第7作目「ブレックファスト・クラブ」
【たかはC】
鑑賞作品
「ブレックファスト・クラブ」(1985)
監督:ジョン・ヒューズ
この映画、RHYMESTERの曲のタイトルにもなっている。
“青春映画・学園映画の金字塔”という予備知識だけで鑑賞。
<あらすじ>
趣味も性格もファッションも異なる5人の高校生が、それぞれ問題を起こした罰として、土曜日の早朝に学校に呼び出される。つまり補習授業。そこで、“自分とは何か?”というテーマで作文を提出しなくてはいけない。考える時間は9時間。その9時間の軟禁状態で、少しずつお互いの心を通わせていく。
いや、面白かった。
この後に作られた青春映画・学園映画にかなりの影響を与えているらしいが、確かにそれがわかる。
あの映画のあの感じも、あの映画のあの感じも、この映画のオマージュだったのか?という感じが、ちょいちょい出て来る。
まず思ったのが、人物設定。
この5人の生徒とか、厳しい教師とか、出て来る登場人物が教科書通りのキャラクター設定なのだ。もし、その教科書を作ったのがこの映画だとしたらスゴいと思う。
スクールカーストという言葉が無かった時代なのにこの人物設定・・・
あと、青春映画・学園映画と言っているが、ほぼ図書室でのワンシチュエーションなのだ。
勝手に80年代の学園モノと聞いて、ワチャワチャした学園生活の話だと思っていたので、ほぼワンシチュエーションの地味な設定に驚いた。
だけど、音楽も出て来るモノも80年代アメリカって感じがしていいのだ。
この映画、1985年公開だから、私がまだ小学生の時、なのでその頃の高校生の話だから、ちょっと上の世代が触れた映画だと思う。
なので鑑賞しながら、普段接している上の世代の人達を思い浮かべて、こういう青春映画を通ってきたから、今こうなんだな・・・と、勝手にリンクさせて、その世代の人達の土台となっている青臭い部分を観た気持ちになった。
なかなか80年代の映画を観ようとは思わないが、いいとされている作品は観るべきだなと思った。
という事で・・・
第7作目「ブレックファスト・クラブ」
オススメ度
★★★★★★★★★☆
次回予告
「ルディ・レイ・ムーア」(2019)
監督:クレイグ・ブリュワー