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ダンシャリ→ダンスセルフ
2024/11/15
仕事から帰ってきてスパゲッティ、5分のやつ早くていいよね、冷凍ブロッコリさいごに一緒に茹でて、レトルトのホタテトマトクリーム味と和えて食べました。なんかパンチがなかったので胡椒とシュレッドチーズをかけた。ホタテほぼ感じず。でもまあ。あと好物の成城石井の「生チョコティラミス」が20パーオフになってたので買ってしまった。いいんだ、ご褒美だ。四角い紙のパッケージのやつで、大きいんだけど(800キロカロリーくらいある)3分の2くらいは一度に食べちゃうねいつも。…食べながら思い出した、これも自分にはもう少しスパイシーがよくて、追いラム酒を、けっこうだばっとしてババオラムみたいにするとおいしい。たまたまラムがあった〜(アイスにかけたりする用、でかい瓶で買ってたので残っていた)。追記:翌朝残りを食べたんですけど、ラムが染み込んで味が落ち着いて、ひじょうに美味、ああこういうのを感じるために生きてるのかあ、などと思った。けっきょく。
そんでさらに別にふだん酒など飲まないのだがなんかずっと置いてあった気軽なワインがあったので開けてしまった。浮かれているのか? そうかも、だって家でごはんが食べられるなんて。明日は休みだし。
そうダンシャリの話、10月の途中からやりはじめて、ひと月くらいで一旦終えました。そもそも片付けた方がいいとは思いつつずっと放置していたのに、なぜ急に始まったのか。
まず、どうしてもスーツケースのタイヤを修理しなければならない境遇になり、すっっっごい面倒だったけど「もう今日行かないと間に合わない」と追い詰められた際に、ふと気持ちを切り替えて、ぱっと修理屋さんに行くことができた日があったんですね。これはすごいことで、もう少し詳しく言うと、わたしは出不精だし腰が重くていつもは全然だめなんだけど、この時は「行動力」とか「実行力」みたいなワードが目に入って、「それが得意な自分」を召喚し「その人格に担当してもらう」ようにまるっと預けたら、「オッケーまかして行ってくるわ」となって、その瞬間すっと動けた。
これはすごい不思議だったんだけど、便利だからこれからも使えるようになりたい技すぎる。でも今のところ習慣化していないので、まだこのこいつ、今までメインを担ってきた「いわゆる自分だと思っている自分」だけの自分(ややこしい)に戻ってしまう。いや実際もうこの人に、わたし飽きてるんだよなあ。この人も飽きてるだろう、そうだろう。もっといろんな人格というか性質というかをアクティブにして、その都度下ろして担当してもらうようにすれば、たとえば職場の苦手な対人関係とかも、すごい楽なのでは! 楽になりたい!!!
で、ダンシャリの話ですが、その日をきっかけに「ああもうとにかくわたしはまず部屋を片付けなければならないというか片付けたい、うん、今ならいける気がする」というムードになり、ちょうどその時参加していたオンラインサロンの仲間たちにちょくちょく報告&応援してもらいながら、なんとか走り抜けることができました。これもよかったと思う、禁煙とか運動とか、みんなでやるのもありだよね、それには匿名のゆるいつながりがちょうどいいと思う。
やるからにはまず図書館で一番有名な例のメソッドを読み、なるほどねええええ〜と素直に感心し、なんか彼人の評判は近頃あんまりよくないと後で聞いたのだが、わたしにはふつうにめちゃ参考になったので、だいたいそれにしたがって服、本、紙類小物、思い出の品と順番に片付けていきました。そもそも一人暮らしで引っ越しも7回(数えた)してるので、そこまで膨大ではない、はずなのに…。これがけっこうあるんだなあ、物。
ゴミ収集カレンダーを相棒に、まず旧いiMacを回収してもらい、マットレスをハサミで切って袋に詰め、羽毛布団の空気を掃除機で吸って袋に詰め(翌朝膨らんで袋が破れかけていた汗)、服は元からないので古くなっているものは捨て、食器を捨て雑誌を捨て書類を捨て写真を捨て、本やCDの売れそうなのはディスクユニオンと駿河屋とバリューブックスとブックオフを駆使しました。お世話になりました。
