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人に振り回される日。だけど全てご飯とお酒が解決してくれる。

今日はとことん人に振り回された日だ。
今日は人に会う予定が2つあって、
1つ目は昼間に会社の同期と遊ぶ予定。
2つ目は夜に初対面のネット友達と飲みに行く予定だった。

まず1つ目の予定は、今朝方同期からLINEで
「体調がすぐれないのでリスケさせてほしい」との事だった。
楽しみにしてはいたが、体調不良であれば仕方ない。
自分も体調を崩して断ってしまうこともあるので、そこはお互い様。
「お大事にね。」と伝え会う予定はなくなった。

そして2つ目の予定は、もともと17:00待ち合わせ予定だったのだが、ネット友達が仕事でトラブルに遭った様で、待ち合わせを2時間半ほどずらしてほしい。との事だった。

時間をずらしてほしいと連絡を受けた時は、幸いにもまだ家を出ていなかったため、快諾した。

そして19:30ごろに着くように待ち合わせ場所へ向かった。

仕事のトラブルとの事なので、予定している19:30にはおそらく来ないだろうとなんとなく思い、駅近くのカフェに入って待つことにした。

20:30…約1時間ほど待つも友達は現れない。
20:35…「もうすぐ着く」とLINEが入った。
21:00…もうすぐ着くという連絡が入ったにも関わらず到着する兆しがない。そして電話をかけるもつながらない。

この時点で私は1時間半ほど待っていた。
人によっては気が短いと感じる人もいるだろうが、
私の体感で言うと結構待ったほうだと思う。
…私はそこで糸が切れてしまった。

私はもともと待つのは苦手ではない。
行列のできるラーメン屋でも、ラーメンを食べると言う目的のためであれば数時間待てる自信がある。
し、実際人気天ぷら屋で炎天下の中2時間ほどなら待ったことがある。

ただ、それは目的を果たせることが確実である上に、
待つことの時間を超えるほどの価値を感じられている場合にこそであり、待ち時間に対する費用対効果が大きい時にのみに限る。

だがどうだろう、この待っている時間は、これからその人と会って得られる楽しさを上回るほどの価値があるだろうか…?

仲の良い友達であれば2時間近く待ったとしても、会えば確実に楽しいことはわかっているので待っただろう。(多分)

ただ今日会う人はまだ直接遭ったことのないネット友達。ここまで待った上に楽しいと言う確証は無い。
その上ここまで待たせると言うことは逆に怪しさすら感じてきた。

もともと会う気すらなかったのでは無いか…?
騙されているのでは無いか…?
怪しい人が集団で現れ、リンチされてしまうのでは無いか…?(これは行きた考え過ぎだが)

などなど考えを巡らせているうちに私の気持ちが「会いたい」というものから「このまま会わずに帰りたい」という気持ちに移り変わった。

(あと5分待って連絡が来なかったら今日は辞めよう)

そう心に決めその場で待ってみた。

…結局5分経ってもネット友達は現れなかった。

LINEで私から「忙しい様だから今日は会うのはやめましょう」と伝えた。

相手からは「もう少しで着くのだけど、待ってもらえませんか?」
と言われたが、もうそのLINEを打った時点で私のその方と会う気持ちは0となってしまったので、「わかりました。待てます。」とは口が裂けても言えず断った。

結局今日の予定は何もなくなってしまった。
(夜の予定は自分が断って無くしたのだが…)

こんなことなら最初から予定が全く入っていなければもっと有意義に時間が過ごせたのでは無いか…?と思った。

一つ一つのことが別の日に起こっていたなら、私はまだ耐えられていたのかもしれない。

だが、今日は一度に一気にこういうことが起きてしまったので自分の中でも余裕がなくなってしまっていた。

それに、同期もネット友達も悪気はない。(と思う)
ネット友達からしたら、私が1日に2人の人から予定を狂わされていることなんて知ったことではないし、
実際仕事が本当に忙しい中急いで終わらせて向かっている途中だったのかも知れない。

それなのに急に相手から「今日は辞めましょう」と言われたら驚かれて当然だ。

そういう気持ちもわかっていつつも、会う気持ちがなくなってしまったのだからどうしようもない。

往復1時間と600円をかけて2時間待つだけの時間を無駄にしたことを悔やみながらも家に帰ることにした。

その帰り道の途中。
いつもは通っても素通りをしているお寿司屋さんが目に入った。

友達と会うためにお腹を空かせていた私は、
21時過ぎていたが勢いでそのお寿司屋さんに入ってみることにした。

カウンターの席に通され、タッチパネルで注文をするタイプのおひとり様に優しいお寿司屋さんだった。

私はヤケクソに生ビールと蟹味噌甲羅焼きと寿司を一貫注文した。

注文していたビールが届き一口ゴクリと飲んだ。
そして流れる様に寿司が届き、蟹味噌が届いた。

寿司を食べてビールを一口、蟹味噌をスプーンで掬って食べてビールを一口、すると先ほどまでのなんとも言えないモヤモヤが突然消え、目の前の食べ物の事で頭がいっぱいになった。

そして2500円分の寿司を食べ、店を出る頃には
今日のあれこれを考えていた自分はいなかった。

こんなに回りくどく長々と話したが、
結局言いたいのは、「たいていのマイナスな感情は、美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで仕舞えば消えて無くなる」ということだ。

みんなはどれくらい待つことができるだろうか。
そして、食べ物とお酒で気分が前向きになることはどれだけあるだろうか。

話しすぎてしまったのでここで終わりにする。

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