンを引きずり出す必要は薄いと感じる。本当にどうしようもないときに置物を引っ張って足止めするとき、ベトンを即座に処理したいときなどに1回使えればいいと思っていたので1枚の採用にとどめた。


リセットスタンプ 1

このデッキは相手のポケモンをバンバン倒すわけではないので相手盤面のエネが消えない。なのでハンドに干渉しても効果は薄い気がしている。
ヨーギラスやメタモンで積極的にサイドを取る瞬間がある場合、グズマやキャッチャーで相手の置物を縛る際にスタンプを併用すると強いので1枚の採用。


ポケギア3.0 2

序盤にポケモンを並べられるかが命よりも重要なデッキのため、何が何でも初手ドロソにタッチしたいという強い意志で採用。参考元からゼブライカを1枚減らして序盤に寄せた形となっている。
構築を貸したチームメイト曰く「ポケギアあってよかった」。


のろいのおふだ 3

説明不要に強いカード。相手の盤面にミュウがいたとしてもいのこりガス1往復+おふだで即死する。
ドガスくらいしか貼りたいポケモンがいないので3枚の採用。


Uターンボード 1

あったら便利な1枚。欲を言えばぼうけんのカバンを採用してタッチ確率を上げたかった。


サポート編

リーリエ、シロナ 4-4

相手に依存せずに引ける枚数が最も多いドロソを4枚ずつ採用。
非GXデッキを組むにあたってリーリエシロナポケギア3.0を4枚ずつ投入するのはアリだと思う。


グズマ 2

サイドが1枚残ってしまった時に1回だけ使えればいいと考えたので2枚の採用。逃げが不自由なときに使ったり、置物を縛ったりと何かと便利。


スタジアム、エネ編

戒めの祠 3

強いダメージソース。進化GXデッキに対して最初のダメカンを乗せることができる。


ダブル無色、カウンターエネ 4-4

強いので4枚ずつ。足りないと感じたことは無かった。むしろ初手に3枚来たりするのはやめてください。


対戦成績

もうし 2-4
1戦目✖後手0-6 vsゾロコン
2戦目✖後手1-6 vsドガスゼブライカ
3戦目✖先手0-5 vsレシリザ(中盤のやぶれかぶれで止まってベンチ切れ)
準準決✖先手3-6 vsルガゾロ(中盤にドロー止まってしまい負け)
準決○先手6-2 vsルガゾロ
決勝○後手6-5 vsレシリザ 

なっち 4-1
1戦目○先手6-3 vsガブギラ
2戦目○先手6-3 vsサナキュウGX
3戦目○先手1-5 vsミュウミュウ炎
4戦目✖後手1-6 vsカメックスGX
準決○先手6-2 vsレシリザ

筆者負けすぎてて泣いた。


おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回個人成績は振るわなかったものの、チームメイトのなっちは勝ちまくっていたので概ねいい構築に仕上がったのではないかなと思います。これからも精進していきますのでよろしくお願い致します。


EPCポケカ選手権を開催していただいた運営の皆さま、構築を参考にさせていただいたyosさん、同じ構築を使ってくれたなっち、一緒に戦ってくれたチームいっぽこの皆、本当にありがとうございました。

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