チェコ音楽の世界へ
今日は宗次ホールのランチタイムコンサートへ行きました。
今日はチェコ音楽をチェロの関根のぞみさんとピアノの榊原祐子さんのデュオで演奏します。
榊原さんは過去に聴いたことがあり、チェコ音楽のピアノ演奏はすばらしいです。
つい最近のコンサートのnoteです。
チェロの関根のぞみさんは初めて聴きます。愛知県出身でチェコで活動しています。凱旋帰国での演奏になります。YouTubeでは聴いたことがあるので、今日は関根さんのチェロ演奏が楽しみです。
今日はチェコ音楽がテーマであり、チェコで演奏活動しているお2人のチェコやチェコ音楽のトークも楽しみです。
⬛️スメタナ/モルダウ
普段クラシック音楽を聴いていない人でも知っている人は多い名曲です。
モルダウ川ってチェコを象徴する川でその川を描写した曲です。美しいメロディーの数々にモルダウ川に行ってみたい、チェコに行ってみたいと思いますね。今のご時世だから海外旅行は難しいですが。
チェロとピアノのデュオでのモルダウ、すばらしかったです。
⬛️ドヴォルジャーク/森の静けさ
ドヴォルジャークのチェコ語の発音についてのトークがありました。日本では発音しやすいドヴォルザークと発音することが多いですが、今日はチェコ語で発音します。チェコ語の発音、難しいです。
関根さんのトークにドヴォルジャークが住んでいた森の風景の話がありましたが、自然の描写についてはドヴォルジャーク音楽の真骨頂で自然を愛している作曲家だなと思います。
森の静けさという曲はチェロの音色がすばらしい曲で、古今のチェロ奏者が録音しています。
音楽ホールで聴く森の静けさはすばらしいし、関根さんのチェロの音色に魅了されました。
⬛️ドヴォルジャーク/ユーモレスク
うさぎのダンスはユーモレスクから派生したものなので、聴いたことある人も多いでしょうね。今の旬は北海道日本ハムのキツネダンスですが。余談でした。
榊原さんのピアノソロでの演奏でした。以前にも榊原さんのピアノソロで聴いたことありますが、チェコ音楽を知り尽くした榊原さんならではの演奏で、びっくりするぐらいすばらしいです。
チェコの田舎道を鉄道や馬車で通っていく感覚になりますね。
⬛️ドヴォルジャーク/スラヴ舞曲第8番
ブリアントの激しい舞曲。
激しいブリアントをチェロで演奏するのは迫力ありますね。
チェロという楽器の魅力を改めて感じる演奏でした。
⬛️ドヴォルジャーク/交響曲第9番第2楽章 家路
有名な旋律の部分です。
先程の激しいスラヴ舞曲のブリアントとは正反対。
ノスタルジックの極みですね。
⬛️マルティヌー/チェロソナタ第3番第2楽章
出てきました。マルティヌー。
気になるチェコの作曲家で、叙情的な美しさと前衛的な驚愕な音楽を両方持ち合わせており、興味深い作曲家ではあります。
この楽章は叙情的な美しさが満載でした。すばらしかったです。
この曲の他の楽章を聴いてみたいところですね。
マルティヌーの住んでいた教会の塔の話を榊原さんがトークしましたが、そんな環境が音楽にも影響されているんだな。
⬛️ポッパー/ハンガリー狂詩曲
ポッパーはチェコの作曲家でありチェリストでもあります。名前は聞いたことがあるぐらいの作曲家で、どういう曲があるかはほとんど知りません。
チェリストということで、チェロの魅力が満載の演奏でした。
⬛️アンコール
ドヴォルジャークのルサルカ。
有名なアリアの月に寄せる歌。
美しいアリアをチェロとピアノのデュオで聴きました。すばらし過ぎます。
今日のランチタイムコンサート、内容が濃くて充実でした。また2人ともトークがうまくて楽しかったです。