私がエンジニアマネージャーをやってきて一番悔いたこと #EM #目標設定
目標設定。
とにかく目標設定。
目標設定を甘く見てました。
目標をメンバーと自分とで設定してお互いにそれを追いかけるという姿勢が欠けていました。
目標ごとの難易度もメンバーと握っておくべきだった。
私の反省
当たり前のように感じる事かもしれませんが、日々の業務・トラブルなどを重視していつの間にか目標設定の重要度を下げている自分がいました。会社は伸びているし、ミッションに共感してくれているメンバーも多いからそれで充分かと思っていました。
なので、メンバーが出してきた目標をそのまま受け取って「はい、いいですね」とか簡単なフィードバックを返すだけになってしまいました。
ただ、それで一時的には大丈夫なんですが、それだと自分の成長を感じられなくなります。
1年も2年も同じことをやることになったり、やっているように感じるようになったのです。それと共に退職者も増えていきました。会社のミッションには共感しているので皆強い不満を口にして辞めたりはしないのですが、ただなんとなく退職していくのです。
退職まではいかずとも同じようなことをする日々に疲れて無駄にひねくれた態度になっていったりもしました。視点が短期的になっていくことも多いです。
いくら会社や業務のミッションが重要でも本人がそれにつながっている実感が持てなかったのではないかと思います。
定期的に立ち止まって目標設定
半年でも年間でもどういう単位でも良いのです。一度立ち止まって真剣に時間を取ってお互いにどういうことをやりたいか、やるべきなのかを考えたり、会社やチームのミッションを語り合う時間が必要だったのだと思います。
そういう時間を取って目標を設定しておけば、ミッションとのアラインが出来、やる気も湧きますし、また次に設定する機会のフィードバックループが回り始めます。ぜひ難易度もすり合わせましょう。難しい目標は達成してほしいですが必要以上に気に病んで欲しくはありません。そういう温度感を示すのに難易度は大事です。
目標を設定しなかったり適当に決めるとなんのふりかえりにもなりません。そして当然成長にもつながりません。つながりませんでした。
うまくいくまで続ける
最初のうちは設定してもうまくいかずに投げ出したい気持ちになりますが、それも含めてフィードバックループです。
「動きの早い会社でタスクがすぐ変わるから」なんて話も時々聞くのですが、それはタスク表を作っているだけで目標設定をしていないのではないのかなと思っています。「〇〇のリリースをする」などではなくもっと抽象的でも良いのではないかと思います。
最高なのは質的・量的な数値目標を持ってもらってあとは自由にやってもらうことですね。メンバーの創意工夫が出て思わぬ成長をもたらしたりもします。
と、書いてきておきながら難しいよなーとは思っています。一人一人の個性、目指す姿が違うし、本人も気づいていない理想の姿があったりもするので大変です。
でも、これこそマネージャーの仕事ですよね。
ちなみにこれらの目標設定うまく仕組み化したのがOKRだと思うのですが、それまでここで書いていくと長くなるのでこのくらいで