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アニソン配信について
※自身の一連のツイートをコピペしただけです
■最初に
僕は非営利のアニソン配信には大賛成で、止めろという気はさらさらありません。
ただし、利権についてのリテラシーが低いと、いざという時に自分達の身を守ることができません。
そんな思いからアニソン配信を取り巻く利権について調べてみました。
■アニソン配信について
結論から言うと、個人レベルにおいて利権周りをクリアしつつアニソンを配信するのは99%不可能だと思います(1%の可能性については後述します)
理由は、著作権と著作隣接権に抵触するからです。
では、これらの権利はどのようなものであるか簡単に説明します。
■アニソン配信に関わる権利
①著作権…作詞作曲した人の権利(JASRACの包括管理が主である)
②著作隣接権…曲を公衆に広める人の権利(レーベル等)
・原盤権
・録音権
・放送権など
上記に抵触する場合①と②の権利保有者の認可が必要となります。
では逆に、これらに抵触しないケースとはどのようなものであるか?(私的利用を除く)
■著作権に抵触しないケースについて
一例として、野外無銭アニクラ等は「営利を目的としない上映等(著作権法38条)」に該当するため著作権に抵触しません。なおカンパは実費を越えない限り認められています。
ただし、インターネット配信において、この体系をとることは認められていません。 (下記参照)
■アニソン配信は著作隣接権のどの項目に抵触するのか?
ケース別に説明します
・自分で購入したアニソンを聴く
→OK
・自分で購入したアニソンを録音する
→OK(私的利用に限り認められている)
・アニソンを配信する
→NG、放送権の侵害
・アニソン配信を第三者が録音する
→NG、録音権の侵害
■それでもアニソン配信をしたい場合
①権利保有者の認可を得る
→レーベルから認可を得るのがかなり厳しいと思います。
②原盤権を保有している配信サイトを使う
→使用可能楽曲はかなり絞られます。
③知らないふりをする
→自己責任でお願いします(ある意味一番賢い方法かもしれませんね)
■まとめ
・現状、利権に抵触せずアニソン配信を行うことは極めて困難である
・理由は権利保有者の認可を得ることが困難であるため
・インターネット配信は「営利を目的としない公演」とみなされない
・利権をクリアする方法もあるが制限が多い。
・現状は“知らないふりしてやる”が一番賢い?
■最後に①
僕は非営利のアニソン配信には賛成です。
ただし、何も知らないのはノーガードと同じです。
いざという時に自分達の身を守ることができません。
ノリと勢いで進む前に自身で利権について調べてみるもいいかも。
そうすれば今の法律をどう変えていけば楽しい世の中になるか見えてくるはず!
■最後に②
大半の方は「そんなこと知ってるよ」って意見だと思います。
「知らなかった」という方も、これを真に受けずに一度自分で法令を調べてみるのが良いと思います
あと「俺の持ち曲流すなよー!」とか言っちゃうDJにはイラっときますが、きっと著作隣接権の保有者なんでしょう(大人の対応)