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イラストの仕事をする上で大切にしていること | 「バズ」より「得意」
これまでに、アニメキャラクターのグッズイラストや、書籍の表紙デザイン、企業のプロモーション用イラストなど、さまざまな仕事を手掛けてきました。
その中で、イラストレーターとして大切にしていることがいくつかあります。
1. クライアントの意図を理解する
イラストの仕事では、クライアントが求めるイメージを正しく理解することが重要です。デザインの方向性や世界観を把握するために、事前のヒアリングを丁寧に行い、参考資料を活用しながら具体的なビジュアルを提案します。
具体的な指示がない場合でも、クライアントの求める雰囲気やターゲット層を考慮し、適切な提案をすることで、より満足度の高い作品に仕上げることができます。
2. 独自のスタイルを磨く
クライアントの要望に応えるだけでなく、自分ならではの表現を大切にすることも重要です。特徴的な色使いや構図を意識しながら、唯一無二の作品を生み出せるよう努力しています。また、流行に流されすぎず、自分の強みを活かした表現を追求することで、仕事を続ける中で「この人にお願いしたい」と思ってもらえるような個性を確立することができます。
特に、当初は水彩タッチを得意としていたことから、その作風を評価していただき、お声掛けをいただくことが多かったです。
また、SNSで「こんなお仕事がしたい!」と発信したところ、企業の企画担当者に見つけていただき、お仕事につながった経験もあります。当時メインで利用していたXのフォロワー数は約7000人と決して多いわけではありませんでしたが、発信の大切さを実感しました。
バズることより、自分にしかない強みで勝負できるような作品作りを心掛けています。
3. スケジュール管理を徹底する
納期を守ることは、信頼関係を築く上で欠かせません。タスクの優先順位を整理し、余裕を持ったスケジュールで進めることで、安定したクオリティを保つよう心掛けています。
特に、大型の案件ではラフやカラーラフの段階でクライアントとこまめに確認を取りながら進行することで、修正を最小限に抑え、スムーズに納品することができます。
4. 継続的にスキルアップする
イラスト業界は日々進化しているため、新しい技術やトレンドを学び続けることが必要です。日々の練習や他のアーティストの作品からインスピレーションを得ることで、自分の表現の幅を広げることを意識しています。
最近ではデジタルツールの進化も早いため、新しいソフトウェアやブラシの使い方を学ぶことも重要です。また、美術や写真、映画など異なる分野からのインスピレーションを取り入れることで、より多彩な表現が可能になります。
グッズになったときのイメージが想像しやすいような作品も定期的に投稿しています。
おしゃれでかわいいキャラクターグッズのイラストを担当したいという気持ちは今も強くあります。実際にグッズショップや雑貨店などに足を運び、デザインのインスピレーションを探ることも大事にしています。
その中で、実現したいアイデアが浮かんだときは、企画書を作成してクライアントに提案させていただくこともあります。持ち込んだ企画が実際に形になったときは、何物にも代えがたい喜びがありました。
自分だったらこんなグッズが欲しいな、という気持ちも大切にしています。
5. 楽しむことを忘れない
イラストの仕事はクリエイティブな楽しさが詰まっています。クライアントのためだけでなく、自分自身が楽しみながら描くことで、より魅力的な作品が生まれると感じています。
時にはスランプに陥ることもありますが、趣味のイラストを描いたり、好きな作品に触れることでモチベーションを維持しています。楽しみながら描くことで、自然と筆が進み、作品にもその感情が反映されると考えています。
今後も、より良い作品を届けられるよう、努力を続けていきたいと思います。
さいごに
イラストレーターとして、アニメキャラクターのグッズイラストや、書籍の表紙デザインなど幅広く手掛けています。
特に、水彩タッチを活かした柔らかい雰囲気のイラストや、おしゃれでかわいいデザインを得意としています。
企業様や個人のご依頼に対応可能です。ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。