中部フィルハーモニー交響楽団定期演奏会
今日は中部フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会へ行きました。名古屋市地下鉄伏見駅の近くのしらかわホールです。
名古屋シリーズのしらかわホールではベートーヴェンツィクルスとなっており、オールベートーヴェンで今日は交響曲第6番田園とヴァイオリン協奏曲というベートーヴェン中期の傑作2曲です。
今日はグッズ発売しておりブラボータオルを買いました。クラシック音楽の会場ではCD発売はよくありますが、グッズの発売は新鮮です。スポーツ観戦ファンとしてはあったら買ってしまいます。
今日は予定と変更があり、交響曲第6番が先でヴァイオリン協奏曲が後になりました。理由はわかりませんが、この2曲ならどちらをメイン曲にしてもいいぐらいの傑作2曲です。
⬛️交響曲第6番「田園」
ベートーヴェンは自然を愛していた作曲家です。ハイリゲンシュタットの田園や森には癒されています。そんな中で作曲されたのが交響曲第6番です。
第1楽章の最初からさすが指揮者の秋山さん、弱音を大切にして安らぎを感じる田園でした。
そして第2楽章。この楽章が好きで自然の安らぎの描写の極みですね。鳥の鳴き声とかがあり、実際には耳が聞こえないベートーヴェンが想像で描いたと言われますが、この部分を聴くと感激します。
もうひとつ好きなのが第3楽章。楽しい集い。楽しく聴けました。クラシック音楽を聴き始めた30年前から第3楽章が好きなのは今も昔も変わらないです。
第4楽章の嵐も迫力がありました。そこからの第5楽章、嵐が終わってのどかな世界が戻ってくるといいないいなと思います。
交響曲第6番、すばらしい演奏で拍手でした。少しだけブラボータオルを掲げました。
⬛️ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をコンサートで聴くのは数年前の名古屋フィルの定期演奏会のモーシェ・アツモンさんのラスト演奏会以来なんだな。
今日のヴァイオリンソリストは郷古さん。ソリストとしては初めて聴きますが、去年の幸田町で中部フィルと共演したメンデルスゾーンの協奏曲はネット配信を聴いたことがあります。
第1楽章の真ん中ぐらいのヴァイオリンソリストとオーケストラが掛け合う部分がいいですね。そして見せ場は第1楽章の後半のカデンツァ。ソリストの見せ場ですね。だれのカデンツァかはわからなかったです。新鮮なカデンツァで、すごく良かったです。郷古さん本人のツィッターよりカデンツァはブゾーニとのことです。
第2楽章のラルゲットの変奏曲はすばらしかったです。そして第3楽章、明るいメロディーとセンチメンタルなメロディー、楽しく聴けました。
交響曲第6番とヴァイオリン協奏曲、共にすばらしかったです。
ベートーヴェンチクルスは来年も続くのかな?個人的に好きな2番、4番、8番の交響曲はまだやっていないのでどうなるか。