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【公認自主予選5-0】アローラペルシアンGX+アクジキング

はじめに

こんにちは、もうしです。

先日行われた岩手ケルディオ杯青森場所という公認自主大会へ参加させていただき、予選1位抜けをすることができました。その時使用したデッキレシピであるアローラペルシアンGX+アクジキングの解説、その他レポートを書きたいと思います。


岩手ケルディオ杯青森場所って?

岩手県では地元オーガナイザーズによって公認自主大会、「ケルディオ杯」が定期開催されています。ケルディオ杯には3種、北東北最強のプレイヤーを決める本気の大会「岩手ケルディオ杯」、岩手県南部のプレイヤーとの交流が主目的の「岩手北上ミニケルディオ杯」、岩手県と青森県のプレイヤーによるガチめな対戦・交流を目的とした「岩手ケルディオ杯青森場所」があります。
ぜひ参加してみてください。

余談ですが直近の「岩手ケルディオ杯」優勝者は僕です。(岩手でイキってるだけの雑魚とか言わないでください)


なぜアロペルGX?

アローラペルシアンを握ろうと思った理由は、

環境デッキにガン有利と考えたから

です。

意識した環境デッキは3種。ルガゾロスペネクレシリザです。リミックスバウト発売前はこれらが3すくみの状態で環境に存在していると考えました。

以前EPCポケカ選手権という大会に参加した際は、それら全てに勝とうと考えマタドガス+ゼブライカを持ち込みました。

以下宣伝

しかしマタドガスはゲーム展開が毎回大きく違ってプレイが面倒なこと、上手い人が使うレシリザやルガゾロに特定の動きを決められると非常に勝ちにくくなることなど、積極的に握って勝ちに行くようなデッキではないと考え別なデッキを握ろうと思いました。

今回は特殊エネ主体のルガゾロ、特殊エネが要のスぺネク、TAG主体のレシリザすべてに有利をとれ、特殊エネオンリーのマタドガスも完封できるデッキと考えアローラペルシアンGXデッキを使用しました。

懸念点としてはレシリザに採用されている無人発電所でした。しかしレシリザが無人発電所を多投すると一般的に不利マッチとされるスペネク戦での不要札が多くなってしまいます。なので無人発電所はレシリザのメタゲーム上の立ち位置を大きく変え得るカードではないと考え、入っても1枚だろうと考えました。無人多投型に当たったら「それスペネクどうすんの」って負け惜しみを言います。


デッキレシピと解説

レシピは画像の通りです。かなりシンプルな構成になっていると思います。

余談ですが僕がポケカを始めて最初に握ったのが「ジガルデEX+ラフレシア」です。ラフレシアの強力なグッズロックによってマッチアップと運次第ではどんな上級者にも勝つことができました。格上のプレイヤーに勝つ体験をすることは対戦ゲームの楽しさを知る上で重要になると思います。そういう意味では、プレイングに自信が無くてもマッチアップ次第で完封勝ちしてしまえるアローラペルシアンGXは初心者おすすめのポケモンだと思います。

以下個別解説です。

アローラニャース 4

進化前ポケモン界最強。じゃんけん後攻でも安心感が半端ない。先手ねがいぼしエンドを破壊していこうな。
「じゃんけん負けたから対戦負けた」は甘え。


アローラペルシアンGX 3

カードパワーよりもメタゲーム上での立ち位置が重要。最低限の打点を持っているのが偉い。GX技は一見地味だけど使いやすさがハンパなかった。
どうでもいいけどカードヒーローDSの「アーシュ&ロロ」を思い出した。対戦中1回だけ遠距離攻撃ができるやつね。
余談だが大会がパック発売日の翌日だったため必死に友人から借りた。僕は1箱開けたが当たらなかった。


アローラペルシアン 1 

大会前日、友人のアドバイスにより投入。強かった。
相手がベンチでエネを溜めだしたらバトル場にエネがつくことはないため、ノーリスク90ダメを刻み続けることができる。エネ付いたポケモンがバトル場に出た瞬間こいつは倒されるが、エネ損失が0のため実質アド。こいつがいないと後1でばなをくじく後のニャースが棒立ちになる。必須。


アクジキング 2

影のエース。このデッキは基本打点が120なので相手のGXポケモンを1撃で倒す手段がほぼ無い。高打点によって大物狩りができないなら、小物を狩ったときのリターンを増やせばいいという思考の元採用された。ペルのストローククローGXであらかじめダメージを乗せておくことと相性がいい。
ニコタマ+リング起動という軽さ、120という打点の高さでサイド+効果は破格。
地味にネクロズマの「スペシャルレーザー」を耐える。最強。


