話すことで元気になる日もある
明日も早いので寝ないといけないのだけれど、今の気持ちが明日には無くなるかもしれないのは、やっぱりもったいない。
私は内気で、基本的に人と関わるのはめんどくさい。
人が嫌いなわけではなくて、実際に誰かと話すとなると何かと気を使うし、自分がどう見えているかばかりを気にしてストレスに感じるから、人間関係が億劫になってしまう。今日も、誰かに会って何かしら話さないといけないと思うと、出かける前から憂鬱で休んでしまおうかと思った。
人に会って話すのがめんどくさいのは、自分が過去に何度も経験した失敗のせいでもあると思う。相手と話が合いそうな話題をぐるぐる頭の中で探しているうちに、今何を話しているか分からなくなったり、うまく会話を広げられなかったり。前までは、会話がぎこちなくなっちゃうのは全部自分がコミュ障だからだと思っていたけど、最近は相性が悪いんだな~と思うようにしてる。悩みに悩んだ結果、もう疲れきってどうでもよくなったのかもしれない。
でも今日は、人に会って話をして、なんだか後味がスッキリした日だった。心が軽くなったような。こんな風に思えることがある。
いざ、話してみると思ったより頭の回転が早く、自分の思いどおりに言葉がポンポン出てくるときがある。今日もそんな感じだった。
私がこの能力を発揮できるのは、
「失敗しても大丈夫だと思わせてくれる人」
といるとき。
話したい言葉が次から次へ浮かんでくる人もいるかもしれない。でも、私の脳はそんなに器用じゃない。絶対にうまく話せなくなる時がやってきて、い
つもその恐怖に怯えてる。そうすると、言葉が出てこなくなる。
でも彼らは、私が発する言葉をまるまる受けとめてくれる、絶対的安心感がある。たとえ噛みまくっても、説明が下手になっても、「まぁいいか」って思わせてくれる。今日の帰り道は、なんだか自然と口角が上がってた。
私も誰かにとっての、そんな人になれてたらいいけどな。