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\幸せは掴むものでなく気づくもの/

#114『 いつも幸せな人は、
   2時間の使い方の天才 』

皆さん、こんにちは。耳読書家で 書籍レビューアのやまと申します。高校生の頃から自律神経が人一倍弱く、目が疲れやすいため、本を読みたくても読めない人生を送って来ました。

40歳の時に耳読書に出会い人生が変わります。耳からも本が読めることを知り、夢中になって2年間で約800冊の本を聴きました。現在では、1日1冊、目で本が読めるようになりました。

「 読書をしたくても出来ない 」
「 読書で人生が変わるきっかけを掴みたい 」

と思っていた過去の自分と同じような状況の方に、何かきっかけを与えられたら、と思い発信しています。

皆さん、1日のうち2時間だけ充実した時間を過ごせれば、人生の幸せに繋がっていく、と聞いてどのように思いますか?1日24時間のうちの8.3%です。約1割ですよね。短く感じる時間でしょうか?それとも、それなりに充実した時間を過ごせそうな時間でしょうか?

気の合う友人と楽しい時間を過ごせた。観たかった映画を満喫できた。仕事で成果を出し、お客さんに喜ばれた。オンライン飲み会が楽しかったなど、

1日を振り返った時、「 ああ楽しかったな 」とわずかな時間でも振り返ることが出来ると、満たされた気持ちになるのではないでしょうか?


著者が数多くの成功者にインタビューをし、研究を重ねていった結果、幸せに生きている成功者達には、ある一つの共通点があったそうです。それは、1日の中に「 幸せなひととき 」を作り出している、ということでした。平均すると2時間程度だったと言います。

それに気づいてから、著者の人生はガラリと変わったと言います。

『 幸せとは掴むものではなく 気づくもの 』

本書を読むと、幸せとは未来に探しに行くものではなく、今ある幸せに気づくこと。そのための2時間の使い方を、身に付けることが出来ます。幸せな時間の使い方の天才に、本書を読みながら、変わっていきましょう。

本日はベストセラー『 起業1年目の教科書 』『 誰にでもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方 』の著者、今井 孝さんの新刊『 いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才 』こちらの書籍レビューをさせて頂きたいと思います。本書を読んで、学んだこと、強く印象に残ったことを、3つに絞って、お話させて頂きます。

\① 成果を出しても虚しいだけだった /


「 自分はなんて地味で、つまらない生活を
 送っているんだろう 」

SNSを見るたびに、そう思ってしまう人もいるのではないでしょうか?

著者も同じような気持ちで、会社員時代を過ごしていたと言います。当時はSNSはなかったですが、テレビや雑誌でIT企業を立ち上げた起業家たちの姿を見ては、自分の状況と比べ、ちょっとした絶望を感じていたそうです。

もちろん健康だし、ちゃんと仕事もあり、たまに家族旅行にもいけて、幸せとも言える。しかし、このままずっと同じ日が続くけと考えると、気が遠くなったと言います。

ある時転機がおとずれ、会社で新規事業を任されました。「 これを成功させたら人生が変わるのでは?」と思い、身を粉にして働いたと言います。

3年で新規事業を立ち上げ、チームリーダーとして、社内アワードを受賞したそうです。しかし、それでハッピーエンドとはなりませんでした。そこで著者は「 この仕事を続けたくない 」と感じたそうです。仕事にやりがいはあるものの、チームマネジメントが自分には向いていない、と感じたそうです。

そして独立起業しました。新規事業の成功体験もあって、意気揚々と起業しましたが、1年間はまったく売上が上がらず、数百万円の赤字という、どん底からのスタートになりました。

必死に歯を食いしばってがんばり、寝る間を惜しんで働きました。有り難いことに、売上は、1000万円、2000万円と増えて行き、小さなビジネスとしては、十分成功だったと言います。

しかし、それでもハッピーエンドにはなりませんでした。

確かに会社員時代より多くの収入を手にしましたが、毎日がしんどい気持ちのままだったと言います。大きな収入を得られたとしても、「 これを10年も20年も続けなければならないのか 」と思い、怖くてゾッとしたと言います。

何もしなくてもむなしい、がんばって成果を出しても幸せではない。これはいったい、どういうことなのだろうか?