アブソル 1

基本エネで大きな打点を持っているデッキでパッと思いつくのがカラマネロ系統だったので、にげるコストを重くすることが刺さると思い投入。エネ色が合ってて普通にアタッカーになるので入れて損はないと思う。


ジラーチ 2

中盤以降のリセットスタンプ対策。序盤に出すと「アロペル倒せないしとりあえずジラーチ狩っとくか」みたいなノリで倒されてしまうので注意。でもジラーチスタートは強い。
ジラーチを出すベストタイミングはペルが次のターン倒されそうなとき。最頻は基本エネ2枚を貼った相手のテテフGXがエナジードライブをしてくるタイミング。手札にエスケープボードが余ってて困ったときにも出していいかもしれない。


テテフGX 1

困ったとき用。明確な用途は無いため抜いてもいいかもしれない。むやみに出すとペルを避けてサイドを取り切られてしまう危険性があるので本当にどうしようもない時か、ワンダータッチグズマが詰みの一手になる時だけにしたい。


ハイパーボール 3

素早くアロペルに進化することは何より重要なため採用。アロペル現物が多投されているためボールは3枚にした。手札を無理やり切ってリーリエドローを増やしたりもできる。4枚あってもいいかな。


ネストボール 4

たねを適宜並べたいため。序盤はアローラニャース、サイドに応じてアクジキング、中盤以降はジラーチにアクセスする。ネストがあるからと言ってどんどんたねを並べるのはやめたほうがいい。


ビーストリング 3

ちゃんとアクジキングを起動させたいため3枚。ニコタマが無くてもリングを2枚使えば問題なし。


ポケモンいれかえ 2 

アクジキングスタートがケアできないことから投入。後1でばな、ジラーチとも相性がいいため便利。


リセットスタンプ 2

アクジキング起動のタイミングで使うとアクジキングの生存率が高まる。終盤相手に解決札を引かせなくし、ペルを押し付けるためにも必要。


エネくじ 1

序盤に1枚はニコタマ引きたいこと、アクジキング起動のタイミングでジラーチからニコタマにアクセスする手段があった方がいいことから採用。


フィールドブロアー 1

スペネクのおふだを剥がせれば盤石になると思った。


こだわりハチマキ 2

120+ハチマキ120(150)で270は必須のダメージライン。


エスケープボード 2

ジラーチとのセット。後1でばなとも好相性。


ぼうけんのカバン 1

ハチマキにアクセスするルートは多いほうが良いと考え採用。大会後だから言えるがたぶんいらない。4枚目のハイパーボールにしたほうがいいかな。


リーリエ 4

たくさんカードが引きたいため。


シロナ 3

初手のドロソとしては若干弱い事、ビーストリングを保持することができないことから3枚。


グズマ 3

強い。120点飛ばせるストローククローGXがあるため4枚は過剰か。


ククイはかせ 1

アロペルGXに対しテテフが積極的に戦ってくることが予想されたため、素点120+ハチマキ30+ククイ20でテテフGXをワンパンしたかった。実戦でそこまでカードが揃うことはあまりないためいらないと思った。エリカのおもてなしでビーストリングを引きに行ったほうが勝率高くなりそう。


喰いつくされた原野 2

130ダメージを何が何でも出したい。3枚欲しいけど手札に詰まってリーリエが腐る時を考えたら夜も眠れない。


ブラックマーケット◇ 1

強いと思ったけど、サイドレース有利はアクジキングで事足りるため原野3枚目でいいかもしれない。


基本悪エネルギー 7
ダブル無色エネルギー 4

1ターン目にエネがちゃんと貼れるかどうかが何より大切なためエネは厚め。



デッキの回し方

基本的には

①アローラペルシアンGXにエネを貼って戦わせる
②ビーストリングのタイミングでアクジキングを育てる

これだけです。強く意識しておきたいのは、

相手がアローラペルシアンGXを倒す方法は何かを予測すること

・基本エネルギーは何枚ありそうか
・ゲッコウガGXの「かすみぎり」、レシリザの「ダブルブレイズGX+」を撃たれるか
・採用されている無人発電所は何枚か
・「ドヤがお」をすり抜けるアタッカーは何か
 etc…

これらのことを考え、デッキ内のリソースを管理していきます。逆に言うと、負ける要因はこれしかないかもしれないです。普通のデッキを使うときより考えることは少ないかもしれません。


サイドをきっちり6枚取るためにはどのポケモンをアクジキングで倒すか考えること

相手のデッキに対し「ドヤがお」はあまり刺さらないかもしれません。そういう時は焦らずに最短ルートでサイドを取り切るプランを考えます。幸い、狙撃技「ストローククローGX」やアクジキングのおかげで取るサイドを調整する能力は高いです。

