毒親…ね。
お久しぶりです。
やっぱり戻ってくるのだね。
「家族が大好き」
そう言う人の笑顔が印象的で羨ましくて。
家族を好きな人はそれだけで褒められるし、社会的な信頼を得る。どうやらその人は人より良いところを見つけやすいらしい。親を悪く言う奴はろくでもないんだと。へー。
親を好きになろうと努力をしたらいいのかな?
そう思って頑張ってみた。
でもどうしても許せない気持ちがあって、違和感が拭えなくて。それらひとつひとつを言葉にしていった。
目の前でそれぞれの親に愛されてのびのびと過ごす子どもたちに胸を裂かれながら、
文字通り死にそうなときにでも、心を配り、言葉を尽くして、尽くして尽くして…
やっとわかってくれたと思っていた。
社会的に死んで、精神も肉体も死にかけて…彼らにとっての「大事な娘」がそんなふうになって初めてだけど、向き合ってくれたと思っていた。
きっと学んで、お互いに成長できたと思っていた。
無理だった。違った。裏切られた。
ものさしはちっとも変わらず世間体。全てを「自分の巻き起こしたこと」と責任を放棄し追い詰める。その末に過呼吸になってしまった私を見て
「ちゃんと息をしなさい」
「過呼吸は自分で作り出せるからね」
と言い放った。
私の親は毒親だ。程度はあるだろうけれど。
それでも私はまだ愛してほしいと願ってる。
「大好きな家族」「大好きな親」になってほしかったと願ってやまない。
たったひとりずつなのに。世界でいちばん期待してもいいはずの人たちに、いつも裏切られる。
生まれてきたことを望まれたと思わせてくれ。
命あるだけでいいと言うだけでなく、わからせてくれ。
無条件の信頼や愛ってものを教えてくれ。
わたしを受け止めるために力を尽くしてくれ。
こうやって嫌だったことを言っても「子育て失敗」って言わないでくれ。親孝行って生きることじゃないの?
あーあ。
美しい家族愛に満ちたかったな。
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