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愛知室内オーケストラ第54回定期演奏会
今日は愛知室内オーケストラの定期演奏会へ行きました。
しらかわホールです。しらかわホールもあと10カ月で閉館になります。100回ぐらい行ったと思いますが、名残り惜しくなります。
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今日はシューマンプログラムです。
最近は名古屋フィル、セントラル愛知、中部フィル、愛知室内オーケストラとシューマンの交響曲を取り上げていますので、この半年間でシューマンの交響曲をすべて愛知のオーケストラで聴いたことになります。
今日の指揮者は山下一史さんです。
山下一史さんは合唱でお世話になったことがあります。バイタリティのある指揮者で、巨匠ですね。
■シューマン/ゲノフェーファ序曲
自分はクラシック音楽の趣味歴35年ぐらいですが、この曲は初めて聴きました。
シューマンの序曲といえば、マンフレッド序曲はかなり聴いていますが、そのイメージが強いので、結構明るい曲ですね。ウェーバーのオペラの序曲を聴いている感じでした。その中にもシューマンらしさはありますね。
初めて聴く曲は貴重です。
■シューマン交響曲第1番
予定では交響曲第4番の方が先でしたが、交響曲第4番に最後に順番入れ替えになりました。
交響曲第1番は2カ月前に名古屋フィルで小泉さん音楽監督の最後の定期演奏会にて聴きました。
山下さんのシューマン交響曲第1番は小泉さんとはかなり違う解釈で、非常に有意義でした。
音楽のおもしろいところは曲自体を楽しむこともあるし、曲の解釈をいろいろな演奏で楽しむこともありますね。
第3楽章のスケルツォなんかはかなり違う演奏でしたね。この楽章、2つのトリオを挟むので、トリオをいかに引き立てるかで解釈に違いが出てきますね。
第4楽章が楽しい楽章で、さらに結婚したクララ・シューマンとの恋の思い出も入っていて祝典的なところもありますね。途中でホルンとフルートでカデンツァ的に演奏するところはいいですね。この曲、フルートの活躍が多く、世良さん大活躍でしたね。
交響曲第1番、すばらしかったです。
■シューマン交響曲第4番
祝典的な第1番とは違い、第4番は少し暗めですが深い情熱がすばらしいです。
個人的には第1楽章が大好きなんです。
深い情熱で突き進むのはかっこいいですね。
この曲はメンデルスゾーン交響曲第3番の影響なのか第1楽章から第4楽章までノンストップ。第1楽章から第4楽章まで関連持たせて連結しています。
交響曲第1番に比べるとあっという間に終わるという感覚になりますね。
シューマン交響曲第4番、満喫しました。
シューマンの交響曲の中でも第1番と第4番は対立的な曲だと思っていますが、それぞれの良さを愛知室内オーケストラの演奏で味わうことができました。そしてつながっています。
最近は仕事が忙しかったので、クラシック音楽の演奏会に聴きに行けてうれしかったです。