例えば、アロペルGXでTAGをバトル場ツーパン、アクジキング「レッドバイキング」+ハチマキ+原野+グズマでデデンネを倒すプランがとれれば攻撃回数3回でサイドをきっちり6枚取ることができます。


大会当日のマッチアップ

予選ルールはスイス,BO1,25分
本戦ルールはシングルイリミネーション,BO1,25分・準決以降はBO3,50分

1戦目 先手6-4勝ち vsゾロアークGX+ジラーチ◇+バリヤード(名ピカ)
相手は同じく岩手勢。相手のデッキには特殊エネしか入っていなかったそうです。ドヤがおで勝ち。不意の無人発電所に怯えベンチを展開したら狩られまくったので反省。


2戦目 後手6-4勝ち vsスペネク
お相手ネクロズマGXスタート、後1でばなをくじくでダメージを乗せるもすぐアセロラで回復される。その後きっちりネクロズマGXを育てられ、アロペルが1撃のもとに吹き飛ぶ。アクジキングで被せサイド大量獲得して再度リード。相手はすかさずスタンプでこちらのリソースを削りにくるもジラーチを1ターン壁にしエネ貼り+グズマを引き詰め。

相手が上手く、基本エネのみで素早くアロペルを倒すプランで戦ってきたがアクジキングのサイド+効果で上手くゲームをリードできた。打点レースで敵わないときはサイドレースで勝てばいいという思考が上手くハマったと思う。あと全体的にアブソルが刺さったと思う。


3戦目 後手6-1勝ち vsスペネク
岩手勢の方。相手の先手ねがいぼしエンドに対しでばなをくじく。次ターンちびアロペルに進化、コケおどし90でバトル場を狩っていく。中盤アブソルを出し相手の展開を防ぎつつベンチで育てたアロペルGXでサイドを取り切り勝利。


4戦目 先手3-1勝ち(LO) vsロトム+パンプジン+ゼブライカ
ロトムが大好きでロトムデッキを使っていると試合前にカミングアウトされる。純ロトムはアロペルGXが刺さらないのでゲームプランを考えないとなと思っていたらパンプジン型だった。

相手のベンチに出てきたロトムをストローククローで処理。中盤相手が攻めあぐねてはやがけドローを連打。デッキが最後の1枚まで削れていたのでアクジキングの「やまかじり」で削り勝利。


5戦目 先手6-2勝ち vsピカゼク
ニャーススタート。ベンチにニャース展開、エネを溜める。お相手後1フルドラは無い様子。次ターンストローククローGXでベンチのピカゼクにダメージを乗せておく。お相手は渋々フルドライブ、ゼラオラGXを育てる。ドヤがおでダメージは0。返しにツメできりさく、サイド先行。お相手スタンプ使用、ゼラオラGXにハチマキエレパでアロペル飛ぶ。こちらハンドが渋くリング引けずだったがドロソからエネに触れ、アロペル起動、スタンプも使用。ゼラオラとの確2合戦の後グズマで最後に残ったマーシャドー(リセットホール)を狩り勝ち。もしマーシャドーがいなくても相手の場のエネが尽きていたため結果は変わらなかったと思う。


本戦の前にククイはかせをグレートキャッチャーに差し替え。

本戦トナメ1戦目 後手0-1負け vsリザードンテールナーTAG
アクジキングスタート、お相手バトル場のウソッキーに手貼り、カキリザテル。

こちらハンドはニコタマ2枚、悪エネ、エネくじ、グレートキャッチャー、ブラックマーケット◇。ドローはちびアロペル。

ターン返してお相手ウソッキー手貼り逃げ、アクジキング倒され負け。

次のドローを確認してみたらビーストリング。だめだこりゃ。


おわりに

残念ながら本戦1没となってしまいましたが、デッキの感触はまずまず良く、ある程度満足いくものが仕上がったと思っています。たねが比較的少ないので、少しボールを見直してみてもいいかもしれません。

また、今回は環境最序盤の初見殺し的なデッキ選択となりましたが、メタゲームが成熟した後のアロペルGXの立ち位置が気になるところです。

最後になりますが、岩手ケルディオ杯青森場所を開催していただいたオーガナイザーの皆さん、対戦していただいた方々、パック発売当日にアロペルGXを3枚も集めて貸してくれたあずき君、この記事を読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。

次は優勝します。


余談

最近、僕(もうし@okzk_poke)のなりすましアカウントが出てきたようです。このデッキについてツイートで言及していますが、偽物なので注意してください。

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