物を手放すこと
私がこのことを考えるようになったのは、うつ病で休職中の時でした。
理由はとても簡単で、休職中のお手当では生活が厳しく、趣味で集めていた物を売らないといけなかったから。
休職していても、生活は止まらない。
生活にかかる費用はどんどん出ていくから、とにかく生活費が必要だったのです。
それまでは、趣味の物はとことん集めたり、可愛い!と思えばすぐに購入に走っていました。
欲望のまま動いているようなもんです。
でも、ある日突然、うつ病になり、いつものように生活も仕事もできず、収入がなくなり、生活が苦しくなったことがきっかけで、物を手放すことに繋がりました。
最初は、趣味の物を。
とてもたくさんの物がありましたが、基本的には押し入れにしまったままの物が多く、持っていても使わないよなと思えたことで手放せたのだと思います。
ある程度趣味の物を手放したら、次に洋服。
「高い服を買っても、もったいなくて使えない。」
そんな洋服が多くあったのを覚えています。
1週間は7日しかないのに、何着も洋服があって、果たしてこんなに着るのかと思い、思い切ってバッサリを処分しました。
その2つが、私にとって大きな手放しであり、今後の生活で物を手放すことが当たり前になった要因です。
当時から今に至るまで、手放した物は、
・趣味、コレクションしていた物
・たくさんの洋服(靴などのアイテムも含む)
・車(1台にしました)
・バスタオル
・食器類
・・・など、諸々。
今は、漫画や本を手放そうかと思っています。
(正しくは、漫画や本を電子化しようとしています。)
物には、様々な思い出があります。
思い出があるから、手放せない。
でも、思い出は、その物ではなく、いつまでも自分の心の中にあるはず。
物を手放すときは、
「今までどうもありがとう」
の気持ちで手放すことで、物を手放す(=捨てる、譲る、売る)罪悪感が減るのだと思っています。
あとは・・・自分自身が死んでしまっても、それらの物を持っていくことができないから。笑
そう思うと、なぜか私は定期的に手放そうと思ってしまうのです。笑
私が目指すところは、ミニマリスト。
でも、マキシマリストだった私がすぐにミニマリストになるのは難しい。
徐々に、まずはちょいミニマリストになれるように、日々精進したいと思います。