イノベーションを起こせるリーダーとは?
こんにちは!
今回は、『イノベーションを起こせるリーダー』についてお話しします。
『イノベーションを起こせるリーダー』とはどのような人を指すのか?
それは、『メンバーがイノベーションを起こせる環境をつくること』が自分の役割だと認識している人です。
イノベーションを起こせる環境をつくるには、以下の3つの要素が欠かせません。
以降で、詳しくお話しします。
①共同体意識を育む
リンダ・A・ヒル,グレッグ・ブランドー, エミリー・トゥルーラブ, ケント・ラインバックは、こう述べています。
共同体意識とは、人間関係において、共通の目的のもとに、お互いが主体的かつ相補的に支え合おうとする意識のことです。
共同体意識を育むためには、何か必要か?
それは、『目的(パーパス)』『価値の共有(シェアド・バリュー)』『取り組みのルール』の3つの要素が欠かせません。
一人では良いアイデアは出ません。
多種多様なアイデアを生み出すためには、Biz、Tech、Creativeなど多岐にわたる能力を掛け合わせることが重要です。
そのためには『チーム』を作る必要があるのです。
Biz、Tech、Creativeのいずれの能力が欠けても、革新的なイノベーションは生まれません。
時には、問題の壁が立ちはだかるかもしれません。
そのときは、多種多様なメンバーの才能を引き出すことが欠かせません。
それぞれの才能を活かし、意見をぶつけ合うことで、有用なアイデアや選択肢を練り上げることができるのです。
②6つの2項対立を調整する
リンダ・A・ヒル,グレッグ・ブランドー, エミリー・トゥルーラブ, ケント・ラインバックの研究によると、イノベーションを生み出すために6つの2項対立があると述べています。
リーダーには、各項対立の間を調整できるように支援することが課題となってきます。
従来のリーダーシップのイメージは、対立を好みません。コントロールが効かなくなることも嫌います。そして、個人的な好みに左右されてしまうこともあるでしょう。
イノベーションのプロセスは複雑です。
そのため、6つの2項対立をうまくコントロールする必要があります。
6つの2項対立を乗り越え、メンバーの能力を組み合わせることが重要なのです。
③3つの能力「創造的摩擦」「創造的敏捷性」「創造的決断」を開発する
イノベーションを育むためには、イノベーション能力が必要だと、筆者ら述べています。
一人ひとりがイノベーション能力の3つのケイパビリティ(能力)を磨いていくことが重要となります。
3つのケイパビリティとは、「創造的摩擦」「創造的敏捷性」「創造的決断」のこと。
磨くためには、リーダーがメンバーに共有していく場づくりをすることが欠かせないのです。
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メンバーの能力を活用することが次世代のイノベーションリーダーに不可欠です。
そのためには、メンバーがイノベーションを起こす環境をつくることが必要となります。
組織および実際の人材管理にこの認識を浸透させていきましょう。
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