山型食パン🍞の事②
私は母と2人暮らし。
近くに祖父母が暮らし、気ままな独身暮らしを送る叔母が1人居ました。
私が何かがおかしいと気づいたのは
物心がついた頃でした。
私が何か母親の気に触れる事をしたらしく
「お前なんか出て行け!産むんじゃなかった!死ね!」
と言われ夏の夕方に家から追い出されました。
薄っすら記憶が残る、当時5歳ほどの年でした。
家から追い出されたにもかかわらず、いやに冷静に考えて行動した事を覚えています。
「出て行けと言われたし、追い出されたし、また家に帰っても殴られるし、怒鳴るし、追い出したんだから出て行こうーっと」
もちろん行き先にあてはなく、幼い年齢の思考ではここまでが精一杯でした。
ふらふらと歩いていると、いきなり肩を掴まれ怒鳴り声が聞こえました!
「どこに行くつもりだ!帰ってこい!!」
もちろん、その声の主は私の母親です。
私はその時に初めて気づきました。
「この人は頭がおかしいんだ。」
と。
「ママが出て行けと言ったから出て行ったのになぜそうやって怒鳴るの?」
「私はそんな事言ってない!嘘つくな!!」
「勝手に出て行くな!帰ってこい!」
このやりとりを今でも私は覚えています。
「この人さっき自分が言った事も忘れてるのか?」
「私は嘘なんかついてない。嘘ついてるのはママだ」
そんな言葉を口にするともちろん暴力を振るわれるので言えません。
色んな気持ちが混ざり合っていて
今でも表現できないほどのものをその時初めて持ちました。