見出し画像

【日記】疲れてんの?

某日 

体調が悪い。ここ二週間くらい薄ぼんやりと気付いていたが、どうもよろしくない。

あなたの風邪はどこから?と聞かれてちゃんと答えられる人が羨ましいと思っていたが、昨今の私は「私は仕事のパフォーマンスから」と答えていいような気がする。
明らかに雑。とは言わないが、凄く反射的になっていることがある。音楽で言ったら、休符を楽しめない感じ。音が鳴らないことが不安で鳴らしちゃう感じかね。鳴らない音だって音楽でいいはずなのにねぇ。

そう考えると間が持てるってのはそれを楽しむ余裕や気楽さの持ち合わせがあるってことなのかも、なんて思ってみたりする。だからって元気にはならない。むむむ。


とある週末

旅行に行く。
妻の実家が栃木なんだけど、私にとっては未到の地であることが知れると「なんて勿体無い」「本気の栃木、教えちゃる」(脳内変換)と、妻のご両親がわざわざ企画してくれたのだ。畏れ多いこと。

その朝。見事に調子が悪い。
頭痛と薄っすら悪寒、何せ怠い。全身が怠い。ダルおもーってよりはダルダルおもおもーって感じだ。だからなんでしょう。
正直休みたいので、先に出ていた妻にLINEで軽く体調悪いニュアンスをモニョモニョっと伝えると、クイックモーションの牽制が飛んできた。LINEだけど「ギロリ」って睨んでる音が聞こえるぞ。
そりゃそうね。まさか休むなんてね、そんなそんなね、へへへ。とモニョモニョっと誤魔化しながら、重い身体とキャリーケースを引きずる。

電車が来るまでカフェで時間を潰しつつ、どうにも体調が上がらない私を見かねた妻が、近くにあった薬局で薬を買ってくれるとのこと。クスリ嫌いなんだよなぁふぇぇーと言いながら、とりあえず葛根湯を買ってもらうことに。駅中の狭い薬局なので、私は少し離れたところで様子を伺う。

そして妻がレジに向かった時に事件は起きた。

なんか…疲れてんの?

はて?

しばらく状況が把握できない。しばらく経ってわかって来たのは、どうもレジのおじいちゃんが妻に向かって尋ねているのではないかと言うこと。

にしても声のクセがすごい。レジにいるのは60代のシャキッとしたダンディなおじいちゃんなんだけど、声の質感は男性版犬山イヌコである。凄く良い味出てるよ。しかも私の大好きなドラマ『時効警察』で出て来た「多め亭」(シーズン2の「早目亭」でも代替可)のテンションである。それが突然始まったのである。

さて、妻も妻でフリーズしている。そして存分にフリーズした挙句、どう返すのかと思っていると


…はい?


これもさ、文章だと難しいんだけど、「人間が虚を突かれた時にフリーズ後に出てくる言葉」を体現するようなお返事だったんですよねぇ。あれ?ここ、時効警察の世界線だった?

おじいちゃんは全く動じず、全く同じトーンのcv.犬山イヌコ(男性ver)で「疲れてんの?」ってまた聞いてくる。なんてファニーなおじいちゃんなんだ。

結局おじいちゃんが言いたかったのは、「症状として疲れてるならこっちの方が効くよ」と違う商品をオススメしてくれてたので、ほうほうと思って何が効くんだろうと思って見たら

ヘパリーゼ(錠剤)

で、えー嘘だぁーと思ったらめっちゃ効いたからみんなにもおすすめするね。


華厳の滝
東照宮の塔
眠猫
思ったより小さい!
叶い杉
願い事が叶いすぎちゃん!(言いたいだけ)


【あとがき】
ヘパリーゼはマジです。おじいちゃんありがとう。でもヘパリーゼが無くなったらまた体調は下り坂です。恐るべし、ヘパリーゼ…!
日光は本当に良かったです…スマホで写真を撮ってたら、久々に一眼で撮りたくなって、一眼熱が再燃中…富士フイルムを狙っているよ。

カメラ、高くなっちゃったよなぁ…

いいなと思ったら応援しよう!

はやぶさ
サポートのご検討、痛み入ります。そのお気持ちだけでも、とても嬉しいです。