ラグビーリーグワン 豊田自動織機シャトルズ愛知対宗像サニックスブルース
名古屋市港サッカー場から名古屋市瑞穂ラグビー場へ移動します。
ラグビーリーグワンのディビジョン3の順位決定戦です。
豊田自動織機は勝てば優勝になります。宗像サニックスも大量得点差で勝てば優勝の可能性が残っています。
宗像サニックスブルースはラグビーリーグワンから撤退して活動休止することが発表されました。したがって今日が最後の試合になります。
今日はメインスタンドの豊田自動織機側で観戦します。
豊田自動織機シャトルズ愛知の試合はアットホームでなごやかな雰囲気ですね。今日も川合選手の解説付きです。
今日は宗像サニックスブルースが最後の試合で宗像サニックスの選手が交代するときも豊田自動織機サポーターから拍手をするというサニックスの選手にもリスペクトする豊田自動織機サポーターでした。
試合は前半5対5から豊田自動織機が4トライ奪って29対5に広げます。
前半は29対5で折り返します。
後半に入ると宗像サニックスがスピーディーなパスワークで3トライ立て続けにトライを取ります。
一気に24対29と5点差に迫ります。
宗像サニックスブルースの14番はヘスケス選手。2015年のワールドカップでは南アフリカ戦で逆転の決勝トライを決めました。
日本ラグビーにとって記憶にも記録にも残る永遠に忘れないシーンです。
サニックスで10年以上中心選手として活躍し、まさにミスターサニックスですね。サニックスでのプレーは今日で見納めになります。
試合は再び豊田自動織機のペースとなり、11番中野選手の2トライなどで点差を広げます。
ラストプレーのホーンが鳴りますが、試合を終わらせることはしないで最後まで両チーム戦います。
これが宗像サニックスのラストプレーになるということで中途なことはしないという意識が両チームおよびスタンドの雰囲気はありました。
そしてノーサイド。
豊田自動織機55対29宗像サニックス
豊田自動織機シャトルズ愛知が勝ちました。ディビジョン3の優勝を決めました。
試合後、宗像サニックスブルースの円陣。サニックスブルース勝利の歌が歌われました。
感動するシーンです。
サニックスブルースの活動休止は何かの間違いであって欲しいといまだに願っています。サニックスブルースのことは永遠に忘れません。
そして豊田自動織機シャトルズのディビジョン3の優勝セレモニーです。
来シーズンはディビジョン2に昇格も決まりました。来シーズンのディビジョン2が今から楽しみです。
豊田自動織機シャトルズ愛知と宗像サニックスブルースの選手、そして宗像サニックスブルースのサポーター入れての写真撮影がありました。
遠すぎて写真はうまく写っていませんが。
豊田自動織機シャトルズにとっては宗像サニックスブルースは最大のライバルであり大きな壁でした。
過去の対戦の映像がオーロラビジョンに流れました。あるときはトップリーグの昇格をかけた戦い、あるときはトップリーグと地域リーグの入れ替え戦、あるときはトップリーグ残留をかけた戦い。いろいろな試合が思い出されます。
そんな名勝負が最後になってしまいました。涙が出てきます。来シーズンはサニックスブルースの分も頑張らないといけないですね。
ラグビーという競技は試合のときは闘いです。試合が終わるとノーサイドの精神でお互いの健闘を讃える。
ラグビーリーグワンは初年度でいろいろな不手際もあったりしましたが、ラグビーという競技はすばらしいものであり、みんなで前を向いて進んでいければと思います。
来シーズンも期待しています。