名古屋フィルコバケンスペシャル
名古屋フィルのコバケンスペシャルコンサートへ行きました。
愛知県芸術劇場コンサートホールのP席でコバケンさんの指揮棒を振る姿がよく見える場所で聴きました。
昨日に今日のスタメン発表がありました。
コンサートマスターに西村尚也さん、チェロの客演に佐藤桂菜さんと豪華です。
⬛️ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番皇帝
小山実稚恵さんのピアノでのベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番です。
小山さんのピアノは久しぶりに聴きます。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際コンクールの入賞者です。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番というと第1楽章が魅力ですね。オーケストラとピアノソロの掛け合いがいいですね。それを視覚的に楽しむのもホールで聴く楽しみです。
音楽鑑賞は耳だけでなくて目も大切かな。
第1楽章でオーケストラが弱音になって小山さんのピアノを引き立てるところがありました。コバケンさんの指揮は熱いだけじゃなくて緻密さもありますね。小山さんのピアノ、すばらしかったです。
第2楽章は素敵な愛らしさ。愛情たっぷりのベートーヴェン好きです。
第2楽章から第3楽章へのつなぎのアタッカ。オーケストラが引き立て役になってピアノが第3楽章の冒頭を弾くところはかっこいいです。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番の演奏はホールで何回か聴いていますが、今日は思い入れのあるコンサートになりました。
演奏終了後のコバケンさん、小山さん、西村さんのトークも良かったです。
アンコールに小山さんのピアノでベートーヴェンのエリーゼのために。
愛情たっぷりのベートーヴェン、素敵です。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番からつながっています。
⬛️ブラームス交響曲第1番
今日はコバケンさんのブラームスも楽しみでした。炎のコバケン指揮のブラームス。ワクワクです。
第1楽章の冒頭から熱い熱い厚い厚い。コバケンワールドに引き込まれます。
80歳を超える年齢ですが、年齢を言ったら失礼ですね。若々しい情熱です。すごい第1楽章でした。
第2楽章の後半に西村コンサートマスターのヴァイオリンソロがありますが、西村さんのヴァイオリンの音色すばらしいですね。
第4楽章は苦難から歓喜へ進んでいきますが、高揚感がすごいです。コバケンさんの指揮、オーケストラ、そして聴衆のみなさん、すべてが一体感となって熱く高揚していきます。
すばらしいブラームス交響曲第1番が聴けました。
⬛️アンコール
アンコール曲は得意のブラームスのハンガリー舞曲のひとつという予想をしていましたが、ハズレました。
ダニー・ボーイでした。
戦地へ向けて送る演奏とのことです。
世界が平和で世界のみんなが手をつなぎあって生きていく世の中になりたいです。古今の音楽にはそんな願いを込めた曲がいっぱいあります。
心が豊かになり、争いごとや偏見が無くなっていくといいですね。そんな意味で音楽は心が豊かになり、心がつながるものだと思います。
これからもクラシック音楽をいっぱい聴いていきたいです。
来週もクラシック音楽のコンサート、予定しています。
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