あとは前のアパートと窓のサイズが違うため余ってしまったカーテンの裾を安全ピンでとめていたのを、ハサミでざくざく切ったり。それだけですごいスッキリした。切りっぱなしだけど別に平気っぽい。本当は洗濯したいけど、まだそこまで至っていない。
片付け中は、始める前よりぐっちゃぐちゃの部屋で寝起きしなければならないので、もちろん挫けそうになります。ホコリもすごいので泣きながら(ただ掃除と片付けは一緒にはできないというのもポイント)、でも途中でやめるわけにはいかない。寝不足になりながらどーにかこーにかやり切ったのでした。これはずっとは続けられないテンションであり「片付けは一気に短期間に徹底的にやるべし」、そして一種の躁状態=祭りである説にも、おおいに納得したわけです。
いよいよ終わりが見えてくると、おずおずと、欲しい(また物を増やすのはあぶないと思いつつ、これだけの量を手放したのだから少しくらい買ってもいいだろう、という気持ち)物やレイアウトをこう変えたらいいのでは、などと考える余裕が出てきて、それはすごく楽しかった! 実際、無印の折りたたみ机は押し入れにしまい、空いたスペースにちゃぶ台を移動し、そこにベッドを置くことができた。山善の折り畳める木のやつ、とてもよいよー。
以前はコイルマットに足のついたのを使っていたのだが、引っ越しの時すごい大変で、それからは床に布団で寝ていた。でも、どうしても敷きっぱなしになってしまう。これが非常に、自分にとっては後ろめたさもあり、片付いてない感が出てしまう。でもベッドなら適当に掛布団を直せばよいというのが楽すぎる。そしてちゃぶ台にも基本何も置かないようにして、めでたく「食卓」の誕生である。さらに先日炊飯器が導入されたことにより、鍋が空く、ことにより味噌汁が作れる、さらにその間に洗濯物を干したりできるということで、え、なんか生活じゃん。すごいー。イマココ
一時はレンジもなくてそんなに不便にも感じていなかったのだけど、今のアパートにきた時に、たまにはパンや菓子を焼いたりしたいブームだったのでオーブン付きのバルミューダを思い切って買ったのだった(そういや途中で音が出なくなったよ。たぶん故障。みんなそう?)。やはりレンジも使い始めると便利で、なんで炊飯器もまあ、「ありゃああったでなきゃないで」という物ではあるのだけれど、全然必須とはおもわないが、やはり自炊ハードルが下がった感はある。
そう、片付けをしてまず変わったのは、ごはんを自分の部屋で食べる気になったことだと思う。10月以前はほんとに家で食べる気にならない感じだった、安くてありがたいチェーン店か、台所でパンやコンビニおにぎりを立ち食いとかしてた。大人は好きな時に好きなだけ、食べても食べなくてもいいんだぜ〜と思って。それは実際そうだし、おいしくいただいているので基本平気なんだけど、でも片付けを終えてはじめてこのちゃぶ台でそれらしい食事をした時は、しみじみ感動してしまった。それでこんな、noteとかも書いたりして。
次に片付いた部屋で何をしたいか。スペースができるというのはたしかに心地よいことだ。ぎちぎちだと息苦しいし身動きがとりにくい。
今なら友達も呼べるなあ。なんて、そういう友達はいな…どうだろう。さいきんハマって集めている鉱物、石さんたちと、カメのぬいをなでなでかわいい。去年おととしは映画けっこうみてたけど、なんか全然、映画も見る気にならなくて、なんにもしたくないんだよなあ。U-NEXTのポイントがたまってゆく。失効しそうになるとヅカの配信をみたりしてる。なんか、インド映画?なら見たいかも。ムトゥにするか、ナトゥにするか…。
部屋の本棚はいま残したい本が残っているので落ち着く。でも読書は得意ではない(集中力のなさとか)ので背や表紙を眺めて満足している。いい本なのはわかっているし、これもべつにわるくはない。たまには開く、本はすでに時空を超えている。もっと気楽に、もっと軽く、しぬときは持っていけないし。この部屋で、なんもしてもしなくても DANCE IT FOR YOURSELF! ゆっきゅん、、さいこうすぎてふるえる常に。