「 こんなの成功じゃない 」再び絶望感に襲われたと言います。

『 幸せを探し続ける日々 』

これ以上同じことを続けても、幸せにはなれないと思った著者は、幸せそうに生きている経営者達に学びにいったそうです。

数多くの成功者にインタビューをし、研究を重ねていった結果、幸せに生きている人達とそうでない人の差は、それほどないことに気づきました。ただ、一つだけ大きな違いがありました。

それは冒頭でも紹介しましたが、1日の中に「 最高のひととき 」を作り出している。その時間を平均すると、2時間程度だったと言います。

それに気づいてから、著者は楽しみながら、生きるようになりました。すると不思議なことに売上も増えて言ったと言います。

それ以降、著者は10冊以上商業出版をできたり、1000人規模の講演会を開催出来たり、クラリネットのライブが出来たりと、大きなことも出来るようになって行きました。

本書は著者が紆余曲折を経て学んだ、1日たった2時間で幸せになるための「 時間との向き合い方 」が詳しく書かれています。

\②クルーザーとか買わないんですか?/

以前、著者は脈絡もなくこんな質問をされたそうです。質問をされた方は、「 お金持ちはクルーザーを買うもの 」というイメージがあったのだと言います。

そこで著者は、聞き返しました。
「 あなたがお金持ちになったら、クルーザーを買うんですか? 」と。その方の答えは「 買わないと思う 」だったそうです。クルーザーが好きな人は買うし、興味のない人は買わないんですよね。

著者にとっては、クルーザーには興味がないし、毎日高級レストランで食事をすれば飽きるし、高級車もプライベートジェットも必要がないことに気づいたと言います。

本当に幸せになるためには、そんな輝かしい生活ではなく、「 自分の最高 」を見つけるしかありません。言葉を換えれば「 自分軸の成功 」です。

しかし多くの場合、普通に生きていたら、何が自分にとっての幸せなのか、わからないと言います。日常の中で、自分という存在を、客観的に観察することがないからです。

『 リストを作れば答えが見えてくる 』

これに対する解決策は簡単だと著者は言います。「 自分が何を好きでいるかをとにかく挙げていき、自分を幸せにしてくれるものリスト 」を作ります。自分の欲求がわかるほど、自分を幸せにしやすくなっていきます。

このリストは、3つのカテゴリーにわけて書いていきます。

① 簡単にできること
② ちょっと無理すればできること
③ とんでもないこと


いかがですか?皆さんはこのリスト、頭にすぐ浮かびましたか?

僕自身、やってみて気づいたんですけど、すぐには出てこなかったです。なんとなく「 これが好きだな 」と漠然とイメージしてても、いざノートに書こうとすると、すぐには言語化出来ませんでした。

ちなみに僕が書いた幸せリストは次のようなものでした。

① 簡単にできるもの
・1日10分の本の要約サイト flier を聴く。
・料理をつくる。
・自宅の浴槽に水を張って、水風呂に入る

② ちょっと無理すればできること
・両親を旅行に連れて行く。
・「 耳読書は本好きを増やす 」という本を書く
・耳読書で本が好きな人を増やす
 コミュニティを作る

③ とんでもないこと
・ピースボートの世界一周の船旅に再び乗る
・大好きな作家さん、ひすいこたろうさん、
 さとうみつろうさんと時間を過ごす
・世界旅行の体験を本にする。

ワークに答えていくことで、自分の幸せの価値観が見えてくるのも本書の魅力です。

『 100億円を手にしてもか
 海苔の佃煮は食べる 』


著者が事業に成功して、100億円の資産を築いたとします。それでも著者自身を幸せにしてくれる「 海苔の佃煮 」は食べているでしょうし、「 ランニング 」もしていると言います。

つまり、海苔の佃煮を食べているときや、ランニングをしている時は、すでに成功しているとも言えるのです。

『 自分がすでに成功していることを
 実感する 』


大好きなことをしている時あなたはすでに、成功しているんです。

それが積み重なっていくことで、幸せの総量が増えて行きます。1日2時間を目指して、幸せな時間の使い方の天才の仲間入りをしましょう。

\③10年かけて成遂げたい事は何ですか/



「 人生でたった1つしか大きなことを達成できないとしたら、何をしたいですか?」

本当に一つしか出来ないとしたら、多くの人は、自分のためではなく、人や世の中を幸せにする目標を掲げると言います。
著者が主催する講演会やセミナーで同じ質問をしてみると、誰もが「 何か人の役に立つことがしたい 」と言うと言います。

10年先の目標を持って生きることで、毎日に意味が見出せ、日々が充実し、幸せの総量がグッと上がると言います。

10年先の目標は、本書を読むまで言語化したことがありませんでした。しかし、このワークをやってみると、確かに自分の本当にやりたいことが浮かんで来た気がします。

ちなみに僕がワークで考えた10年かけて成し遂げたいことは、以下です。

「 日本が世界一の読書大国になる。世界の読書人口、識字率のUPに貢献している 」でした。

この他にも本書では、ワークを通して、自分の幸せの価値観を明確化する仕組みが各所に用意されています。

ちなみに巻末についている「 読者限定特典 」は、著者から直接幸せになる秘訣を聞けた気持ちになる、とっても有益な特典でした。

ぜひ本書で幸せの時間の使い方を身につけていきましょう。

以上本日は、今井 孝たかしさんの新刊『 いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才 』こちらの書籍レビューをさせて頂きました。


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